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【2026年】VBAでフルリモート正社員転職ガイド| VBAエンジニアが場所を選ばないという選択をする時代

VBAエンジニアがフルリモート正社員として働くイメージ

ExcelのマクロやVBAを使って業務を自動化してきた。気づけば10年以上、このスキルで仕事をしてきた。ただ、ふとした瞬間に思うことがあります。「VBAエンジニアをずっと続けられるのか」。地方に住んでいると、なおさらその声が気になります。

東京に行かなければ、VBAエンジニアとして正社員で働ける場所はないのではないか。その問いに、静かに答えを出す時期が来ているのかもしれません。この記事では、VBAエンジニアがフルリモートで正社員転職するための情報を整理します。年収相場から将来性、スキルレベル別の市場価値、そして地方からでも応募できる選択肢まで。場所を選ばない働き方は、すでに存在しています。

この記事のポイント
・VBAエンジニアの年収相場と、フルリモート正社員としての市場価値を把握できます
・VBAの将来性と、Power Platform連携など最新技術トレンドを理解できます
・初級からエキスパートまで、VBAスキルレベル別のキャリアパスを整理できます

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目次

1. VBAエンジニアの市場価値と年収相場

VBAエンジニアの年収相場は、経験年数やスキルレベルによって300万円から700万円程度の幅があります。厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、情報処理・通信技術者の平均年収は約534万円であり、VBAを含む業務システム開発者もこの水準に位置しています*1。フルリモート勤務が可能な正社員求人においても、同等の年収帯での募集が確認されています。

VBAエンジニアという言葉を聞いたとき、多くの人はExcelマクロを書く人を想像します。それは間違いではありませんが、本質は別のところにあります。VBAエンジニアとは、Microsoft Office製品を通じて企業の業務プロセスを自動化・効率化できる技術者のことです。単にコードを書くだけではなく、業務の流れを理解し、繰り返し作業を仕組み化できる人材を指します。

1-1. VBAエンジニアが求められる業務領域

VBAスキルが活きる業務領域は、想像以上に広がっています。以下の表は、VBAエンジニアが担当することの多い業務領域と、それぞれに求められるスキルレベルを整理したものです。経理部門での月次処理自動化から、営業部門のレポート作成、人事部門のデータ集計まで、VBAは企業の基幹業務を支えています。

業務領域主な業務内容求められるスキルレベル想定年収帯
経理・財務月次決算処理の自動化、仕訳データ集計中級〜上級400〜600万円
営業管理売上レポート自動生成、顧客データ分析初級〜中級350〜500万円
人事・総務勤怠集計、給与計算補助ツール開発中級380〜550万円
製造・品質管理検査データ集計、品質レポート作成中級〜上級420〜620万円
システム開発業務システム連携、データ移行ツール上級〜エキスパート500〜700万円

年収は勤務地や企業規模、業界によって変動しますが、フルリモート勤務の場合は都市部の給与水準が適用されることが多く、地方在住でも同等の年収を得られる可能性があります。テレリモ総研の調査では、リモートワーカーの約42%が「年収に変化はなかった」、約23%が「年収が上がった」と回答しています*2。場所ではなくスキルで評価される時代が、すでに始まっています。

2. VBAは時代遅れか?最新トレンドと将来性

VBAは時代遅れの技術ではなく、むしろMicrosoft 365やPower Platformとの連携により活用領域が拡大しています。Microsoftは2024年現在もVBAのサポートを継続しており、Office LTSC 2024を含む最新バージョンでVBAが標準搭載されています*3。企業の業務自動化ニーズが高まる中、VBAスキルを持つ人材への需要は依然として存在しています。

「VBAは古い」という声は、確かに聞こえてきます。Pythonの台頭、ノーコードツールの普及、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の進化。VBAが唯一の選択肢ではなくなったことは事実です。しかし、だからといってVBAが不要になったわけではありません。むしろ、VBAと新しい技術を組み合わせることで、できることの幅が広がっています。

VBAとPower Platformの連携による業務自動化の変化

2-1. VBAと連携する最新技術

VBAは単独で完結する技術ではなくなりつつあります。Microsoft Power Platformとの連携により、VBAで作成したExcelツールをPower Automateでクラウド上のワークフローに組み込んだり、Power BIでデータを可視化したりすることが可能になっています。以下は、VBAと連携可能な技術とその活用例です。

連携技術VBAとの連携内容活用シーン
Power AutomateVBAマクロの自動トリガー、クラウドフロー連携定期レポートの自動配信
Power BIVBA処理済みデータの可視化経営ダッシュボード構築
SharePointExcelファイルの自動同期、リスト連携チーム間のデータ共有
Microsoft Graph APIVBAからMicrosoft 365サービスへのアクセスメール・予定表の自動操作
Office ScriptsTypeScriptベースの新しいマクロ言語との共存Web版Excelでの自動化

Microsoftは2023年にOffice Scriptsを発表しましたが、これはVBAを置き換えるものではなく、補完するものとして位置づけられています*3。デスクトップ版ExcelではVBAが引き続き主力であり、Web版ExcelではOffice Scriptsが使われるという棲み分けが進んでいます。VBAを習得している人がOffice Scriptsを学ぶハードルは低く、両方のスキルを持つことで対応できる業務の幅が広がります。

2-2. VBAとPythonの使い分け

VBAとPythonは競合する技術ではなく、得意領域が異なります。VBAはMicrosoft Office製品との親和性が高く、Excel・Access・Outlookなどの操作に最適化されています。一方、Pythonはデータ分析や機械学習、Web開発など汎用性の高い言語です。業務自動化の文脈では、社内のOffice環境に閉じた処理はVBA、外部データとの連携や高度な分析が必要な場合はPythonという使い分けが現実的です。

経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には最大約79万人のIT人材が不足すると試算されています*4。この不足は、新しい技術だけでなく、企業の既存システムを支える人材にも及びます。VBAで構築された業務システムは、日本企業に数多く存在します。それらを保守・改善できる人材は、これからも必要とされ続けます。

3. VBAでフルリモート正社員は可能か

VBAスキルを活かしたフルリモート正社員の転職は可能です。総務省「令和5年通信利用動向調査」によると、企業のテレワーク導入率は51.7%に達しており、情報通信業では93.2%と特に高い水準を示しています*5。VBAを使った業務は、PCとインターネット環境があれば場所を選ばずに遂行できるため、リモートワークとの相性が良いといえます。

地方には仕事がない。その言葉を、何度も耳にしてきた人は多いはずです。確かに、地方のハローワークに行って「VBAエンジニア」で検索しても、求人はほとんど出てきません。しかし、仕事がないのではありません。届いていないだけです。東京の企業がフルリモートで募集している正社員求人は、地方からでも応募できます。場所の壁は、すでに低くなっています。

3-1. テレワーク導入率と地方移住の動向

国土交通省「令和5年度テレワーク人口実態調査」によると、テレワーカーのうち約18.7%が地方移住に「関心がある」と回答しています*6。また、実際に移住した人のうち約34.2%が「テレワークの普及」を移住理由の一つとして挙げています。リモートワークの普及は、働く場所の選択肢を確実に広げています。

項目数値出典
企業のテレワーク導入率(全産業)51.7%総務省 令和5年通信利用動向調査
情報通信業のテレワーク導入率93.2%総務省 令和5年通信利用動向調査
テレワーカーの地方移住関心度18.7%国土交通省 令和5年度テレワーク人口実態調査
移住者のテレワーク起因率34.2%国土交通省 令和5年度テレワーク人口実態調査

東京に住まなくても、精神的にも経済的にも豊かな暮らしはできます。フルリモートで東京の企業に勤めながら、地方で家族と過ごす時間を大切にする。そういう働き方を選ぶエンジニアが、着実に増えています。VBAというスキルは、場所に縛られない働き方を実現するための一つの武器になります。

4. VBAスキルレベルの整理:初級からエキスパートまで

VBAのスキルレベルは、初級・中級・上級・エキスパートの4段階に整理できます。自分の現在地を把握し、次のステップで何を学ぶべきかを明確にすることで、キャリアパスを設計しやすくなります。以下は、Microsoft公式のVBAドキュメント*3を参考に、各レベルで習得すべきスキルと対応可能な業務を整理したものです。

4-1. VBAスキルレベル別マップ

レベル習得スキル対応可能な業務学習期間目安
初級マクロの記録・編集、基本的なVBA構文(変数・条件分岐・ループ)、セル操作単純な繰り返し作業の自動化、データ入力補助ツール1〜3ヶ月
中級プロシージャ・関数の作成、ユーザーフォーム、エラー処理、ファイル操作業務アプリケーション開発、レポート自動生成、複数ブック連携3〜6ヶ月
上級クラスモジュール、API連携、外部データベース接続(ADO/DAO)、最適化技術大規模データ処理、基幹システム連携、パフォーマンスチューニング6ヶ月〜1年
エキスパートCOM連携、Windows API、セキュリティ設計、アーキテクチャ設計エンタープライズシステム開発、技術リード、後進育成1年以上

4-2. VBA関連の資格

VBAスキルを客観的に証明する資格としては、MOS(Microsoft Office Specialist)Excel Expertがあります。この資格はVBAを直接問うものではありませんが、Excelの高度な機能を理解していることを示すものとして一定の評価を得ています。また、VBAエキスパートという民間資格も存在し、Excel VBAとAccess VBAの2種類があります。資格取得は必須ではありませんが、転職活動においてスキルの証明として活用できます。

資格名認定団体概要難易度
MOS Excel ExpertMicrosoft / OdysseyExcelの高度な機能(関数、データ分析等)を問う中級〜上級
VBAエキスパート ベーシックOdyssey CommunicationsVBAの基本構文、オブジェクト操作を問う初級〜中級
VBAエキスパート スタンダードOdyssey CommunicationsVBAの実務レベルのプログラミングを問う中級〜上級

資格を持っていることよりも、実際に何を作ってきたかが重要視される傾向があります。転職活動では、過去に開発したVBAツールの概要や、それによってどのような業務改善を実現したかを具体的に説明できることが評価につながります。

5. VBAエンジニア向けテックイベント・コミュニティ

VBAスキルを磨き続けるためには、最新情報のキャッチアップと同業者との交流が有効です。国内外には、VBAやMicrosoft Office関連の技術イベント、コミュニティが存在します。リモートワーカーでも参加しやすいオンラインイベントも増えており、地方在住でも情報収集やスキルアップの機会を得られます。

5-1. 国内のVBA関連イベント・コミュニティ

イベント・コミュニティ名形式概要
Microsoft 365 Virtual MarathonオンラインMicrosoft 365全般の技術セッション、VBA・Power Platform関連も含む
Japan Power Platform ConferenceハイブリッドPower Platform中心だが、VBAからの移行・連携事例も発表される
Microsoft Tech CommunityオンラインVBA含むOffice拡張開発の情報交換
connpass / TECH PLAY のVBA勉強会オンライン/オフライン不定期開催のVBA・Excel自動化勉強会

5-2. 海外のVBA関連イベント・リソース

イベント・リソース名形式概要
Microsoft BuildハイブリッドMicrosoft最大の開発者イベント、Office開発セッションあり
Microsoft IgniteハイブリッドIT Pro・開発者向けイベント、Microsoft 365の最新情報
Stack Overflow VBAタグオンラインVBAに関するQ&Aコミュニティ、英語圏の知見が集まる

これらのイベントやコミュニティへの参加は、技術力向上だけでなく、リモートワークにおける孤独感の解消にも役立ちます。地方在住でも、オンラインで最新技術に触れ、同じ志を持つエンジニアとつながることができます。

6. まとめ:場所を選ばない選択肢

VBAフルリモート正社員転職のポイント
・VBAエンジニアの年収相場は300万円〜700万円。フルリモート正社員でも同等水準の求人があります
・VBAはMicrosoft 365やPower Platformとの連携で活用領域が拡大中。時代遅れではなく、進化しています
・企業のテレワーク導入率は51.7%。情報通信業では93.2%に達し、VBAを活かせるリモート求人は存在します
・初級からエキスパートまでスキルレベルを把握し、段階的にキャリアを設計できます
・国内外のテックイベントやコミュニティを通じて、地方からでもスキルアップが可能です

東京に住まなくても、精神的にも経済的にも豊かな暮らしはできます。VBAというスキルを持っているなら、場所に縛られない働き方という選択肢がすでに手の中にあります。どこからでもフルリモートで仕事はできる。そういう時代が、もう来ています。

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出典・参考情報

*1 厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(2024年公表)
*2 テレリモ総研「リモートワーカー実態調査」(2024年公表)
*3 Microsoft「VBAリファレンス」
*4 経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年公表)
*5 総務省「令和5年通信利用動向調査」(2024年5月公表)
*6 国土交通省「令和5年度テレワーク人口実態調査」(2024年3月公表)

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