フルリモートエンジニアの平均年収は3年で620万円に上昇|年収アップとリモートワークを同時に叶える2026年の複合スキル戦略とは【リモートワーク転職】

この記事のポイント
- フルリモートエンジニアの平均年収は2024年の540万円から2026年には620万円に上昇しており、リモートワーク転職と年収アップは矛盾しない目標になっています。
- クラウドスキルの追加で年収が50万〜150万円高くなる傾向があり、生成AI・LLM対応スキルを持つエンジニアは700万〜1,200万円のレンジも現実的です。
- AI時代に年収を上げ続けるエンジニアに共通しているのは、コーディング力に加えて「企画・マネジメント・クラウド」のいずれかを掛け合わせた複合スキルを持っていることです。
エンジニアの転職でリモートワークと年収アップは同時に実現できるか

「リモートワークを実現するためには、年収を妥協する必要がある」。転職相談の場でそのようにお話しされるエンジニアの方に出会うことがあります。確かに一時期、そういったケースが見られた時代もありました。しかし2026年の転職市場では、この前提が変わっています。
フルリモートエンジニアの平均年収は2024年の540万円から2025年の580万円を経て、2026年には620万円に達しており、3年間で約15%上昇しています1。IT人材の需要が供給を上回る状態が続く中、企業はリモートワークという条件を武器に優秀なエンジニアを獲得しようとしており、その結果として年収水準も引き上げられています。
特に地方にお住まいのエンジニアにとって、リモートワーク転職は首都圏の企業水準の年収を受け取れる機会として注目されています。地方のエンジニアがフルリモートのSaaS企業に転職し、年収を200万円以上アップさせた事例も増えています1。
この記事では、エンジニアが転職で年収アップとリモートワークを同時に実現するための戦略と、転職エージェント目線のリアルな情報をご紹介します。
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2026年のリモートワーク転職市場と年収相場
フルリモートエンジニアの年収推移
フルリモートエンジニアの平均年収推移は、IT人材市場全体の年収上昇トレンドを上回るペースで推移しています。
フルリモートエンジニアの平均年収推移
| 年 | フルリモートエンジニア平均年収 | 前年比 |
| 2024年 | 540万円 | — |
| 2025年 | 580万円 | +40万円(+7.4%) |
| 2026年 | 620万円 | +40万円(+6.9%) |
出典:アプリの達人「2024〜2026年 フルリモートITエンジニアの需要と年収上昇トレンド」(2026年)1。ITエンジニア全体の平均年収469万円(doda調べ)2と比較すると、フルリモート勤務者の年収水準が高い状況が示唆されています。
ただし、この数字は平均値です。スキルセットや経験によって年収レンジは大きく異なります。「フルリモート=年収が低め」という前提は、2026年の転職市場において正確ではありません。
職種・スキル別の年収レンジ比較
エンジニア職種・スキル別の年収レンジ(2026年時点)
| 職種・スキル | 年収レンジ | リモートワーク対応率の傾向 |
| ITエンジニア全体(平均) | 469万円(平均) | 約42%がリモートワーク可3 |
| クラウドエンジニア(AWS/GCP/Azure) | 550万〜600万円(平均)、ハイクラス1,000万円以上 | 高い(インフラ管理がリモート化しやすい) |
| AIエンジニア(平均) | 558万円(平均) | 高い(リモートでのモデル開発・評価が主流) |
| 生成AI・LLMエンジニア | 700万〜1,200万円 | 高い(スタートアップ・メガベンチャー中心) |
| テックリード・エンジニアリングマネージャー | 700万〜1,100万円 | 高い(結果責任型の評価が馴染みやすい) |
出典:Qiita Job Change(2026年)4、株式会社renue(2026年)5、infla-lab「クラウドエンジニアの年収は?」(2026年)6をもとにリラシク編集部が整理。実際の年収は企業規模・業種・個人の経験によって異なります。
年収アップを実現するスキルの組み合わせ
転職エージェントとしての実感として、「年収が大幅に上がった転職」に共通していることがあります。それは、コーディング力に加えてもう1つ以上の軸を持っていることです。2026年の転職市場では特に、以下の組み合わせが年収交渉力を高めます。
クラウドスキル(AWS/GCP/Azure)
クラウドスキルを持つエンジニアは、そうでないエンジニアと比べて年収が50万〜150万円高くなる傾向があります7。AWS・GCP・Azureのいずれかで設計・構築・運用の実務経験があると、インフラ観点での提案ができる「フルスタックに近い人材」として評価されます。
クラウドエンジニアの平均年収は550〜600万円前後で、ITエンジニア全体の平均年収469万円を上回り、ハイクラス層では1,000万円以上も現実的です6。クラウドインフラはリモートワーク環境でも完全に管理できるため、リモートワーク対応求人との親和性が高い領域でもあります。
生成AI・LLMエンジニアリング
2026年に最も年収上昇幅が大きいスキル領域が、生成AI・LLMエンジニアリングです。OpenAI APIやAnthropic Claude API、LangChain、RAG(検索拡張生成)などの実装経験を持つエンジニアは、年収700万〜1,200万円のレンジに入るケースが増えています5。生成AI領域はスタートアップ・メガベンチャー中心に求人が活発であり、フルリモート対応の求人も多い傾向があります。現在のコーディングスキルにLLM活用の実装経験を加えることが、年収レンジを引き上げる選択肢のひとつです。
マネジメント・企画力
年収1,000万円を超えるエンジニアの多くは、純粋な技術職ではなくなっています。テックリード・エンジニアリングマネージャー・テクニカルPdMなど、技術と組織・事業の橋渡し役を担う人材が高い年収を得ています。これらのポジションは、コーディング経験に加えてチームマネジメント・要件定義・事業側との連携経験を持つ中〜シニアエンジニアが転職しやすい領域です。
エージェント目線:「コーディングだけ」が通用しなくなっている本当の理由
年収アップを目的に転職活動を始めるエンジニアの方に、必ずお伝えしていることがあります。それは「今の年収が低い理由を、技術スタックのせいにしないでほしい」ということです。
転職エージェントとしての経験から申し上げると、年収が上がらない本当の理由は技術スタックではなく、「コーディング以外での組織への貢献が可視化されていないこと」にあるケースが大半です。同じJavaやPythonを使うエンジニアでも、年収が500万円の方と1,000万円の方がいます。その差の実態は、技術の差ではなく「事業への関わり方」と「チームへの影響力」の差です。AIが普及した2026年において、「自分でコードを書く速さ」は差別化の軸ではなくなりつつあります。採用企業が高い年収を払うのは、「AIを使いながら事業課題を解決する設計ができる人材」「チームのアウトプットを最大化できる人材」に対してです。コーディング力は前提として、そこにプラスアルファを持つことが年収アップへの最短経路です。
年収アップとリモートワークを同時に実現したい方へ
Relasicでは、公開求人3,790件(うちフルリモート1,428件)の中から、年収条件とリモートワーク条件の両方を満たす求人をエージェントが厳選してご紹介します。
年収アップを実現したリモートワーク転職の3つのパターン
パターン1:地方在住エンジニアが首都圏企業にフルリモート転職
地方都市にお住まいのバックエンドエンジニア(Python・Django経験6年)が、フルリモート可能な東京のSaaS企業に転職されたケースです。地元企業での年収は480万円でしたが、転職後は680万円と200万円の増加になりました。転職成功の要因は、「技術力の高さに加え、AWSを使ったインフラ設計の経験を持ち、リモートワーク下での自律的な業務遂行実績を職務経歴書で具体的に示せた」ことでした。地方にいながら首都圏の年収水準を受け取れるのが、フルリモート転職の大きなメリットのひとつです。
パターン2:クラウドスキル追加で年収交渉に成功
フロントエンドエンジニアとして5年のキャリアをお持ちで、業務でVercelやAWSの簡易的な構築に関わった経験を持つエンジニアのケースです。「自分はフロントエンドしかできない」というお考えでいらっしゃいましたが、AWSの基礎設計・デプロイ自動化・CloudFront設定の経験を整理することで、フルスタックに近い評価を受けられる求人への応募が可能になりました。週4日フルリモートのメガベンチャーへ転職し、年収が150万円増加しました。
パターン3:テックリードポジションへのステップアップ転職
Javaエンジニアとして10年のキャリアをお持ちで、直近2年間はチームリーダーとして5名のマネジメントと採用面接への参加を担ってこられたエンジニアのケースです。「自分はコードが書けなくなってきているのでは」という不安をお持ちでしたが、エージェントとの面談でスプリント管理・技術的意思決定・オンボーディング設計の経験を整理すると、テックリードポジションで評価される実績が明確になりました。フルリモート可能なSaaS企業のテックリードへ転職し、年収が180万円増加しました。
3つのパターンに共通しているのは、「コーディング力単体ではなく、その周辺の経験を言語化したこと」です。エージェントとの面談を通じて自分の市場価値を整理することが、年収アップ転職の出発点になります。
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年収アップ転職を成功させる5つの戦略
戦略1:現在の年収の「相場比較」から始める
まず、自分の年収が市場水準に対して適切かどうかを確認します。同じ経験年数・スキルセットでも、企業規模・業種・勤務地によって年収レンジは大きく異なります。doda・Qiita Job Changeなどのデータを参照しながら、転職エージェントに「現在の市場での評価」を聞いてみることが効率的です。
戦略2:プラスアルファを「1つ」選んで言語化する
クラウド・生成AI・マネジメント・企画力のうち、すでに実務で接点のある領域を1つ選びます。「業務の一部として関わったことがある」というレベルでも、具体的なエピソードとして語れる状態にしておくことが重要です。採用担当者は「完璧なスペック」より「実務での経験と成果」を重視します。
戦略3:リモートワーク条件と年収目標を同時に設定する
転職エージェントにご相談される際、「フルリモートかつ年収○○万円以上」という条件を最初から明確にお伝えください。「どちらかしか無理」と思い込まずに、両方の条件を持った求人を探すことが重要です。Relasicでは公開求人3,790件(うちフルリモート1,428件)を取り揃えており、条件を絞り込んだ求人紹介が可能です。
戦略4:職務経歴書に「定量的な成果」を記載する
「○○の開発を担当しました」では年収交渉の材料になりません。「○○システムの開発をリードし、リリース後3か月でDAU(日次アクティブユーザー)が30%増加した」「CI/CDパイプラインを整備し、デプロイ頻度を月2回から週3回に改善した」など、定量的な成果を記載することで、年収交渉の根拠が明確になります。
戦略5:複数の求人に並行応募して比較する
年収交渉の大きな武器は「複数の内定を持つこと」です。1社ずつ順番に進めるのではなく、複数の求人に同時並行で応募し、オファー内容を比較することで、より有利な条件で転職を決断できます。転職エージェントを活用することで、並行応募のスケジュール管理のサポートを受けられます。
よくある質問:リモートワーク転職と年収アップについて
Q. リモートワーク可の求人は年収が低い傾向があると聞きましたが本当ですか?
A. 一概にそうとは言えません。フルリモートエンジニアの平均年収は2026年時点で620万円であり、ITエンジニア全体の平均年収469万円(doda調べ)2を上回っています。リモートワークを条件に優秀な人材を採用したい企業は、年収を妥協しないことが多いです。ただし、求人によって差があるため、エージェントに実態をご確認いただくことをおすすめします。
Q. 今のスキルで年収アップできるか不安です。
A. 転職エージェントとの面談で経験を整理することで、自己評価では気づけなかった市場価値が見えてくることがあります。特に「コーディング以外でやってきたこと」を職務経歴書に反映できていないエンジニアの方には、改善の余地が残っているケースが多く見られます。まずは転職エージェントとの面談で客観的な評価を聞いてみることをおすすめします。
Q. 地方に住んでいますが、年収を維持したままリモート転職できますか?
A. 可能です。地方のエンジニアがフルリモートのSaaS企業や東京のベンチャー・メガベンチャーに転職し、年収を100万〜200万円以上アップさせた事例はRelasicの支援事例にも存在します。リモートワークは地理的な格差を縮める手段としても機能しています。
Relasic(リラシク)について
Relasic(リラシク)は、株式会社LASSICが運営するリモートワーク対応の正社員求人に特化した転職支援サービスです。公開求人3,790件(うちフルリモート1,428件)の中から、年収条件とリモートワーク条件の両方を満たす求人をエージェントが厳選してご紹介します。「年収アップとリモートワークを同時に実現したい」という方のご相談をお待ちしています。
転職は、条件を妥協するためではなく、自分の価値を正しく評価してもらえる場所に移るためのものです。
▼ リモートワーク対応の求人を見る
転職のご相談・エージェントへのご予約は、登録フォームから承っています。
出典・参考情報
*1 アプリの達人「2024〜2026年 フルリモートITエンジニアの需要と年収上昇トレンド【未経験でも転職成功】」(2026年)
*2 doda「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説」(2026年)
*3 アプリの達人「2026年エンジニア転職市場の動向とAI時代のキャリア戦略」(2026年)
*4 Qiita Job Change「2026年最新ITエンジニアの平均年収|職種・年代別比較&高年収企業ランキング!」(2026年)
*5 株式会社renue「AIエンジニアの年収は?平均・スキル別・雇用形態別の相場と収入アップの方法を解説【2026年版】」(2026年)
*6 infla-lab「クラウドエンジニアの年収は?AWS・Azure・GoogleCloudの相場と1000万へのキャリア【2026】」(2026年)
*7 アプリの達人「2026年エンジニア需要トレンドと必須スキルセット完全ガイド」(2026年)
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