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人気の福利厚生ランキングと転職での選び方【2026年】 法定福利・法定外福利の違い、年収換算での実質価値を解説

人気の福利厚生ランキングと転職での選び方

転職先を選ぶとき、最初に目が向くのは年収だと思います。でも、年収の数字だけを追っていると、見落とすものがあります。月に8,000円を超える法定外福利厚生費*1、住宅手当で実質的に埋まる家賃の差、リモートワーク手当が生む通勤コストゼロの現実。福利厚生は、給与明細には現れない報酬です。転職を考えている方に、その本質から伝えていきます。

✅ この記事のポイント

  • 福利厚生の「法的な定義」と、転職に関わる法定外福利の全体像がわかります
  • 厚生労働省のデータをもとに、企業が実際に整備している人気福利厚生の実態がわかります
  • 年収換算・リモートワーク手当の価値を含め、転職時に福利厚生を正しく比較する方法がわかります
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📋 目次

1. 福利厚生とは何か——法律上の定義と基本分類

 1-1. 法的根拠:労働基準法・健康保険法が定めること

 1-2. 法定福利と法定外福利の違い

 1-3. 法定福利の種類——企業が必ず整備する義務

2. 人気の福利厚生ランキング——従業員が求めるものと企業の実施状況

 2-1. 従業員視点の人気TOP項目(編集部調べ)

 2-2. 企業規模別の実施状況(厚労省データ)

3. 年収換算で考える福利厚生の「実質価値」

 3-1. 法定外福利厚生費の平均額と年収換算

 3-2. 住宅手当・リモートワーク手当の年間換算

4. 注目のトレンド福利厚生2025〜2026年

 4-1. リモートワーク・テレワーク環境整備

 4-2. 健康経営・ウェルネス関連

5. 転職で福利厚生を正しく比較するポイント

 5-1. 求人票の正しい読み方

 5-2. 面接・内定後に確認すべき項目

6. まとめ:福利厚生は「年収の外側にある報酬」

7. よくある質問(FAQ)

1. 福利厚生とは何か——法律上の定義と基本分類

福利厚生とは、企業が従業員とその家族の生活向上や健康増進を目的として提供する、賃金以外の報酬・サービスの総称です。法律上の義務に基づく「法定福利」と、企業が任意で設ける「法定外福利」の2種類に分類されます。厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」によると、労働者1人1月あたりの法定外福利厚生費は8,437円に達しており*1、年間換算で10万円を超える規模になります。転職時に福利厚生を正しく評価することは、実質的な処遇の比較に直結します。

1-1. 法的根拠:労働基準法・健康保険法が定めること

「福利厚生」という言葉は、労働基準法に直接定義された法律用語ではありません。しかし、労働契約や就業規則のなかで「賃金以外の待遇」として位置づけられ、健康保険法・厚生年金保険法・雇用保険法・労働者災害補償保険法・介護保険法の5つの社会保険法令によって、企業が負担すべき「法定福利費」の範囲が定められています*2

厚生労働省は福利厚生について「賃金以外の形で労働者に提供される経済的利益」と整理しており、企業の人件費構造のなかでは「現金給与以外の労働費用」として統計計上されています。労働条件の比較・検討にあたっては、現金給与だけでなくこの部分を含めた「総報酬」で考えることが、厚労省の指針でも推奨されています*3

1-2. 法定福利と法定外福利の違い

転職で「人気の福利厚生が充実している」と言われる場合、その中身は法定福利と法定外福利の2層で成り立っています。以下の表で整理します。

分類定義企業の義務主な例
法定福利法律によって整備が義務付けられた福利厚生必須(未加入は違法)健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険、介護保険(40歳以上)
法定外福利企業が任意で設ける福利厚生任意(就業規則に記載すれば労働契約上の義務となる)住宅手当、交通費、食事補助、リモートワーク手当、資格取得支援、育児支援 等

上表は、厚生労働省「就労条件総合調査」の費用分類をもとに編集部が整理したものです。法定福利は健康保険法等5法令に基づく制度であり、すべての企業が加入義務を負います。法定外福利は企業ごとに内容・水準が異なるため、転職時に特に比較すべき項目となります。就業規則への記載がある場合は労働契約上の義務となる点も覚えておきましょう。

1-3. 法定福利の種類——企業が必ず整備する義務

法定福利として企業が必ず加入・拠出しなければならない社会保険は、以下の5種類です。これらは転職先が正社員雇用である限り、すべての企業に適用されます。

  • 健康保険:業務外の病気・怪我・出産時の医療費・傷病手当金を保障。保険料は原則、企業と従業員が折半負担(健康保険法)*2
  • 厚生年金保険:老齢・障害・遺族への年金給付。保険料は原則折半(厚生年金保険法)*2
  • 雇用保険:失業給付・育児休業給付・介護休業給付等を保障。保険料は企業負担割合がやや高い(雇用保険法)*2
  • 労働者災害補償保険(労災保険):業務上・通勤途上の災害を保障。保険料は全額企業負担(労働者災害補償保険法)*2
  • 介護保険:40歳以上の従業員が対象。介護サービス費用の一部を保障。保険料は原則折半(介護保険法)*2

正社員として転職する場合、これらの社会保険への加入は当然のことと考えがちです。ただし、加入状況は求人票・面接時に必ず確認してください。厚生労働省の求人票ガイドラインでは、雇用形態・保険加入の有無は明記が求められています*3。法定福利の基本が確認できたところで、次に転職時に本当に差がつく「法定外福利」の人気項目を見ていきましょう。

2. 人気の福利厚生ランキング——従業員が求めるものと企業の実施状況

年収500万円の求人が2社あったとします。片方は住宅手当月3万円・リモートワーク手当月1万円あり、もう片方は手当なし。年収の数字は同じでも、前者は年間48万円分の上乗せがあります。法定外福利は、給与明細に現れない報酬です。

2-1. 従業員視点の人気TOP項目(編集部調べ)

転職市場における求職者・在職者を対象とした複数の調査(編集部調べ)を分析すると、法定外福利厚生の人気上位項目は以下のとおりです。年齢層や家族構成によって優先順位は変わりますが、「生活コストに直接影響するもの」が上位に集中する傾向があります。

順位福利厚生の種類特に重視する層ポイント
1位住宅手当・家賃補助20〜40代全般月1万〜5万円の支給で実質年収を底上げ。家賃相場の高い都市部ほど差が大きい
2位リモートワーク・在宅勤務制度全年齢層(特に子育て世代)通勤コスト・時間の削減。居住地の選択肢が広がる。2020年以降、急速に重要度が上昇
3位退職金・企業年金制度30〜50代長期勤続インセンティブ。確定拠出年金(企業版iDeCo)は節税効果も
4位健康診断(法定以上)全年齢層法定(年1回)を超えるオプション検査・人間ドック補助が人気
5位育児・介護支援30〜40代、介護世代育休・時短勤務の取得しやすさ。保育費補助・ベビーシッター補助など
6位食事補助・社員食堂独身・若手月数千円〜1万円規模の実質補助。テレワーク拡大で「宅食サービス補助」に形を変えつつある
7位資格取得・自己啓発支援20〜30代受験費・テキスト費用の補助。スキルアップと市場価値向上を兼ねる
8位慶弔見舞金・慶弔休暇全年齢層結婚・出産・弔事時の金銭支援と休暇。法律には規定がなく、企業間の差が大きい
9位交通費全額支給通勤者全般法律上の義務はなく、上限設定のある企業も多い。全額支給は生活費節約に直結
10位フィットネス・健康増進支援健康意識の高い層スポーツクラブ補助・オンラインフィットネス利用支援が増加

上表は編集部が複数の求職者・在職者向け調査を分析・整理したものです(編集部調べ)。順位は求職者の重視度をもとに設定しており、企業の導入率ランキングとは異なる場合があります。特に2位のリモートワーク制度は、2020年以降に急速に重要度が上昇しており、IT・事務系職種を中心に転職の決め手となるケースが増えています。

2-2. 企業規模別の実施状況(厚労省データ)

厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」*1によると、法定外福利厚生費(企業負担分)の実施状況は企業規模によって大きく差があります。

企業規模(常用労働者数)法定外福利厚生費(1人1月平均)うち住居関連費用うち医療・健康費用
1,000人以上約16,000円約7,000円約2,000円
300〜999人約9,000円約3,500円約1,500円
100〜299人約6,000円約2,000円約1,200円
30〜99人約4,500円約1,500円約900円
全規模平均約8,437円約3,200円約1,400円

出典:厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」(2023年公表)をもとに編集部が概算値で整理。数値はいずれも概算であり、公表データの詳細は出典元でご確認ください。1,000人以上の大企業と30〜99人規模の中小企業では、法定外福利厚生費に約3.5倍の差があります。転職時に「同じ年収」に見えても、企業規模によって実質的な報酬に大きな差が生じることを意味します。

企業規模による格差が明らかになりました。では、この差は実際にいくらの価値を持つのでしょうか。次に年収換算で見ていきます。

3. 年収換算で考える福利厚生の「実質価値」

月8,437円の差は、年間で101,244円。10年で100万円を超えます。年収の数字には現れない報酬が、静かに積み上がっています。

3-1. 法定外福利厚生費の平均額と年収換算

厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」*1によると、労働者1人1月あたりの法定外福利厚生費の全規模平均は約8,437円です。これは企業が「現金給与以外」の形で支出している金額の平均値であり、従業員にとっては給与明細に載らない報酬に相当します。

換算期間全規模平均(月8,437円)大企業水準(月16,000円)差額(大企業−全平均)
1ヶ月8,437円16,000円+7,563円
1年(12ヶ月)101,244円192,000円+90,756円
5年(60ヶ月)506,220円960,000円+453,780円
10年(120ヶ月)1,012,440円1,920,000円+907,560円

上表は厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」の概算値をもとに編集部が算出したシミュレーションです。「全規模平均」は全企業の法定外福利厚生費の平均、「大企業水準」は1,000人以上規模の概算値です。税金・社会保険料の考慮はしていません。10年勤続すると、企業規模の差だけで実質的な報酬に90万円以上の開きが生まれることがわかります。

3-2. 住宅手当・リモートワーク手当の年間換算

個別の手当で特に金額の差が大きいのは「住宅手当」と「リモートワーク手当」です。これらは企業ごとに金額・条件がさまざまで、転職条件の比較において最も重要な項目のひとつです。

  • 住宅手当の例:月2万円支給の場合、年間24万円。月5万円の場合、年間60万円に相当します。都市部に住む場合、家賃の一部が補填されることで生活コストが大きく変わります。
  • リモートワーク手当の例:フルリモートで月1万円の在宅勤務手当がある場合、年間12万円。加えて通勤定期代(月1万〜2万円規模)が不要になるケースも多く、実質的な節約効果は年間24万円を超えることもあります。
  • 食事補助の例:昼食補助として日500円支給の場合、年間(営業日換算230日)で約11万5,000円相当の補助になります。

「年収400万円の求人A」と「年収380万円の求人B(住宅手当月3万円あり)」を比べると、年換算で求人Bのほうが16万円上回ります。年収の数字だけを比較することは、選択を誤るリスクを含んでいます。

福利厚生の充実が転職における実質年収の差に直結することを示すイメージ

4. 注目のトレンド福利厚生2025〜2026年

福利厚生の中身は、働き方の変化とともに変わります。2020年以降に加速したリモートワーク普及は、福利厚生の「ニューノーマル」を作りました。転職市場においても、新設・拡充された福利厚生の存在が、求職者の企業選択に大きく影響しています。

4-1. リモートワーク・テレワーク環境整備

テレリモ総研(株式会社LASSIC運営)の調査*4によると、テレワーク実施者が働く環境整備として重視する項目の上位には「通信費・電気代補助」「機器・備品の支給」が入っており、在宅勤務に付随する費用負担を企業がどこまでカバーするかが、リモートワーク希望者の転職判断に影響しています。

リモートワーク関連の代表的な福利厚生項目

  • 在宅勤務手当(テレワーク手当):通信費・光熱費の補填として月額数千〜1万円規模で支給する企業が増加。国税庁の通達により、月額4,000円を限度として所得税が非課税となるルールがあります(2020年の改正以降)。
  • PC・モニター等機器の貸与・支給:自宅でのテレワーク環境構築費用を会社が負担。初期投資を個人が負担しないことで、入社ハードルを下げる効果もあります。
  • コワーキングスペース利用補助:自宅以外での作業環境確保を支援。複数の会員制コワーキングサービスとの法人契約を設ける企業も増えています。
  • 帰省・移動費補助:フルリモートで地方在住・二拠点生活をする従業員向けに、年数回の出社交通費を全額支給する制度を整備する企業があります。

4-2. 健康経営・ウェルネス関連

経済産業省が推進する「健康経営優良法人」認定制度*5の取得企業が増加するなか、従業員の健康増進を福利厚生として体系化する企業が増えています。

カテゴリ具体的な制度例背景・ポイント
医療・健診拡充人間ドック費用補助、がん検診補助、歯科定期検診補助法定健康診断(年1回)を超える検査項目を企業が費用負担。特に40代以降に評価が高い
メンタルヘルスEAP(従業員支援プログラム)、オンラインカウンセリング補助リモートワーク普及に伴い孤立感・ストレス対策として導入企業が増加
フィットネス・運動スポーツクラブ法人会員、オンラインフィットネス利用補助運動習慣化支援。月額数百〜数千円の個人負担で利用可能にする仕組みが主流
睡眠・休暇アニバーサリー休暇、バースデー休暇、リフレッシュ休暇法定有給休暇とは別に取得できる特別休暇。取得率が高い企業ほど離職率が低い傾向

上表は経済産業省「健康経営優良法人認定制度」関連の公開資料および各企業の公式採用情報をもとに編集部が整理したものです。健康経営優良法人の認定取得企業では、こうした健康関連福利厚生の導入率が高い傾向があります。認定企業一覧は経済産業省の公式サイト(https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_keiei.html)で確認できます。

トレンドを押さえたところで、実際の転職活動でこれらをどう活用するかに移りましょう。

5. 転職で福利厚生を正しく比較するポイント

求人票に「福利厚生充実」と書かれていても、その内容は企業ごとに大きく異なります。「充実」という言葉は主観であり、基準がありません。転職活動で損をしないためには、具体的な項目と金額を確認する習慣が必要です。

5-1. 求人票の正しい読み方

求人票の福利厚生欄を読む際に確認すべきポイントを整理します。

  • 「各種社会保険完備」は最低条件を指す:健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険の4保険(+介護保険)は法律上の義務です。「完備」はゼロベースの達成であり、それ以上の法定外福利の有無を別途確認する必要があります。
  • 手当の「金額・上限・条件」を確認する:「住宅手当あり」と記載されていても、支給金額・支給対象(独身者のみか、持家は対象外かなど)・上限額が明記されていない場合は、面接時に質問が必要です。
  • リモートワーク制度の「頻度・条件」を確認する:「リモートワーク可」と記載がある場合でも、週何日が上限か、職種・部署・入社後の期間による制限があるかを確認してください。
  • 就業規則・福利厚生規程の開示を求める:内定後、就業規則や福利厚生規程の開示を求めることは正当な権利です。入社後に「聞いていた内容と違う」とならないよう、書面での確認を習慣にしてください。

5-2. 面接・内定後に確認すべき項目

以下の項目は、求人票だけでは把握しにくい情報です。面接や内定後の条件確認のタイミングで、率直に質問することをお勧めします。

確認項目質問の切り口なぜ重要か
住宅手当の支給条件「支給金額の上限と、支給対象外になるケースを教えていただけますか」独身・既婚・持家の別で受給できないケースがある
リモートワークの実態「現在のチームで、週に何日リモートワークを実施していますか」制度上は可能でも、現場文化として出社が慣例の企業もある
育休・産休の取得実績「男性育休の取得率や取得日数の実績を教えていただけますか」制度の有無より「実際に取れるか」が重要。実績がゼロの場合は要注意
退職金制度の内容「退職金は確定給付型・確定拠出型のどちらですか。計算方式を教えてください」退職金の有無と計算方式で、長期的な受取額が大きく変わる
福利厚生の変更履歴「過去3〜5年で廃止・縮小された福利厚生がありますか」入社後に手当が廃止されるリスクを事前に把握する

上表は求職者が面接・内定後に確認すべき実務的なチェックポイントを編集部が整理したものです。厚生労働省の「モデル労働条件明示書」では、就業場所・業務内容・賃金に加えて「諸手当の額と計算方法」の明示が求められています(労働基準法第15条)。転職時に書面での確認を求めることは労働者の正当な権利であり、企業には明示の義務があります。

6. まとめ:福利厚生は「年収の外側にある報酬」

  • 福利厚生は、法律で義務付けられた「法定福利」と企業が任意で設ける「法定外福利」の2種類に分類されます。転職で差がつくのは、主に法定外福利の内容・水準です。
  • 厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」によると、法定外福利厚生費の全規模平均は労働者1人1月あたり約8,437円。大企業(1,000人以上)では約16,000円と、企業規模による格差は約2倍に達します。
  • 住宅手当・リモートワーク手当など金額の大きな手当は、年収換算で数十万〜100万円規模の差になり得ます。求人票の「年収」だけでなく、実質報酬を含めた比較が重要です。
  • 2025〜2026年のトレンドは「リモートワーク関連の整備(テレワーク手当・機器貸与・コワーキング補助)」と「健康経営・メンタルヘルス支援」の2軸です。
  • 求人票の「福利厚生充実」という表現は主観的な記載です。金額・条件・実績を具体的に確認することが、転職後のミスマッチを防ぐ最短の方法です。

福利厚生の全体像が見えたなら、次のステップは「実際に条件のいい求人を探す」ことです。リモートワーク制度が整った正社員求人であれば、住む場所を選ばずに働く選択肢も現実になります。

7. よくある質問(FAQ)

Q1. 福利厚生は法律で最低限の基準が定められていますか?

法定福利(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険・介護保険)については、法律によって加入・拠出が義務付けられています。一方、住宅手当・食事補助・リモートワーク手当などの法定外福利は企業の任意であり、法律上の最低基準はありません。ただし、就業規則に定めた場合は労働契約上の義務となり、一方的な廃止は原則できません(労働基準法第89条)。

Q2. 非課税になる福利厚生はありますか?

はい。例えば、通勤交通費(月額15万円以内)、食事補助(一定条件下)、在宅勤務手当(月4,000円以内)などは所得税が非課税となるケースがあります。詳細は国税庁の公式サイト(https://www.nta.go.jp)または最寄りの税務署にご確認ください*6。非課税の福利厚生は実質的な手取り増加につながるため、転職時に特に注目する価値があります。

Q3. 中小企業でも福利厚生が充実している企業はありますか?

あります。リモートワーク関連の福利厚生(テレワーク手当・機器貸与)は規模を問わず導入しやすいため、中小企業でも整備が進んでいます。また、従業員数が少ない分、個々の事情に合わせた柔軟な対応(特別休暇・育児支援)を実施している企業もあります。求人票の記載だけでなく、面接や口コミ情報で実態を確認することをお勧めします。

Q4. 転職時に福利厚生の条件を書面で確認できますか?

できます。労働基準法第15条に基づき、企業は採用時に「賃金・勤務場所・業務内容」などの労働条件を書面(または電子的方法)で明示する義務があります。手当の金額・支給条件については「労働条件通知書」への明記を求めることができます*3。入社前に書面で確認することが、入社後のトラブルを防ぐ最善の方法です。

Q5. リモートワークが福利厚生として整備されている企業の見分け方は?

求人票の「業務内容・勤務形態」欄にリモートワーク・在宅勤務の可否が明記されているか確認してください。また、週あたりのリモート日数・出社頻度の目安・対象職種・入社後の適用タイミングを面接時に確認することが重要です。制度の有無だけでなく「実際の運用実態」を確認することで、入社後のギャップを防げます。

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出典・参考情報

*1 厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」(2023年公表)
*2 e-Gov法令検索「健康保険法」「厚生年金保険法」「雇用保険法」「労働者災害補償保険法」「介護保険法」
*3 厚生労働省「モデル労働条件明示書・労働基準法第15条に関する情報」
*4 テレリモ総研(株式会社LASSIC運営)各種調査レポート
*5 経済産業省「健康経営優良法人認定制度」
*6 国税庁「給与所得の範囲と非課税規定」

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