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  3. Laravelを武器にする転職戦略――年収・リモート率・求人倍率の全データで読み解く

Laravelを武器にする転職戦略――年収・リモート率・求人倍率の全データで読み解く

PHPフレームワークの中でも「Webアプリケーション開発の事実上の標準」となったLaravel。そのスキルを持つエンジニアの転職市場は、いまどのような状況にあるのでしょうか。

IT人材の転職求人倍率は全職種平均を大きく上回り、厚生労働省の統計では情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.43倍(2025年11月時点)。

そしてLaravelはリモートワークとの親和性が非常に高く、案件全体の91.8%がリモート対応というデータがあります。つまり、Laravelエンジニアは「場所に縛られず、自分の条件で働く」転職を実現しやすいポジションにいるのです。

本記事では、Laravelエンジニアの転職における市場分析、年収相場、リモートワークの実務戦略、そしてキャリアアップの具体的な方法を解説します。

この記事のポイント

・ IT人材の転職求人倍率は10倍超。Laravelエンジニアは「売り手市場」の中でも特に有利な立場にある理由を、政府統計で解説します
・ Laravelエンジニアの年収相場、リモートワーク対応率、求められるスキルセットを実データで整理します
・ 転職活動で「選ばれる側」になるための実践的なステップと、リモートワークでのキャリア戦略を提示します

1.Laravelエンジニアの転職市場――「売り手市場」の実態を数字で読む

Laravelエンジニアの転職市場は、IT人材全体の売り手市場の恩恵を大きく受けています。経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年公表)によれば、2030年には最大約79万人のIT人材が不足すると試算されており、Laravelを含むWebバックエンド開発者の需要は今後も拡大が見込まれます。本記事では、その市場構造を複数の公的データから読み解きます。

まず、IT人材市場全体の状況を確認しましょう。厚生労働省「一般職業紹介状況」(令和7年11月分)によると、「情報処理・通信技術者」の有効求人倍率は1.43倍です。全職種平均の1.18倍で、ITエンジニアが「求められている」状況が数字から確認できます。

さらに、2026年1月時点のITエンジニア(情報処理・通信技術者)の新規有効求人倍率は3.4倍(厚生労働省「一般職業紹介状況」参考統計表)というデータもあります。これは「求職者1人に対して3件以上の新規求人がある」ことを意味します。特にLaravelが得意とするWebバックエンド開発領域は、DX推進やSaaS開発の需要が高まり続けている分野です。

1-1.IT人材需給ギャップの推移と見通し

項目202020252030年(中位推計)
IT人材不足数約30万人約36万人約45万人
IT人材不足数(高位推計)約37万人約79万人
情報処理・通信技術者の有効求人倍率1.43倍(2025年11月)

出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年公表)、厚生労働省「一般職業紹介状況」(令和7年11月分)

このデータが示すのは、「IT人材不足は構造的な問題であり、短期的に解消する見込みはない」ということです。つまり、Laravelエンジニアにとっての「売り手市場」は、一時的なブームではなく、中長期的に続く可能性が高いのです。

では、Laravelエンジニアの年収や働き方の実態はどうなっているのでしょうか。

2.Laravelエンジニアの年収・働き方・業界分布の実態

Laravelエンジニアの年収は、経験年数や担当領域によって幅があります。正社員の場合、求人情報から読み取れる相場はおおむね400万円〜800万円の範囲です。上流工程やマネジメント経験が加わると、1,000万円を超えるポジションも存在します。

2-1.Laravelエンジニアの年収相場(正社員)

経験年数年収相場(下限)年収相場(上限)主な担当範囲
1〜3年350万円500万円実装・テスト
3〜5年450万円700万円詳細設計・レビュー
5年以上600万円1,000万円以上設計・PL・マネジメント

出典:各求人媒体の公開求人情報(2025年10月〜2026年2月掲載分)をもとに編集部作成

Laravelの働き方における大きな特徴は、リモートワークとの親和性の高さです。INSTANTROOM社の調査(2025年7月公表)によると、Laravel案件全体の91.8%がリモート対応(フルリモート34%、一部リモート57.8%)となっています。常駐が求められる案件は8.2%にとどまり、場所に縛られない働き方が定着しています。

2-2.Laravelが活用されている業界

同調査では、Laravel案件の業界分布も明らかになっています。サービス業が3.98%(451件)で最多、次いでWebサービスが3.50%(397件)、ECが2.50%(283件)、医療・福祉が1.31%(148件)、通信が1.07%(121件)と続きます。業務系SaaSやDX推進領域での需要が特に集中しています。

このように、Laravelエンジニアは年収・働き方の両面で有利なポジションにあります。では、その背景にあるLaravel自体の強みとは何でしょうか。

3.なぜLaravelなのか――PHPフレームワークの事実上の標準としての強み

Laravelは2011年にTaylor Otwellによって開発されたPHPのWebアプリケーションフレームワークです。GitHubでのスター獲得数はPHP・ Ruby・Python等のバックエンド系フレームワーク中で最多であり、PHPのWebアプリケーションフレームワークの事実上のデファクトスタンダードとなっています。

2025年9月時点での最新バージョンはLaravel 12です。セキュリティサポートが提供されているのはLaravel 12およびLaravel 11の2バージョンです。

フレームワークの主な特徴として、MVCアーキテクチャ、Eloquent ORMによる直感的なデータベース操作、Artisan CLIによる開発効率化、Bladeテンプレートエンジン、充実した認証・セキュリティ機能が挙げられます。

転職市場においてLaravelが評価される理由は、以下の3点に集約されます。

第一に、エコシステムの充実です。Laravel Forge、Laravel Vapor、Laravel Sailなどのツール群により、サーバー管理からサーバーレスデプロイ、Docker開発環境まで一貫してカバーできます。

第二に、リモートワークとの親和性です。Docker ComposeとLaravel Sailで開発環境の差異を解消し、GitHub ActionsとPestによるCI/CD自動化で、分散チームでも高速なリリースサイクルを維持できます。

第三に、学習リソースの豊富さです。公式ドキュメント、Laracastsの動画チュートリアル、活発なコミュニティにより、継続的なスキルアップが可能です。

こうしたLaravelの強みを踏まえた上で、転職で「選ばれる側」になるには、どのようなスキルを武器にすればよいのでしょうか。

4.Laravel転職で武器になるスキルセットとキャリア戦略

Laravelエンジニアの転職では、「Laravelが書ける」だけでは差別化が困難です。企業が求めているのは、Laravelを軸にした「周辺技術を含む総合的な開発力」です。

4-1.転職で評価されるスキルマップ

カテゴリ具体的なスキル評価が上がる理由
LaravelコアEloquent ORM、Sanctum/Passport認証、Artisan CLI、Blade/LivewireAPI開発やSaaS構築の即戦力と判断される
インフラ・DevOpsDocker/Sail、GitHub Actions、AWS、Laravel VaporリモートチームでのCI/CD自動化を任せられる
フロントエンドVue.js/React、Inertia.js、Tailwind CSSフルスタックとしての価値が高まる
テスト・品質Pest/PHPUnit、Larastan、コードレビュー経験チーム開発での品質担保ができる

厚生労働省が2025年7月に公表した「令和6年(2024年)雇用動向調査結果」によれば、2024年の情報通信業の離職率は10.2%でした。これは全産業平均(14.2%)より4ポイント以上低い数値です。IT業界は他業界と比べて定着率が高く、「よい環境に入れば長く働ける」可能性が高いといえます。

では、Laravelエンジニアがリモートワークで転職を成功させるために、どのような点に注目すればよいのでしょうか。

5.リモートワーク×Laravel転職――場所を選ばない働き方の実現

国土交通省「令和6年度テレワーク人口実態調査」(2025年3月公表)によると、雇用型テレワーカーの割合は全国で24.6%です。コロナ禍以前よりは高い水準を維持しており、特に首都圏では約4割の水準を保っています。男性雇用者の実施率は31.2%、女性は16.9%です。

また、総務省「令和6年通信利用動向調査」によると、テレワークを導入している企業は47.3%です。企業側の制度整備が進み、ハイブリッドワーク(出社とリモートの組み合わせ)が定着しつつあります。

5-1.Laravelエンジニアがリモートワークに強い理由

Laravelは、リモートワークに適した開発環境を整えやすいフレームワークです。Laravel Sailを使えばDockerベースの開発環境をコマンド一つで構築でき、チームメンバー間の環境差異を解消できます。GitHub ActionsとPestによる自動テスト、Laravel Vaporによるサーバーレスデプロイが普及しており、地方在住のエンジニアでも高単価な案件に参画しやすい環境が整っています。

リモートワークでの転職を検討する際に確認したいポイントは、「リモート対応」の内容です。フルリモートなのか、ハイブリッド(週何日出社)なのか。リモートワーク手当や通信環境の補助はあるか。こうした点を事前に確認することで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

では、具体的にどのようなステップで転職活動を進めればよいのでしょうか。

6.Laravelエンジニアの転職活動――5つの実践ステップ

転職活動は「何となく求人を見る」だけでは、自分の市場価値を最大化できません。以下の5ステップで、計画的に進めることをおすすめします。

Step 1:自分のスキルを棚卸しする

Laravelのどのバージョンで開発経験があるか、どの規模のプロジェクトに携わったか、使用した周辺技術(AWS、Docker、Vue.js等)を具体的にリストアップしましょう。「Laravelで何をつくったか」を説明できることが重要です。

Step 2:市場価値を把握する

前述の年収相場表を参考に、自分の経験年数とスキルセットから適正な年収レンジを把握しましょう。「高すぎる希望年収」は機会損失になりますが、「低すぎる希望年収」は自分の価値を下げます。

Step 3:ポートフォリオを整備する

GitHubリポジトリや個人開発のアプリケーションは、スキルの証明になります。特にLaravelでのクリーンアーキテクチャ実装やテストコードの充実度は、採用担当者が注目するポイントです。

Step 4:働き方の優先順位を明確にする

フルリモート、ハイブリッド、フレックスタイムなど、自分が譲れない条件と妥協できる条件を整理しましょう。「リモート対応」と一口にいっても、フルリモートと週数日出社では大きく異なります。

Step 5:複数のチャネルで情報を集める

求人情報は、転職サイトだけでなく、企業の採用ページや技術ブログ、勉強会イベントなども重要な情報源です。

特にLaravelコミュニティは活発であり、勉強会やカンファレンスを通じて企業の雰囲気を知ることができます。リモートワーク対応の求人に特化したサービスも活用すると、効率的に情報を集められます。

7.まとめ――Laravelエンジニアの転職は「戦略」で差がつく

本記事のポイントを整理します。

第一に、IT人材の転職市場は「売り手市場」が続いています。経済産業省の試算では2030年に最大約79万人のIT人材が不足する見込みであり、この傾向は中長期的に続く可能性が高いといえます。

第二に、Laravelエンジニアはその中でも特に有利なポジションにあります。案件の91.8%がリモート対応であり、場所に縛られない働き方を実現しやすいフレームワークです。

第三に、転職の成否は「戦略」で差がつきます。スキルの棚卸し、市場価値の把握、ポートフォリオの整備、働き方の優先順位の明確化、そして複数チャネルでの情報収集。この5つのステップを計画的に進めることで、Laravelを武器にした転職が実現します。

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出典一覧
*1 経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年公表)
*2 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和7年11月分)」
*3 国土交通省「令和6年度テレワーク人口実態調査」(2025年3月公表)
*4 総務省「令和7年版 情報通信白書」
* Laravel公式サイト
* Laravel公式ドキュメント
* INSTANTROOM社「Laravelエンジニア案件2025年最新」(2025年7月公表)

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