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フルリモートエンジニア正社員の実態とは?業種・スキル・求人の探し方まで徹底網羅

フルリモートエンジニア正社員として働きたいけれど、どんな業種なら実現できるのか、自分にそのスキルがあるのか不安に感じていませんか。

この記事では、リモートワーク推進のスタンスで数多くのエンジニア転職を支援してきた知見を活かし、フルリモート正社員の実態や、今まさに需要が高まっている業種、そして長く活躍するために不可欠なスキルを詳しく解説します。

この記事でわかること

  • フルリモートエンジニア正社員の定義と働き方
  • フルリモート求人が多い主な業種
  • リモート環境で評価される必須スキル
  • フルリモートエンジニア求人の探し方

場所に縛られない自由な働き方を手に入れたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

フルリモートエンジニアの正社員とは?

フルリモートエンジニア正社員とは、オフィスへの出社を前提とせず、自宅やコワーキングスペースなどで業務を行いながら、企業と正規の雇用契約を結んでいるエンジニアを指します。

この働き方が普及した背景には、開発環境のクラウド化やチャットツールの進化により、物理的な距離が業務の障壁にならなくなったことが挙げられます。

加えて、IT人材不足に悩む企業が、通勤圏内にこだわらず全国から優秀なエンジニアを採用しようとする動きが加速したことも大きな要因です。

最大の特徴は、正社員としての雇用の安定(福利厚生やボーナス)と、場所にとらわれない柔軟な働き方の両立が可能なことです。地方にいながら都心の最先端企業でキャリアを積むことも、当たり前の選択肢となっています。

フルリモートとテレワークの違い

テレワークとフルリモート、言葉は似ていますが、実際の働き方には明確な違いがあります。

令和6年度の国土交通省の「テレワーク人口実態調査」によると、日本で雇用されて働く人のうち、テレワークを実施している割合は24.6%。およそ4人に1人が場所にとらわれない働き方を経験していることになります。

出典:令和6年度 テレワーク人口実態調査 -調査結果-

ただ、この24.6%という数字には、週に数回はオフィスへ出社するハイブリッドワークも含まれています。一般的なテレワークは広義の意味で使われるため、出社と在宅を組み合わせるケースもあるのです。

それに対してフルリモートは、テレワーカーの中でも原則として出社の義務がないスタイルを指します。面接から日々の業務まで一度もオフィスに行かずに完結することも珍しくありません。

正社員とフリーランスの働き方の違い

「在宅ワーク=フリーランス」というイメージを持つ方も多いですよね。

フリーランス協会「税調第10回総会」の調査を見ても、フリーランスとして働く人の職種では「エンジニア・技術開発系」が17.2%を占めており、エンジニアにとって独立は身近な選択肢であることがわかります。

出典:フリーランスの実態について|フリーランス協会

しかし、あえてフルリモートの正社員を選ぶ人が増えているのには理由があります。それは、フリーランスのような場所の自由さを手に入れつつ、会社員としての後ろ盾も得られるからです。

フリーランスは案件ごとの成果報酬が基本で、翌月の保証はありません。対して正社員は、組織に長くコミットすることが求められる分、毎月の固定給や社会保険、ボーナスといった生活の基盤が守られています。

自由な環境は欲しいけれど、生活の不安は抱えたくない。そんなわがままな願いを叶えられるのが、フルリモート正社員の魅力です。

フルリモートエンジニアの正社員に求められるスキル7選

オフィス勤務なら、困ったときに隣の席の人に声をかけたり、ホワイトボードを使ってさっと説明したりできますよね。でも、フルリモートではそうはいきません。

見えない相手とスムーズに連携し、一人でも確実に成果を出すためには、技術力に加えてリモートならではの作法が必要です。実際に現場で「この人は任せられる」と信頼されるために不可欠な、以下のスキルをご紹介します。

  • 質問せずとも完結できる技術力と自己解決能力
  • 誤解を生まないテキストコミュニケーションスキル
  • オンライン会議でのファシリテーション・提案力
  • 業務を見える化するドキュメント作成能力
  • インフラ・PC環境のトラブルシューティング力
  • 自律的なタスク管理・進捗管理スキル
  • 高いセキュリティ意識とリテラシー

【スキル1】質問せずとも完結できる技術力と自己解決能力

オフィスなら隣の人に「ちょっといいですか?」と聞けることでも、リモートではそうはいきません。

NTTドコモ モバイル社会研究所の調査によると、テレワークのデメリットとして「対面でないので相談しにくい」と答えた人は26.6%にものぼります。

出典:【ライフスタイル】テレワークのメリット・デメリットともに昨年よりも増加:オフィスワーカーの約6割「通勤時間を有効活用」がメリット(2023年11月20日)

つまり、約4人に1人が相談しにくいと感じているのです。

チャットの返信を待っているだけで時間が過ぎてしまう……そんな状況を防ぐために最強の武器となるのが、まずは自分で調べて解決まで持っていく自己解決能力です。

なんでも聞くのではなく、仮説を立てて、調べてから聞く。この姿勢があるだけで、リモート環境での評価は変わります。

【スキル2】誤解を生まないテキストコミュニケーションスキル

SlackやChatworkなどの文字だけのやり取りでは、どうしても感情やニュアンスが抜け落ちてしまい、対面よりも冷たく見えがちですよね。

「了解です」の一言だけだと、「あれ、怒ってるのかな?」「何か気に障ったかな?」なんて余計な勘違いをされてしまうことも少なくありません。

顔が見えない分、意識的に「温度感」を乗せる工夫が不可欠です。まずは結論から伝える論理的な文章構成を意識しつつ、相手に冷たい印象を与えない配慮が求められます。

同僚には絵文字や「!」「笑」などを使って親しみやすさを出すのも有効ですが、上司や取引先に対しては注意が必要です。「お手数おかけします」「助かります」といったクッション言葉を添えたり、丁寧な言い回しを選んだりすることで、礼儀正しさの中に温かみを込めるのが大人のマナーと言えるでしょう。

相手との関係性に合わせて適切な距離感で使い分けることが、テキストコミュニケーションの達人への第一歩です。

【スキル3】オンライン会議でのファシリテーション・提案力

ZoomやTeamsでの会議中、誰が話すかお見合いしてしまったり、沈黙が続いて気まずい空気が流れたり……なんて経験はありませんか?

オンラインではその場の空気が読みづらいため、ただ座って参加しているだけでは「本当に聞いているの?」「参加する気ある?」と思われてしまうリスクがあります。

そんな時こそ、画面共有を使って資料を映しながら視覚的に説明したり、議論が停滞した際に「チャットに参考リンクを貼りました」と助け舟を出したりする人は重宝されます。

画面越しでは反応が伝わりにくいからこそ、大きめに相槌を打って話しやすい雰囲気を作ったり、相手の意見を引き出す質問を投げかけたりすることも重要です。画面越しでも熱量を伝え、議論を前に進められるスキルは、まさにリーダーシップそのものと言えるでしょう。

【スキル4】業務を見える化するドキュメント作成能力

「あの件どうなったっけ?」「口頭で話しましたよ」が通用しないのがリモートワークの世界です。チャットでの会話はフロー情報としてすぐに流れて消えてしまうため、誰がいつ見てもわかるように情報をストックしておく習慣が欠かせません。

自分の頭の中にある知識や業務プロセスを、NotionやWikiなどのツールを使って言語化し、チーム全体の資産として残せるかどうか。これが「仕事ができる人」と認定される大きな分かれ道になります。

後からキーワード検索ですぐに見つかる議事録の作成や、担当者不在でも誰でも再現可能な手順書の整備など、個人の暗黙知をチームの形式知に変えていく作業こそが、フルリモート環境における最大の貢献となります。

【スキル5】インフラ・PC環境のトラブルシューティング力

大事な会議の直前にWi-Fiが繋がらない、マイクの設定がおかしくて声が届かない……。そんな冷や汗をかく場面でも、自宅には助けてくれる社内SEはいません。すべて自己責任で解決しなければならないのがフルリモートの厳しさでもあります。

予期せぬトラブルが起きてもパニックにならず、冷静に対処できるトラブルシューティング力が求められます。ルーターの再起動で直るのか、デバイスの設定ミスなのかを素早く切り分ける基礎知識はもちろん、万が一自宅の回線が落ちた時のためにスマートフォンのテザリングを準備しておくなどのリスクヘッジも重要です。

どんな状況でも業務を止めないための備えは、プロエンジニアとしてのマナーと言えるでしょう。

【スキル6】自律的なタスク管理・進捗管理スキル

誰にも監視されていない自宅は、自由な反面、誘惑も多いですよね……。ついスマホを見てダラダラしてしまうこともあれば、逆に通勤による区切りがないため、休憩を忘れて夜遅くまで働きすぎてしまう隠れ長時間労働に陥ることもあります。

プロセスが見えにくい分、「今日これだけの成果を出しました」と結果で証明するシビアさが求められます。集中時間を管理したり、始業・終業のメリハリを明確につけたりと、自分を律する力が必要です。

自分の集中力の波を把握し、うまくコントロールできる人だけが、仕事とプライベートを両立させながらリモートワークの恩恵を最大限に受けられるのです。

【スキル7】高いセキュリティ意識とリテラシー

気分転換にカフェで仕事をするのもリモートワークの醍醐味ですが、そこには見えないリスクも潜んでいます。

画面の覗き見やフリーWi-Fiの利用など、ほんの少しの油断が顧客情報の流出やウイルス感染を招き、会社に莫大な損害を与えてしまう可能性すらあります。

オフィスという物理的に守られた場所から出るからこそ、セキュリティへの感度は常に高く保っておく必要があります。公共の場所では覗き見防止フィルターを貼る、信頼できないネットワークには接続しない、離席時は自宅であっても必ず画面ロックをかける。

こうした一つひとつの行動に「機密情報を扱っている」という責任感を持てるかどうかが問われます。

フルリモートエンジニア正社員の主な業種

ここでは、特にフルリモート求人が多いエンジニアの業種をまとめました。まずは以下の表で全体像を掴んでおきましょう。

フルリモートエンジニア正社員の主な業種と仕事内容一覧

業種カテゴリ主な仕事内容求人の傾向
自社開発(SaaS・Webサービス)自社で企画したWebアプリケーションやSaaS製品の要件定義、設計、開発、および継続的な機能改善や運用保守を行う。モダンな技術志向の人材を全国から募集
Web受託開発・制作クライアント企業から依頼を受け、Webサイト、ランディングページ、ECサイト、業務システムなどの受託開発や制作を行う。即戦力となるスキル重視の採用
ゲーム開発(ソーシャル)スマートフォン向けソーシャルゲームやオンラインゲームの新規開発、およびイベント運営、ガチャ施策の実装、サーバー運用を行う。Unity等の特定スキルを持つ人材を優遇
リモート特化型SESエンジニアを必要としているクライアント企業のプロジェクトチームに参画し、開発、インフラ構築、テスト等の技術支援を行う。案件の豊富さと雇用の安定性を両立
DXコンサル・ベンチャー顧客企業の経営課題に対するデジタル戦略の立案、業務効率化システムの導入支援、または新規事業のプロトタイプ開発を行う。自律的に動けるハイスペック層を募集

自社開発企業(Webサービス・SaaS)

いまフルリモートのハードルが低いのがこの領域です。サービス自体がクラウド上で完結しているため、開発環境も当然のようにクラウド化されており、出社しないとできない作業がほぼ存在しません。

「いいモノを作れるなら、北海道にいても沖縄にいても関係ない」という合理的な考えを持つ企業が多く、アジャイル開発やモダンな技術に触れたい人には最高の環境と言えるでしょう。

  • クラウドネイティブな開発環境
  • 全国の優秀なエンジニアとの連携
  • 居住地を問わない柔軟な採用姿勢
  • モダン技術への積極的な投資

Web系受託開発・Web制作会社

クライアントから依頼を受けてWebサイトやアプリを作る仕事も、リモートワークとの相性は抜群です。「何をいつまでに作るか」というゴール(仕様と納期)が明確なので、プロセスよりも成果物で評価されやすいのが特徴です。

会社にいるかどうかよりも「ちゃんと納品できるか」が全て。腕に覚えがあるエンジニアにとっては、余計な社内政治を気にせず技術に没頭できる、居心地の良い環境になりやすいですね。

  • 成果物ベースの明確な評価基準
  • 多様な案件によるスキルアップ
  • 場所を選ばない納品スタイル

ゲーム開発企業(ソーシャル・オンラインゲーム)

特にスマホ向けのソーシャルゲーム業界は、デジタルネイティブな文化が根付いています。UnityやUnreal Engineを駆使し、プランナーやデザイナーとチャットツール上でワイワイ連携しながら作り上げていくスタイルが一般的です。

クリエイター気質の人が多いためか、形式張ったルールよりも面白さや効率を優先する空気があり、服装や働く場所についても自由度が高い傾向にあります。

  • デジタルツールを駆使したチーム連携
  • クリエイター中心の自由な社風
  • オンライン完結型の開発フロー
  • チャット文化の浸透度

リモート特化型のSES(システムエンジニアリングサービス)

SESと聞くと客先常駐というイメージがまだあるかもしれません。でも最近は、常駐の意味が変わりつつあります。クライアントのチームに所属するけれど、働く場所は自宅という、新しいスタイルのSES企業が増えているのです。

「いろんな現場を見てみたいけど、転勤や通勤はしたくない」。そんなワガママも、この働き方なら叶います。正社員としての安定と、プロジェクトごとの新鮮さを両立できるのが魅力ですね。

  • 自宅からのリモート参画案件
  • 通勤ストレスのないプロジェクト支援
  • 様々な現場経験によるキャリア形成

DXコンサルティング・テック系ベンチャー

企業のデジタル化を支援するコンサルや、急成長中のテックベンチャーにとって、無駄な移動時間はコストでしかありません。彼らは徹底した合理主義。「満員電車に乗る時間があるなら、その分アウトプットを出してくれ」というスタンスです。

成果に対するプレッシャーはそれなりにありますが、結果さえ出していれば、働く時間も場所も驚くほど自由。プロフェッショナルとして自律できる人には、これ以上ないほど快適な環境でしょう。

  • 合理性を追求したワークスタイル
  • アウトプット重視の評価制度
  • 時間と場所に縛られない働き方
  • 無駄を省いた効率的な業務遂行

フルリモートエンジニアの正社員として働く5つのメリット

フルリモートという働き方は、人生の質を根本から変える可能性を持っています。ここではフルリモートエンジニアの正社員として働くメリットを紹介します。

  • 通勤時間ゼロによる生活の質の向上
  • 居住地に縛られないキャリア選択と年収アップ
  • 集中できる環境による業務生産性の向上
  • 職場の人間関係によるストレスの軽減
  • 育児・介護などライフステージの変化に対応しやすい

【メリット1】通勤時間ゼロによる生活の質の向上と年収アップ

往復の通勤時間が消滅する。これだけで人生の幸福度は跳ね上がります。もし片道1時間かけているなら、年間で約500時間もの自由時間が手に入ることになります。

これまで満員電車で消耗していたエネルギーを、たっぷり寝て体力を回復したり、家族とゆっくり朝食をとったりする時間に充てられるんです。「行ってきます」と言ってドアを開ける必要がない、その精神的なゆとりは計り知れません。

【メリット2】居住地に縛られないキャリア選択

これまでは年収を上げるなら東京へ出るというのが定説でしたが、リモートワークならその必要はありません。家賃の安い地元や地方に住みながら、東京水準の高年収を得る。このいいとこ取りができるのがフルリモート最大の強みです。

生活コストを抑えつつ収入はアップするので、手元に残るお金や経済的な豊かさをダイレクトに実感できるはずです。住む場所を変えずにキャリアアップすることは、最強の生存戦略と言えるかもしれません。

【メリット3】集中できる環境による業務生産性の向上

オフィスにいると、電話の音や同僚の話し声、急な呼び出しなどで思考を中断されることがよくありますよね。エンジニアにとって命とも言える没頭する時間(フロー状態)を確保するなら、自宅が最強です。

誰にも邪魔されない静かな空間で、自分好みのキーボードや最高級のチェアに囲まれてコードを書く。この圧倒的に快適な環境を一度味わうと、もうオフィスには戻れなくなるかもしれません。短時間で密度の高い仕事ができるのも大きな魅力です。

【メリット4】職場の人間関係によるストレスの軽減

対面特有の空気の読み合いや、気の乗らない飲み会への参加。こういった業務外の気疲れから解放されるのも大きなメリットです。物理的な距離がある分、良い意味でドライでプロフェッショナルな関係を築きやすくなります。

誰に気に入られるかよりも、どんなアウトプットを出したか。純粋に仕事の中身だけで評価される環境は、多くのエンジニアにとって精神衛生上とても健全で、本来の業務に集中できる土壌となります。

【メリット5】育児・介護などライフステージの変化に対応しやすい

育児中の保育園の送り迎えや、親の介護、自身の通院など、長い人生にはどうしても時間を調整したい場面が訪れます。そんな時でも、フルリモートなら中抜けやフレックスを駆使して、柔軟に乗り越えることができます。

「家庭を取るか、仕事を取るか」という残酷な二択を迫られることなく、キャリアを諦めずに走り続けられる。これは、将来にわたって長くエンジニアとして活躍するための、何よりの安心材料になるはずです。

フルリモートエンジニアの正社員として働くデメリット

メリットの多い働き方ですが、良いことばかりではありません。実際に働いてみて初めて気づく落とし穴も存在します。転職してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、デメリットもしっかり見ておきましょう。

【デメリット1】コミュニケーション不足と孤立感

ふと気づくと「今日、誰とも喋ってないな……」なんて日が普通にあります。雑談が自然に生まれない環境では、チームの一体感を感じにくく、一人取り残されたような孤独感に襲われることもあるでしょう。

それがわかっている企業は、オンライン飲み会や雑談などの場を用意していることもありますが、待っているだけでは状況は変わりません。

「自分はここにいるよ」と伝えるために、チャットで少し多めにリアクションしたり、自分からスタンプを押したりする。そんな寂しさを埋めるための能動的なアクションが、精神衛生上とても大切になります。

【デメリット2】自己管理能力とオンオフの切り替えの難しさ

自宅が職場になるということは、裏を返せば逃げ場がなくなるということでもあります。

PCがすぐそこにあるため、つい気になって夜遅くまでメールを返してしまったり、休日なのに作業をしてしまったりと、仕事とプライベートの境界線が溶けてなくなりがちです。

だらだらと長時間労働の沼にハマらないためには、意識的な儀式が必要です。朝は必ず着替える、仕事終わりにはPCを物理的に片付ける、チャットで「退勤します!」と宣言するなど、脳のスイッチを強制的に切り替えるマイルールを持っておくことが、自分を守る術になります。

フルリモートエンジニアの正社員求人の効果的な5つの探し方

ここでは、フルリモートエンジニアの正社員求人を探すための方法を紹介します。まずは以下の一覧で探し方の概要を掴んでおきましょう。

フルリモート求人の探し方比較一覧

探し方特徴・メリットこんな人におすすめ
特化型エージェント企業のリモート事情を熟知しており、非公開求人も豊富。効率よく確実な求人を見つけたい人
求人サービス・サイト圧倒的な求人数から幅広く探せる。ただし条件の絞り込みが大変。まずは市場の全体像をざっと見たい人
スカウト媒体スキルを登録して待つだけ。市場価値やニッチな需要がわかる。自分のペースで良い縁を待ちたい人
SNS・ブログ現場の生の声やリアルな実態が見える。カジュアル面談に繋がりやすい。社風や現場の雰囲気を重視する人
リファラル内部事情を知った上で応募できるため、入社後のミスマッチが少ない。知人にエンジニアがいる人、失敗したくない人

リモートワーク特化型の転職エージェントを活用する

効率よくフルリモートの正社員求人を探すなら、ITエンジニアやリモートワークに特化した転職エージェントを使うのが最短ルートです。

一般的な求人サイトでは見分けがつかない「完全在宅」か「実はハイブリッド」かの区別も、特化型エージェントなら事前に正確に把握しています。採用担当者とパイプを持っているため、「本当に地方在住でも採用されるのか」「フルリモートの実績はどれくらいあるのか」といった、聞きづらいけれど重要な内部事情まで教えてくれるのが最大の強みです。

また、Web上には公開されていない非公開求人を多く保有しているのも大きなメリット。競争率の高い人気企業の求人を、ライバルより先に紹介してもらえるチャンスも広がります。

  • 本質的なリモート実施率の把握
  • 質の高い非公開求人の優先的な紹介
  • 入社後の条件ミスマッチの回避
  • 企業の「本気度」を知る担当者のサポート

求人サービスから探す

大手転職サイトや求人検索エンジンは、なんといってもその圧倒的な求人数が魅力です。「フルリモート」などのキーワードで検索すれば数千件ものヒットがあり、今どんな企業が募集しているのか、市場の盛り上がりを肌で感じることができるでしょう。

しかし、その多さがデメリットとなることもあります。「リモート可」という検索フラグだけでは、「完全在宅」なのか「週1回は出社が必要」なのかが見分けにくいのが実情です。

玉石混交の膨大なリストの中から、自分にぴったりの条件を目視で根気よく選り分ける必要がある点は、認識しておく必要があります。

  • 圧倒的な求人数による選択肢の広さ
  • 市場全体の相場観の把握
  • 詳細条件の確認にかかる手間
  • 混合するハイブリッドワーク求人への注意

ITエンジニア向けのスカウト媒体に登録する

スカウト媒体に登録するのも一つの手です。自分から探しに行くだけでなく、「向こうから見つけてもらう」仕組みを作るのも賢い戦略です。職務経歴書を登録しておけば、あなたのスキルを求めている企業からスカウトが届きます。

特に「Go言語経験者求む」「SaaS開発経験者」といったニッチな条件でのマッチングは、スカウト経由の方が決まりやすい傾向にあります。GitHubやQiitaを連携させておけば、書類だけでは伝わらない技術力も強力なアピール材料になります。

  • 待っているだけで届くオファー
  • ニッチなスキルセットのマッチング
  • GitHub連携による技術力の可視化
  • 自分の市場価値の客観的な把握
  • 思いがけない優良企業との出会い

SNSやテックブログ経由で情報を探す

きれいな言葉が並ぶ求人サイトよりも、もっと生々しい情報が落ちているのがSNSです。X(旧Twitter)やWantedly、Zennなどのテックブログを見てみましょう。

「#フルリモート」「#エンジニア採用」などのハッシュタグで検索すると、現場のエンジニアの本音が垣間見えます。「開発合宿楽しかった!」という投稿もあれば、逆にネガティブな情報が見つかることも。

気になったらDMで「一度お話聞けませんか?」とカジュアル面談を申し込むのも、今どきの有効な手段です。

  • 現場エンジニアのリアルな発信
  • 求人サイトより鮮度の高い情報
  • DM等によるカジュアルな接点作り

リファラル採用を狙う

一番確実でミスマッチが少ないのがリファラル採用(知人の紹介)です。すでにその会社で働いている知人から、社内の雰囲気や残業の実態など、外からは見えないリアルな情報を聞けるのは大きな強みでしょう。

ただし、この方法は、そもそもフルリモートで働いているエンジニアの知人がいることが前提となります。「周りにそんな知り合いはいない」という方には、そもそも使えないのが現実です。

また、知人の顔を立てる必要があるため、万が一選考に落ちた時に気まずくなったり、入社後も紹介してもらった手前、辞めづらいといった人間関係ならではのしがらみが生まれたりするリスクも存在します。

  • リモート勤務の知人が必須という高いハードル
  • 選考不通過や早期退職時の気まずさ
  • 紹介者への配慮による心理的プレッシャー
  • 限られた選択肢の中での転職活動

フルリモートエンジニアの正社員に関してよくある疑問

最後に、フルリモートエンジニアの正社員に関して、よく疑問に思う点をまとめました。

【Q1】カフェや旅行先で仕事をしても問題ないのでしょうか?

A.好きな場所で働けるか気になりますよね。情報漏洩を防ぐため、自宅などの特定の場所に限定しているケースもあります。公衆無線LANの使用を禁止している職場も多いもの。中には働く場所が自由な会社ももちろんあるので、入社前に就業規則をしっかり確認しておくと安心です。

【Q2】地方に移住すると、給料は下がってしまいますか?

A.地方に移住すると年収も下がるのではと不安になるのもわかります。ですが、フルリモート求人の多くは、居住地に関わらず都心の給与水準を適用しています。

評価の基準はあくまでスキルや成果。生活コストを下げつつ高い収入を維持できるため、経済的なゆとりはむしろ増える傾向にあります。

【Q3】実務未経験でもフルリモートエンジニアになれますか?

A.未経験からいきなり完全在宅は、正直なところハードルは高いです。手取り足取り教えられない環境なので、ある程度の自走力が求められるからです。

まずはオフィス勤務やリモートワークとのハイブリッド勤務で1〜3年ほど実務経験を積んでから挑戦するのもおすすめです。基礎を固めてからのほうが、結果的に理想の働き方へ早く到達できます。

【Q4】PCなどの機材や電気代は自己負担になるのでしょうか?

A.自宅作業で気になるのが光熱費ですよね。PCは会社から貸与されるケースが大半ですが、電気代や通信費はプライベートとの切り分けが難しいため、実費精算してくれる企業は稀です。その代わり、毎月数千円〜の「リモートワーク手当」を一律支給し、そこから賄ってもらう形をとる企業もあります。面接時に手当の有無を確認しておくとよいでしょう。

【Q5】「フルリモート」なら一度も出社しなくて良いのですか?

A.「フル」とついていても、年に数回の出社があるかは企業によります。キックオフやチームビルディングのために、年数回本社へ集まるというケースも見受けられます。

基本的には毎日の通勤がない状態を指しますが、イレギュラーな出社頻度についても事前に把握しておくと、入社後のギャップを防げるはずです。

まとめ

ここまで、フルリモートエンジニア正社員という働き方について、現場で求められるスキルや業種、そして失敗しない求人の探し方までを解説してきました。

場所や時間に縛られずに働くことは、住む場所を自由に選べたり、家族と夕食を囲む時間を増やせたりと、人生の幸福度そのものを大きく高めることが可能です。

もちろん、誰も見ていない環境での自己管理や、テキスト中心のコミュニケーションなど、慣れるまでは大変な部分もあるかもしれません。しかし、この記事で紹介した内容を頭の片隅に置いて行動すれば、理想のキャリアは確実に近づきます。

小さな一歩が、エンジニアとしての未来を大きく変えるきっかけになるはずです。新しい働き方への挑戦を、心から応援しています。

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