クラウドエンジニアはリモートで働ける?仕事内容から求人の探し方まで徹底解説

近年、IT業界を中心にリモートワークが普及し、クラウドエンジニアも在宅勤務がしやすい職種として注目を集めています。
本記事では、クラウドエンジニアの仕事内容やリモートワークに向いている理由、必要なスキル、求人の探し方までを解説。未経験から目指す方法や注意点も紹介し、理想の働き方を実現するための情報を見ていきましょう。
リモートワークの現状とIT業界の変化
働き方改革や新型コロナウイルスの影響を受けて、日本の労働環境は大きく変化しました。中でもリモートワークは、多くの企業が積極的に取り入れている新しい働き方として定着しつつあります。
特にIT業界では、クラウド環境やオンラインツールの発達により、場所に縛られない働き方が可能となり、高い水準でのテレワーク導入が進んでいます。
テレワークを導入している企業の割合は47.3%
総務省が発表した「令和6年 通信利用動向調査」によると、日本企業全体のうち47.3%がテレワークを導入していることが明らかになっています。これは、全業種を対象とした平均値であり、全国的にリモート勤務が広がっていることを示すデータです。テレワークの導入は、都市部だけでなく地方の企業にも浸透しつつあり、働き方の柔軟性が社会全体で求められていることがうかがえます。
出典元:総務省「令和6年 通信利用動向調査」
IT業界のテレワーク導入率は他業界と比較しても高水準
全体で約半数の企業がテレワークを実施している中、IT業界ではさらに高い導入率を誇ります。
システム開発やインフラ構築など、業務の多くがパソコンとインターネット環境さえあれば実施可能なため、場所に依存しない働き方が現実のものとなっています。また、VPNやクラウド環境の整備によりセキュリティ面でも安心して作業ができるため、企業側もリモートワークに前向きなのでしょう。
クラウドエンジニアとは?仕事内容と役割

クラウド技術の普及により、企業のITインフラは従来のオンプレミスからクラウド環境へと急速に移行しています。こうした流れの中で、クラウドの設計・構築・運用を専門とするクラウドエンジニアの需要が高まっています。業務の多くがオンライン上で完結するため、リモートワークとの相性が良いことも特徴です。
ここでは、クラウドエンジニアの定義や具体的な業務内容、リモート対応の可否について整理しましょう。
クラウドエンジニアの定義
クラウドエンジニアとは、AWSやGCP、Microsoft Azureといったクラウドサービスを活用して、サーバーやネットワーク、ストレージなどのITインフラを設計・構築・運用するエンジニアを指します。
従来のインフラエンジニアと異なり、物理的な機器に触れる機会が少なく、仮想環境上で作業が完結するのが特徴です。クラウドの特性を理解し、柔軟かつセキュアな環境を構築できる技術力が求められます。
主な業務
クラウドエンジニアの業務は多岐にわたりますが、基本的には設計から運用・保守までインフラ全体をカバーする役割を担います。
以下の表に代表的な業務をまとめました。
| 業務カテゴリ | 内容例 |
| 設計・構築 | クラウド環境のネットワーク設計、仮想サーバー構築など |
| セキュリティ管理 | IAM設定、ファイアウォール、アクセス制御の設計・運用 |
| 自動化・スクリプト | TerraformやAnsibleによるIaC構築、CI/CDパイプラインの整備 |
| 監視・保守 | DatadogやCloudWatchを使ったリソース監視、障害対応 |
| コスト管理 | 利用状況の最適化、請求のモニタリングと分析 |
業務は多くがクラウド上で完結するため、物理的な現場に行く必要がなく、遠隔操作による対応が可能です。特にセキュリティや自動化のスキルがあると、より効率的に作業を進めることができるでしょう。
在宅で対応可能な業務・そうでない業務の違い
クラウドエンジニアの業務は、リモート対応に向いているものが多い一方で、一部の業務には現場対応が必要な場合もあります。
以下に在宅で対応しやすい業務と、そうでない業務を整理しました。
| 在宅対応可能な業務 | 現地対応が必要となる可能性がある業務 |
| クラウド環境の設計・構築 | オンプレミス機器との連携・設置作業 |
| セキュリティポリシーの設計・設定 | 企業独自システムの設定変更(社内ネットワーク限定) |
| モニタリング設定、アラートの対応 | セキュリティポリシー上リモート不可の保守作業 |
| Terraformなどによる構成自動化 | 初期構築時の現場立ち会い(必要な場合のみ) |
| 技術的ドキュメントの作成・共有 | 機密性の高い環境での対応(セキュアルーム等) |
多くの業務はインターネット接続とセキュアなVPN環境があれば自宅から対応可能ですが、一部の企業ではセキュリティポリシーの都合上、現地での作業を求められるケースもあります。特にハイブリッド構成を採用している企業では、オンプレミスとの連携が発生することがあるため、事前に業務内容を確認しておくことが重要です。
クラウドエンジニアがリモートワークしやすい理由

クラウドエンジニアは、数あるIT職種の中でも特にリモートワークと相性が良いとされています。その背景には、業務の多くがオンライン環境で完結できる点や、技術的な進歩によって物理環境への依存が減ってきたことがあります。
ここでは、クラウドエンジニアがリモートで働きやすい理由を3つに分けてみていきましょう。
【理由①】業務がクラウド上で完結するため物理環境へのアクセス不要
クラウドエンジニアの業務は、物理サーバーやネットワーク機器を扱うことがほとんどなく、AWSやGCP、Azureなどのクラウドプラットフォーム上で完結します。
インターネット環境さえあれば、どこからでもサーバーの構築や設定変更、リソースの管理が可能です。これにより、従来のようにデータセンターやオフィスに常駐する必要がなくなり、自宅からでも効率よく業務を行うことができます。
【理由②】専用VPNやセキュリティ設定で遠隔操作が可能
企業では、外部からのアクセスに対して厳重なセキュリティ対策を講じており、多くの場合は専用のVPN接続やアクセス制御により、安全なリモート環境が構築されています。
そのため、クラウドエンジニアは社内ネットワークに安全にアクセスし、業務データを取り扱うことが可能です。また、ゼロトラスト型のセキュリティ運用が普及しつつあることで、より柔軟かつ安全な働き方が実現しています。
【理由③】インフラ自動化や監視ツールの普及で遠隔管理体制が整備
TerraformやAnsibleといったインフラ構成の自動化ツール、ZabbixやDatadogなどの監視ツールが普及したことで、インフラ運用や障害対応も遠隔で完結できるようになりました。作業効率の向上だけでなく、人的ミスの削減やトラブル時の迅速な対応も可能となっています。
チームでの進捗共有やアラート対応もオンラインで完結できるため、出社せずに安定したシステム運用が行える体制が整っています。
リモートワークで働くクラウドエンジニアに必要なスキル

クラウドエンジニアがリモート環境で活躍するためには、専門的な技術力に加えて、在宅勤務に適した働き方のスキルも求められます。単にクラウドサービスを扱えるだけでなく、チームと円滑に連携し、自律的に業務を遂行できることが重要です。
ここでは、リモートワークに適応するために必要な技術スキルとソフトスキルをそれぞれ紹介します。
技術スキル
クラウドエンジニアがリモート環境で円滑に業務を進めるためには、幅広い技術スキルが求められます。特にクラウドインフラの構築や運用、セキュリティ対策などは、遠隔作業であっても確実に対応できることが求められます。
ここでは、リモートで働くうえで習得しておきたい6つの代表的なスキルを見ていきましょう。
【技術スキル①】AWS/GCP/Azure
3大クラウドサービスであるAWS、GCP、Azureは、インフラ構築の基盤として最も多く使われています。リモート環境での作業はこれらのサービスを通じて行うことが多く、基本的な操作からアーキテクチャ設計まで幅広く扱えることが求められます。
| クラウドサービス | 特徴 | 主な利用目的 |
| AWS | 世界最大のシェア、豊富なサービス群 | Webサービス、業務システム全般 |
| GCP | Google製、機械学習に強み | データ分析、AI開発、スタートアップ系 |
| Azure | Microsoft連携に優れる | 企業システム、Windows系との親和性 |
どのサービスも継続的な学習が必要ですが、まずは1つに絞って深く学ぶのが効果的でしょう。
【技術スキル②】Terraform
Terraformは、クラウドインフラの構成をコードで管理する「Infrastructure as Code(IaC)」の代表的なツールです。インフラ構築を自動化し、再現性の高い環境を保つことができます。
主なポイントは以下の通りです。
- クラウド環境の構築・変更をコードで管理できる
- 複数のクラウドサービスに対応しており、環境間の共通化が可能
- コードのバージョン管理によって構成変更の履歴を追いやすい
リモートワークでは作業者が分散しているため、コードで明確に構成を残せる点が大きな強みになります。
【技術スキル③】Ansible
Ansibleは、サーバーの構成やミドルウェアの設定などを自動化するツールです。シンプルな記述で扱いやすく、リモートでの環境構築やメンテナンス作業に非常に役立ちます。
Ansibleの利点は次の通りです。
- YAML形式で記述するため学習コストが低い
- SSHを使ってエージェントレスで操作可能
- 再現性の高い構成管理が実現できる
人的なミスを減らし、複数の環境を一貫して管理できる点は、特に在宅勤務においてのメリットです。
【技術スキル④】Docker
Dockerは、アプリケーションの実行環境をコンテナとしてパッケージ化する技術です。動作環境の差異を最小限に抑えることができ、開発から本番まで一貫した動作を保証できます。
主な活用ポイントは以下の通りです。
- コンテナ化により、どこでも同じ環境でアプリが動作する
- 環境構築が高速で、立ち上げも簡単
- 複数プロジェクト間での環境の切り替えもスムーズ
リモートではローカル環境の整備が鍵になるため、Dockerの導入によって作業効率を大きく向上させることができます。
【技術スキル⑤】VPN設定
VPN(Virtual Private Network)は、社外から社内ネットワークへ安全に接続するための技術です。リモートワークではVPN接続を通じて、企業内のシステムやリソースにアクセスするケースが多くあります。
理解しておきたいポイントは次の通りです。
- VPNの接続方式(L2TP/IPsec、OpenVPN など)の基礎知識
- 認証方式やセキュリティの仕組み
- トラブル時の切り分けやログ確認の方法
接続トラブルが発生した際に自分で原因を特定できると、チームからの信頼も高まるでしょう。
【技術スキル⑥】セキュリティ基礎
リモート環境では、情報漏えいや不正アクセスのリスクが常につきまといます。そのため、基本的なセキュリティ知識はクラウドエンジニアとして欠かせないスキルです。
押さえておくべき内容は以下の通りです。
- IAM(アクセス制御)の設計と運用
- 通信の暗号化(HTTPS、VPN など)の理解
- ログ監視やアクセス制限による不正防止策
セキュリティへの意識が低いと、重大なトラブルに直結しかねません。自宅からの作業であっても、企業の信頼を背負っているという自覚が求められます。
ソフトスキル
リモートで働くクラウドエンジニアにとって、技術力と同じくらい重要なのがソフトスキルです。特に、在宅勤務では他のメンバーと顔を合わせる機会が少ないため、自律的に行動し、的確に意思疎通を図る力が強く求められます。
また、チーム開発においては設計書や仕様書の共有が欠かせず、伝わるドキュメント作成のスキルも業務の質に直結します。
ここでは、クラウドエンジニアとして信頼される働き方を実現するために必要な3つのソフトスキルについて紐解いていきましょう。
【ソフトスキル①】自己管理能力
リモートワークでは、作業の進捗やスケジュールをすべて自分で管理する必要があります。上司や同僚に細かく進行を確認される機会が少ないため、意識的にタスクを整理し、計画的に進める力が求められます。
自己管理に関する具体的な行動例は以下の通りです。
- 1日の作業内容を事前にスケジューリングする
- タスク管理ツールを使って業務を可視化する
- 優先順位を明確にし、期限を意識して取り組む
誰かに管理されるのではなく、自分で業務をコントロールできるかどうかが、成果に直結します。時間の使い方に自信が持てるようになると、リモートでも安心して任される存在になれるでしょう。
【ソフトスキル②】非対面コミュニケーション能力
オンラインでのやりとりが中心になるリモート勤務では、対面以上に「伝える力」が重要になります。相手の反応が見えにくいため、曖昧な表現や曖昧な伝え方は誤解を生む原因になります。
非対面でのやりとりを円滑に進めるために、次のような工夫が有効です。
- 結論から先に伝える構成を意識する
- 相手の状況や背景を考慮した丁寧な言葉選びを心がける
- Slackやチャットでも、過不足のない情報を端的に書く
リモートワークでは、相手に「意図が正確に伝わったかどうか」が仕事の成否を分けることもあります。意識して言葉を整える習慣がある人は、チーム内での信頼も自然と高まっていきます。
【ソフトスキル③】設計書のドキュメント力
クラウドエンジニアの業務では、システム構成図や設計書など、技術的なドキュメントを作成・共有する場面が頻繁にあります。特にリモート環境では、口頭での補足が難しいため、「文書として伝わる設計書」が必要になります。
わかりやすい設計ドキュメントを作成するためのポイントは次の通りです。
- 図や表を活用し、視覚的に構成を把握できるようにする
- 用語の定義や背景情報を丁寧に記載する
- 誰が読んでも理解できる表現にする(主観的な言い回しを避ける)
伝わるドキュメントを作れるエンジニアは、チーム内で重宝される存在です。文章力に自信がない方でも、図解を活用するだけでも相手の理解度は大きく変わります。
リモートワークでクラウドエンジニアとして働くメリット・注意点

クラウドエンジニアという職種は、もともとクラウド上での業務が中心であるため、リモートワークとの親和性が非常に高いと言えます。自宅にいながらインフラの設計・構築・運用が行える環境は、働く場所の自由度を高め、多様なライフスタイルの実現にもつながっています。
一方で、在宅勤務ならではの課題も存在し、すべてのプロジェクトがリモート対応に適しているとは限りません。
ここでは、クラウドエンジニアがリモートで働く際に得られるメリットと、注意しておきたい点について整理して紹介します。
メリット
クラウドエンジニアがリモートで働くことには、働き方の選択肢が広がるという大きな利点があります。特にクラウド環境は物理的な作業を必要としないため、場所にとらわれずに業務を遂行できる点が強みです。
ここでは、実際にどのようなメリットがあるのかを具体的に見ていきましょう。
【メリット①】地方在住でも都市圏の仕事が可能
クラウドエンジニアは、業務のほとんどをクラウド上で完結できるため、物理的な勤務地に縛られない働き方が実現できます。たとえ地方や郊外に住んでいても、東京や大阪といった都市圏の企業が手がける大規模プロジェクトに参加することが可能です。
特に子育てや家族の事情で引っ越しが難しい方や、Uターン・Iターンを検討しているエンジニアにとっては大きなチャンスです。従来は居住地の制約から応募できなかったポジションにも挑戦でき、スキルと実績次第でキャリアの選択肢が大きく広がるでしょう。
【メリット②】通勤負担の軽減・ワークライフバランスの改善
リモート勤務によって通勤が不要になることは、時間的にも精神的にも非常に大きなメリットです。
これまで毎日1〜2時間を費やしていた移動時間がゼロになることで、その分を睡眠や家族との時間、学習などに充てることができ、生活の質が向上するでしょう。さらに、満員電車によるストレスや体力的な負担が軽減されることで、仕事に対する集中力や生産性も高まりやすくなります。
【メリット③】柔軟な時間管理がしやすく副業との両立も視野に入る
クラウドエンジニアの仕事は、納期や成果物の提出期限が明確である一方で、日中の業務スケジュールはある程度の裁量を持って調整できるケースが多く見られます。
特にフルリモートでの勤務では、ミーティングの時間以外を自分の生活リズムに合わせて調整できることが多いため、自己管理ができる人にとっては非常に働きやすい環境です。その結果、副業や資格取得のための学習時間を確保しやすくなり、自分のキャリアを中長期で柔軟に設計できるようになります。
注意点
リモートワークには多くの利点がある一方で、働く環境やプロジェクトの内容によっては、想定外の課題に直面することもあります。特にクラウドエンジニアとしての業務は、高度なセキュリティ要件や迅速な対応が求められる場面も多く、リモートでは対応が難しいケースもあります。
ここでは、注意すべき代表的な点を整理しましょう。
【注意点①】セキュリティ要件で在宅勤務が認められないプロジェクトも存在
クラウドエンジニアの仕事は原則リモート対応が可能であるものの、すべてのプロジェクトが在宅勤務に適しているとは限りません。
特に、金融機関や官公庁、医療分野など機密性の高いデータを扱う案件では、セキュリティポリシー上、社外からのアクセスが制限されているケースも多く見られます。こうした案件では、社内ネットワーク内での操作を求められたり、特定の拠点からのみアクセス可能なセキュアルームでの作業を義務付けられたりすることもあります。
求人に「フルリモート可」と記載があっても、実際にはプロジェクトごとの判断で出社が必要になる場合もあるため、事前に確認することが重要です。
【注意点②】自己解決力が求められるため孤立を感じやすい
リモートワークでは、わからないことがあってもすぐ隣に聞ける人がいないという状況が日常的に起こります。そのため、トラブルや疑問に対して自ら調べ、判断し、対応する「自己解決力」が強く求められます。特にクラウドエンジニアは複雑な構成を扱うことが多く、問題の原因が一つとは限らないため、状況を整理し、正確に切り分けるスキルが必要です。
また、非対面のやり取りが中心になるため、相談や雑談の機会が減り、孤独を感じやすくなる傾向もあります。長期間ひとりで作業を続けることに不安がある方は、意識的にチャットやオンラインミーティングでコミュニケーションをとるようにしましょう。
クラウドエンジニアのリモート求人の探し方

リモート勤務が一般化してきたとはいえ、すべての求人が「完全在宅」や「フルリモート」に対応しているわけではありません。特にクラウドエンジニアのようなインフラ系の職種では、企業ごと・プロジェクトごとに働き方が大きく異なるため、求人票だけでは見えにくい部分を自ら確認していく姿勢が大切です。
ここでは、後悔のない転職を実現するために、リモートワークを希望するクラウドエンジニアが押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
企業の働き方・開発体制を事前に確認する
リモート勤務が可能とされている求人であっても、実際の働き方には企業ごとの差があるため、入社前に勤務スタイルや開発体制を確認しておくことが非常に重要です。
例えば「フルリモート可」と記載があっても、実際には週に数日の出社が必要だったり、オンボーディング期間だけは常駐を求められるといったケースも少なくありません。また、同じ企業内でもプロジェクトや部署によってリモートの扱いが異なる場合もあり、求人票だけでは判断できない要素も多くあります。
配属予定部署の情報を事前に収集する
リモートで働きたいクラウドエンジニアにとっては、企業そのものよりも実際に配属される「部署」の情報を確認することが極めて重要です。なぜなら、企業がリモート対応に積極的であっても、所属するチームが常駐を前提としていたり、セキュリティポリシーの関係で在宅勤務が難しい場合があるからです。
特にクラウドエンジニアの業務は、社内インフラと外部向けのシステムで求められる対応が大きく異なるため、プロジェクトの内容や関係者の構成によっても働き方に差が出てきます。また、配属先のチームで使用しているツールや開発フロー、コミュニケーション文化もリモートのしやすさを左右する要素です。
リモートワーク求人が多い転職サービスを活用する
希望に合ったリモートワークの求人を効率よく見つけるためには、IT職種に特化した転職サービスを活用することが非常に効果的です。クラウドエンジニアのような専門性の高い職種では、一般的な求人媒体では十分な情報が得られないことも多く、リモート勤務の実態や開発体制、使用技術など、細かい条件まで把握したうえで仕事を選びたい場合には、専門エージェントのサポートが心強い味方になります。
特に、リモート案件やフルフレックス勤務が多いサービスを選べば、自分のライフスタイルに合った働き方を実現しやすくなるでしょう。
クラウド技術を活かしたリモート可能な求人を探すには、リラシクのITエンジニア向け転職エージェントの利用が効果的です。
リモートワークのクラウドエンジニア求人に関してよくある疑問
クラウドエンジニアとしてリモートワークを希望する方の中には、「自分の経験やスキルで応募できるのか」「求人票でどこを見ればいいのか」といった不安を感じている方も少なくありません。特に働き方の多様化が進むなかで、企業の募集要件や働き方に関する情報は以前より複雑になっています。
ここでは、リモート求人を探す際によく寄せられる代表的な質問に対して、実務視点で回答していきます。
【Q1】未経験からでもリモートのクラウドエンジニアとして採用されることはある?
結論から言えば、未経験であってもリモート勤務のクラウドエンジニアとして採用されるケースはありますが、決して一般的ではありません。特にリモート勤務では自立して業務を遂行する力が求められるため、企業側は即戦力となる経験者を優先する傾向にあります。
ただし、インフラやネットワークの基礎知識を持ち、個人での学習やクラウド環境の構築経験がある方であれば、ポテンシャル採用の可能性は十分にあります。
【Q2】求人票で確認すべきポイントは?
リモート勤務を希望する場合、求人票を読む際に確認すべき項目は通常よりも多岐にわたります。特に「リモート可」と書かれているだけで安心するのではなく、フルリモートなのか週数回の出社が必要なのか、勤務形態の詳細をよく確認することが大切です。
また、「就業場所に制限なし」といった表現があっても、実際には首都圏在住者に限定されるケースもあるため、地理的条件についても注意が必要です。加えて、開発体制や使用ツール、オンコール対応の有無、チーム内のコミュニケーション方法などが記載されていれば、その内容もチェックしておきましょう。
【Q3】どのようなクラウドスキルがあれば在宅勤務の求人に応募できる?
在宅勤務のクラウドエンジニア求人では、物理的な作業が少ない分、クラウドインフラを遠隔で構築・運用できるスキルが求められます。
特にAWS、GCP、Azureといった主要クラウドサービスの実務経験があることは大きなアドバンテージになります。また、TerraformやAnsible、Dockerといったインフラ自動化・構成管理ツールを使いこなせる人材は、リモート環境でも即戦力として評価されやすい傾向です。
加えて、セキュリティの基礎知識やVPN設定に関する理解も、リモート勤務の前提条件となることが多いため、重点的に習得しておきたいスキルです。
【Q4】リモートで働くクラウドエンジニアに求められる働き方のスタンスは?
リモート勤務では、技術力以上に「働き方の姿勢」が問われます。特にクラウドエンジニアの業務は、トラブル対応や緊急時の判断が求められる場面も多く、誰かの指示を待つのではなく、自ら動けることが重要です。また、業務の進捗や問題点をチームに適切に共有できるコミュニケーション能力も欠かせません。
相手の時間を無駄にしない報連相や、設計書・ドキュメントの精度といった細かな部分が、リモートワークでは信頼につながります。さらに、長時間ひとりで作業を続けられる集中力や、生活リズムを崩さないための自己管理力も問われるでしょう。
まとめ
クラウドエンジニアはリモートワークとの相性が良く、柔軟な働き方を実現しやすい職種です。ただし、すべての求人が完全在宅に対応しているわけではなく、企業の方針やプロジェクト内容によって条件は大きく異なります。求人選びでは技術面だけでなく、働き方や開発体制も丁寧に確認することが大切です。
また、リモート環境で成果を出すには、技術力に加えて自己管理力や円滑なコミュニケーション力も欠かせません。
スキルと働き方の両面から自分に合った環境を見つけていきましょう。
転職ノウハウ その他の記事
もっと読む 〉-
Javaエンジニアとしてリモートワークの求人で転職を成功させるには?事前に知っておきたいことを徹底解説
昨今では、リモートワークという働き方が広く浸透してきましたが、「Javaエンジニアとして正社員として、安定した形でリモート勤務はできるのか」といった疑問を持つ方も少なくありません。 Javaは業務システムやWebサービス […] -
フルリモートエンジニア正社員の実態とは?業種・スキル・求人の探し方まで徹底網羅
フルリモートエンジニア正社員として働きたいけれど、どんな業種なら実現できるのか、自分にそのスキルがあるのか不安に感じていませんか。 この記事では、リモートワーク推進のスタンスで数多くのエンジニア転職を支援してきた知見を活 […] -
どこでも働けるDX人材へ!リモートワーク求人の最新トレンドと必須スキルを解説
リモートワークの求人で、最近よく目にする「DX」というキーワード。気にはなるけれど、自分にできる仕事なのか、本当にリモートで完結するのか疑問を感じていませんか。 この記事では、場所にとらわれずに働きたい方に向けて、いま市 […] -
リモートワークの求人に受かる人の共通点とは?選考で差がつく準備とポイントを徹底解説
昨今リモートワークという働き方が広がり、働く場所を選ばない企業が増えてきました。 求人票でも「フルリモート」「在宅勤務可」といった表記を見かける機会が確実に増えています。通勤にしばられることなく、自分の生活リズムに合わせ […]
