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失業給付の待期期間とは?7日間の意味と転職活動の進め方

失業給付の待期期間|手元でできることのイメージ写真

転職の準備を進めるなかで、失業給付の申請の手続きに関わる「待期期間」という言葉を耳にすることがあります。これは申請から給付までの手続きのなかに置かれている、決まった期間を指す言葉です。7日間という長さは決まっているので、いつから数え始めるかが分かれば、最初の振込までの見通しが立ちます。

失業給付の待期期間は受給資格決定日から通算7日間で、この間は基本手当が出ません。

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監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

この記事のポイント

  • 「待期期間」は受給資格決定日から通算7日間で、離職の理由等にかかわらず一律です*2
  • 待期期間のあいだは、書類をそろえたり経歴を書き出したりと、手元で進められることがあります
  • 転職入職率は9.7%です*1。転職を経験する人は一定数おり、この期間の使い方が、そのあとの選考の進み方にも関わってきます

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1. 待期期間は受給資格決定日から通算7日間です

待期期間とは、離職票の提出と求職の申込みを行った日(受給資格決定日)から、失業の状態にあった日が通算して7日間に達するまでの期間です。この7日間は離職の理由等にかかわらず一律で、自己都合でも会社都合でも同じです*2。待期が終わったあと、自己都合退職などの場合はさらに給付制限が続きます。令和7年4月1日以降に離職した方の給付制限は原則1か月です*3。

2. 待期期間中にすることを、窓口と手元で分けます

待期期間中にすることを、窓口と手元で分けます 窓口の手続きに関わること ハローワークの窓口へ離職票を提出すること 申請後に実施される説明会に出席すること ハローワークで求職の申し込みを行うこと 窓口の案内に沿って手続きを進めること 手元で進められること これまでの経歴を紙に書き出しておくこと 応募したい求人の条件を整理しておくこと 面接で話す内容をあらためて整えておくこと 応募先の候補をいくつか絞っておくこと この期間にできることは、窓口の手続きと手元の準備に分かれます

この期間にすることは、大きく2つに分けられます。ひとつはハローワークの窓口が進める手続きに関わること、もうひとつは申請者が手元で進めておけることです。

窓口の手続きに関わることは、離職票の提出や説明会への出席など、失業給付の申請の流れのなかで決まっている進め方です。手続きの進め方や順番は、ハローワークの窓口の案内どおりです。

手元で進められることは、この期間が過ぎたあとの生活や転職活動を見据えて、申請者自身のペースで進められます。窓口の手続きと違い、進める順番も自分で決められます。

窓口の手続きは、申請の流れに沿って進むため、自分の都合で順番を入れ替えることはできません。一方、手元で進められることは、いつ手をつけるかを自分で選べます。

この2つを分けて考えておくと、待たされている時間だけを過ごすのではなく、手元で進められることに目を向けやすくなります。表の右側に並ぶ項目は、いずれも申請の手続きとは別に、自分のタイミングで進められるものです。

待期の7日間は日数で決まっているので、書類の出し方で短くなることはありません*2。早く進むかどうかが分かれるのは、待期のあとに給付制限が付くかどうかです*3。

3. 手元で進められることを並べます

待期期間のあいだに手元で進められることは、ひとつではありません。何を進めておくと、そのあとの選考にどうつながるかを、問い合わせ先と合わせて並べます。

手元でできること・進めておく理由・問い合わせ先

手元でできること進めておく理由問い合わせ先
必要な書類をそろえる申請後に提出を求められた際にすぐ対応できるため前の勤務先
これまでの経歴を書き出す応募のたびに内容を整える手間を減らせるため自分の記録
応募先の候補を絞る書類の準備と並行して次の応募先を検討できるため求人情報
給付制限が付くかどうか待期の7日間は一律だが、そのあとの給付制限は離職理由で変わるためハローワークの窓口

表の4つのうち、書類をそろえることと経歴を書き出すことは、この期間の間に完了させやすい進め方です。応募先の候補を絞ることは、書類の準備と並行して進められます。

「必要な書類をそろえる」は、申請後に提出を求められた際、すぐに対応できるようにするための準備です。前の勤務先に頼んでおくと、あとから慌てずに済みます。

「経歴を書き出す」は、応募のたびに一から内容を整理する手間を減らすための準備です。自分の記録として書き出しておけば、この期間が過ぎたあとの選考でもそのまま使えます。

「応募先の候補を絞る」は、この期間のあいだに求人情報を見比べておく進め方です。応募先を絞っておくと、そのあとの選考にすぐ進めます。

「給付制限が付くか」を最初に置いたのは、待期の7日間のあとに給付制限の1か月が続くかどうかで、最初の振込までの日数が3週間以上変わるためです*3。自分の離職理由がどちらとして扱われるかは、離職票の記載で決まります。

4つの問い合わせ先に共通するのは、判断をする場所ではなく、記載の内容を教えてもらう場所だという点です。どこに聞けばよいかが分かっていると、書類を受け取った時点で慌てずに動けます。

書類を受け取るタイミングは、前の勤務先の手続きの進み具合によって変わります。受け取るまでの間は、次にどの書類が来るかを把握しておくと迷いません。

問い合わせ先が複数あると知っておけば、ひとつの窓口の対応を待つだけでなく、別の先に聞く選択肢も持てます。手元での準備と並行して、問い合わせ先を整理しておくと動きやすくなります。

雇用保険の手続き全体の流れは、別の記事にまとめました。

あわせて読みたい | 雇用保険の手続きと転職活動|窓口と書類の順番

4. 手が空く時間の使い方が、選考の進み方に関わります

失業給付の待期期間は、申請の手続きが進む一方で、申請者自身の時間には余白ができます。この時間をどう使うかが、そのあとの選考の進み方に関わってきます。

手元で経歴を書き出しておくと、応募のたびに内容を考え直す手間が減ります。この期間のうちにまとめておけば、そのあとの選考で同じ作業を繰り返さずに済みます。

応募先の候補を絞っておくことも同じです。この期間が過ぎてから一から求人を探し始めるより、あいだの時間に候補を見比べておくほうが、そのあとの選考に早く進めます。

失業給付の申請に関わる書類の扱いについては、区分ごとに問い合わせ先が決まっています。区分の話は別の記事にまとめました。

手元での準備がひとつも進んでいない状態で選考に進むと、話す内容をその場で考えることになり、時間がかかります。あらかじめ整理しておけば、選考の場でも落ち着いて話せます。事前に紙に書き出しておけば、話す内容に抜けが出ません。

この期間の長さは書類によって変わるため、一概には言えません。失業給付の待期期間は、長さそのものより、その間に何を進めておくかのほうがそのあとの選考に効いてきます。

何も進めずに過ごしても、手続きそのものは同じように進みます。それでも、手元で準備を進めておいたほうが、そのあとの選考にかかる負担は軽いはずです。進める量は人によって違ってよく、少しずつ進める形でも構いません。

あわせて読みたい | 失業給付の自己都合と会社都合の違い|離職票のどこに書いてあるか

5. 手元での進め方を4段階でたどります

手元での進め方を4段階でたどります 1 窓口で確認 離職票を出して求職の申込みをした日から数えます 2 書類を整える 必要な書類を手元にそろえます 3 経歴を書く これまでの経歴を紙に書き出します 4 応募先を絞る 応募したい求人の候補を絞ります この順番は、この期間のあいだに進める目安です

4段階の最初に置いているのは、求職の申込みをする段階です。待期の7日間はこの申込みをした日から数え始めるので*2、申込みが遅れるとそのぶん全体が後ろへずれます。

書類を整える段階と経歴を書く段階は、どちらもこの期間のうちに手元で完了させやすい作業です。順番を入れ替えても進め方自体は変わりません。

最後の応募先を絞る段階まで進めておくと、この期間が過ぎたあとにすぐ選考へ進めます。4段階を順にたどる速さは人によって異なるため、無理に急ぐ必要はありません。

段階を踏む順番に厳密な決まりはありませんが、窓口で確認する段階を最初に置いておくと、残りの段階を進める見通しが立てやすくなります。

6. 手元で整えておく3つの準備を挙げます

待期期間のあいだに整えておくとよい準備を3つ挙げます。どれも失業給付の手続きとは別に、手元で進められるものです。

手元で整えておく3つの準備

  • 必要な書類:離職票などの書類をひとまとめにしておきます
  • 経歴の整理:これまでの経歴を紙に書き出しておきます
  • 応募先の候補:気になる求人をいくつか絞っておきます

「必要な書類」は、離職票など、この期間のうちに受け取る書類をひとまとめにしておく準備です。手元にそろえておくと、あとから探す手間が減ります。

「経歴の整理」は、これまでの経歴を紙に書き出しておく準備です。この期間のうちにまとめておくと、そのあとの選考にそのまま使えます。

「応募先の候補」は、気になる求人をいくつか絞っておく準備です。この期間のうちに候補を見ておくと、そのあとの選考に進みやすくなります。

3つの準備はいずれも、失業給付の申請とは別に、自分のペースで進められるものです。急いで終わらせる必要はなく、この期間のうちに少しずつ整えておく形で構いません。

3つのうち、どれを先に進めるかは人によって異なります。手元にある書類の状況に合わせて、進めやすいものから始められます。

3つの準備を進めておくと、この期間が終わったあとに書類の到着を待つだけの時間が減ります。準備の分だけ、次の一歩に早く移れます。手元での作業は、思いついたときに少しずつ進めても差し支えありません。

選考そのものが長引く場面については、別の記事で扱っています。

あわせて読みたい | 選考が長引くとき|待つ間にできること

7. よくある質問(Q&A)

Q1. 待期期間とは何を指す言葉ですか。

A. 失業給付の申請をしてから、給付が始まるまでの間に置かれている、決まった期間を指す言葉です。離職理由の記載は離職票に書かれており、内容に納得できないときはハローワークへ申し出ます。書類を受け取る前は、期間の扱いそのものを確認する手段がありません。

Q2. 待期期間のあいだに転職活動を進めてもよいですか。

A. この期間の過ごし方について、書類の準備や経歴の整理など、手元でできることがあります。手続きに関わる点は、ハローワークの窓口が案内してくれます。何をどこまで進めるかは、手元にある書類の状況しだいです。

Q3. この期間の扱いは、誰にでも同じですか。

A. 待期の7日間は、離職の理由等にかかわらず一律に適用されます*2。自己都合でも会社都合でも同じ長さです。人によって変わるのは待期そのものではなく、そのあとに給付制限が付くかどうかで、令和7年4月1日以降の離職では原則1か月です*3。

Q4. この期間についての疑問は、どこに聞けばよいですか。

A. 待期の7日間そのものは法令で決まっているため、窓口でも変わりません*2。窓口で聞く意味があるのは、自分の離職理由がどちらとして扱われるかです。ここでは言葉の意味と、その間に手元でできることまでを扱っています。扱いや期間についての判断は、ここでは行いません。

8. まとめ:待期は受給資格決定日から通算7日間です

この記事の要点

  • 待期期間とは、失業給付の申請をしてから給付が始まるまでの間に置かれている、決まった期間を指す言葉です
  • 待期は受給資格決定日から通算7日間で、離職の理由等にかかわらず一律です*2
  • 待期期間のあいだには、書類をそろえる・経歴を書き出す・応募先を絞るなど、手元で進められることがあります
  • 手が空く時間の使い方は、そのあとの選考の進み方にも関わってきます
  • 転職入職率は9.7%です*1。転職を経験する人は一定数おり、この期間の使い方も選考の準備の一部になります

この期間は、受給資格決定日から通算して7日間で、離職の理由等にかかわらず一律です*2。待期のあとに給付制限が付くかどうかは離職理由で変わり、令和7年4月1日以降の離職では原則1か月です*3。この期間のあいだは、書類をそろえたり経歴を書き出したりと、手元で進められることがあります。転職の準備を進める際に、こうした準備と並行して求人を探しておく方法もあります。

待期は受給資格決定日から通算7日間。離職の理由等にかかわらず一律です

Relasic(株式会社LASSIC運営)は、リモートワーク対応の正社員求人に特化した転職支援サービスです。フルリモートからハイブリッドまで、居住地を問わない求人を専任エージェントが厳選してご紹介します。この期間の扱いについても、書類をそろえながら、専任エージェントに相談して進められます。

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※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。

出典・参考情報

*1 厚生労働省 雇用動向調査
*2 ハローワークインターネットサービス よくあるご質問(雇用保険について)
*3 厚生労働省 給付制限期間が2か月から1か月に変わります

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