レポート<名探偵コナン×ワーケーション×リモートワーク>でまちづくり企画

鳥取県北栄町は、「名探偵コナン」の作者・青山剛昌氏の出身地「名探偵コナンに会えるまち 北栄町」として全国から数多くのコナンファンが訪れる町です。今回は、「名探偵コナン」という大きな魅力を活用した北栄町のまちづくり企画に、ITエンジニアの知見を活かすことを目指す3か月のプロジェクトを実施しました。
ⓒ青山剛昌/小学館

概要

日程
2024年11月25日~2025年2月28日

▼2024年12月4日~6日 北栄町での企画会議

全国の応募者から選ばれたITリモートワーカー、井口さん、大河内さん、三澤さん、森田さん、由井さん。
5名全員が北栄町に集まり、ワーケーション。全員が熱烈な「名探偵コナン」ファンです。
北栄町役場のプロジェクトメンバー、町内で活躍するまちづくり団体EI!HOKUEI( https://eihokuei.com/ )の有志の皆さんと、「名探偵コナン」を活かしたまちづくりについて熱く議論する3日間の企画会議を行いました。

1日目:チームビルディングとアイデアプレゼンテーション

ゲーム形式のウォーミングアップと自己紹介タイムで、まずは親交を深めました。
自己紹介では、ワーカーの皆さんそれぞれの「コナン愛」も熱く語られました。
その後は、ワーカーの皆さんが各自持ち寄った「名探偵コナン」を活かしたまちづくりアイデアについてプレゼンテーションを行いました。
「ナイトウォーク」や「北栄町パッケージツアー」、「旅アプリの開発」や「コスプレイベント」といったアイデアを4名の方が発表。
それに対する質疑応答とショートディスカッションを経て、1日目を終えました。

2日目:アイデアの選定

2日目の冒頭は、残り1名の方からのプレゼンテーション。「教育を変える保育支援」というアイデアが発表されました。
ここから町内有志の皆さんとともに実現性も踏まえた議論を行い、アイデアを練り上げた結果、選ばれたのは、以下の2案でした。

①謎解きベント
②スタンプラリーを活用した北栄町の飲食店巡り

その後、ワーカー5名は各案を検討する2チームに分かれ、町内有志の皆さんによる情報提供や壁打ちを受けながら、3日目に予定する第一次審議に向け、アイデアの具体化と、2月末の成果発表会までの計画立てを進めました。

3日目:プロジェクト計画と審議

企画会議最終日、副町長を含む役場のプロジェクトメンバーに向け、プロジェクト計画の発表を行いました。

発表後、北栄町による審議が行われ、その結果、「机上の企画ではなく、実現可能性を最大限高める詳細計画を考える」という方向で、2案ともに継続検討の指示が出ました。

3日目の残りの時間は、各案をさらに具体的に詰めていきます。
2月末の成果発表会へ向け、何を成果物とするのか、リモートワーク期間を通じて誰が、何をするのか、各案の実現のためには北栄町内の誰から、どのような協力を得る必要があるのか、各チームの議論が進みます。

最後に、すべてを集約した発表を各チームが行い、企画会議は終了となりました。
まさに、熱い議論が繰り広げられた3日間でした。

ここから先は、リモートワークが始まります。

▼2024年12月7日~ リモートワーク

2つのチームはリモートワークでの企画検討および作業を開始。
副業のメンバーも、フリーランスのメンバーもいて働く時間帯が異なることに苦労もある中、チャットツールやオンライン会議等も活用し、連携していきます。
企画の具体化、制作物の制作、町内関係各所との連携・調整などがスピーディかつ強力に進められていきました。

2025年1月23日 オンライン進捗会議

5名のリモートワーカー全員出席のもと、チームごとの進捗共有が行われました。
スケジュールや内容に変更が生じていることや、関係各所との連携・調整に時間を要することなどが報告されましたが、2チームとも適切な役割分担のもと、メンバーそれぞれが強みとスキルを発揮しながらプロジェクトを推進していることを確認しあうことができました。

成果発表会まで約1か月。企画の仕上げに入っていきます。

▼2025年2月26日 成果発表会

北栄町の会場に、手嶋町長、岡本副町長、役場職員プロジェクトメンバー、北栄町観光協会の皆さんが集まり、ITリモートワーカー5名はオンラインで会場と接続し、成果発表会が行われました。

「スタンプラリー」チーム、「謎解き」チームともに、
〇企画主旨
〇想定効果
〇予算
〇実施/集客方法・運用フロー
〇スケジュール
〇制作物サンプル
〇将来の展望
などを発表しました。

北栄町の会場では、皆さん真剣な表情で発表に聞き入っていました。

発表後は質疑応答の時間として、町長、副町長からさまざまな質問が出されました。

町長からのコメントでは、「スタンプラリー」案については、近年、北栄町内に飲食店が増えてきた中で、これまで観光客が集中しがちだったコナン関連施設から町内飲食店への流れを作る企画であった点が特に評価されました。
また、「謎解きイベント」については、町外の人と北栄町民がチームになるという点が今までになかった企画として評価されました。

副町長からは、「スタンプラリー」案について、アイデアの汎用性の高さと特典のトートバッグが良いという評価と、10月1日の町政施行20周年と絡めたスケジュールで実施するのも良いかもしれない、というコメントがありました。
「謎解きイベント」案については、町民の参加者を確保できるかに課題が残りそうだが、友好団体の方がいらした時に活用することもできそうだというコメントがありました。
また、2案とも実現する姿がイメージでき、まずは一度やってみてブラッシュアップしたいということと合わせて、実現する際にはぜひ見に来てほしいという期待が語られました。

最後に、町長からの総括コメントをもって、成果発表会は終了しました。

今回のプロジェクトに参画した5名のITリモートワーカーの皆さんは、本業もありタイトなスケジュールの中、素晴らしい熱量を持って、非常にクオリティの高い成果物を作り上げました。

井口さん、大河内さん、三澤さん、森田さん、由井さん、本当にお疲れさまでした。

コメント

  • 開発エンジニア 由井さん

    大変貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。元々北栄町がとても好きで何度も訪れていましたが、今回のプロジェクトによって、これまで訪れるだけでは知り得なかった魅力を知ることができ、より北栄町が大好きになりました。
    また、今回、北栄町でのワークがあったことで、初めて北栄町内に宿泊する機会を得て、前から気になっていた北栄町の民泊にお世話になることができました。
    民泊の方との交流もとても温かく、忘れられない良い思い出になり、北栄町の方の親しみやすさと温かさにますます北栄町が大好きになりました。これからも引き続き、一コナンファン、一北栄町ファンとして、北栄町様と関わらせていただきたいと思っております。

  • デザイナー 三澤さん

    小さい頃からコナンが好きだったため、「好きな作品に関われる」という点で、すごく嬉しかったし、楽しかったです。
    また、「北栄町」に行ってみたいと思いながら、行けていなかったため、訪れるきっかけにもなり、その点も感謝しています。

  • 北栄町 手嶋 俊樹 町長

    ITリモートワーカーの皆さま、本当にお疲れさまでした。二つの企画案は今後、北栄町の課題になると想定される「オーバーツーリズム」の問題をも解決する企画になりそうだと感じました。
    今後実現に向けて動く際には、ぜひまた力をお貸しいただきたいと考えています。
    素晴らしい企画を考えていただき、本当にありがとうございました。

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