転職エージェントと話す時の服装|対面とオンラインの違い

転職エージェントとの面談は選考そのものではないからと、服装を後回しにしがちです。ただし対面かオンラインかで見られる範囲が変わり、私服可と言われたときに指す範囲も、初回の面談か選考本番かで違います。形式ごとの目安を先に持っておくと、当日になって迷う場面を減らせます。
正社員全体のテレワーク実施率は22.5%です*1。面談自体がオンラインで行われる場面も珍しくなくなっており、対面と同じ服装をそのまま当てはめる必要はありません。
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監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)
この記事のポイント
- 正社員全体のテレワーク実施率は22.5%です。面談がオンラインで行われる場面も増えており、対面と同じ基準で服装を決める必要はありません*1。
- 情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.65倍です。複数社の選考が同時に進みやすく、対面とオンラインの両方に対応できる服装を先に決めておくと動きやすくなります*2。
- 私服可の指定は、初回の面談か選考本番かによって範囲が変わります。上下の組み合わせと季節ごとの調整も、形式に合わせて先に決めておきます。
1. 転職エージェントと話す時は服装の基準が変わります
転職エージェントと話す時に着る服装は、対面かオンラインかを先に確認してから決めます。正社員全体のテレワーク実施率は22.5%です*1。面談そのものがオンラインで行われる場面も増えており、対面を前提にした服装をそのまま当てはめる必要はありません。
転職エージェントと話す時、最初の連絡や日程調整の段階では、服装について指定がない場合が基本です。ここで悩むよりも、面談が対面かオンラインかを先に確認したほうが、準備の方向が定まります。
対面での面談は、エージェントのオフィスや貸し会議室で行われます。ビジネスの場に出向く前提になるため、清潔感のある服装を基本にします。
オンラインでの面談は、画面越しに上半身までしか映りません。服装として整える範囲は狭くなりますが、映る部分だけを整えればよいわけではなく、姿勢や背景まで含めて準備しておく必要があります。
転職エージェントと話す時に服装で迷ったら、指定の有無をまず確認します。指定がなければ、次に選考の段階が初回の面談か選考本番かを確認し、目安を決めていきます。
服装の指定が案内メールや日程調整のやり取りに書かれていない場合は、担当のエージェントに直接聞いてかまいません。形式と指定の有無を確認するだけの質問であれば、選考への影響を心配する必要はありません。
2. 服装の目安はオンラインと対面で動きます
面談の形式によって、服装として求められる範囲がどこまで動くかを見ます。
情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.65倍です*2。IT関連の求人は選考が複数社で同時に進みやすく、対面とオンラインの面談が同じ週に重なる場合もあります。
対面とオンラインのどちらでも通用する服装を1着決めておくと、形式が変わっても迷いません。ジャケットを羽織るかどうかで、対面とオンラインの差を調整できます。
転職エージェントと話す時、私服可と伝えられても、私服の範囲は普段着と同じではありません。襟のあるシャツやジャケットを合わせた、ビジネスカジュアルの範囲に収めます。
IT関連の企業のなかには、面接でもラフな服装を許容するところがあります。ただし、それは応募先企業ごとの社内文化であり、転職エージェントとの面談で求められる服装とは別に判断します。
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3. 初回の面談と選考本番で目安を変えます
転職エージェントと話す時でも、初回の面談と選考本番とでは服装の目安が変わります。初回は、希望条件や経歴を確認し合う場であり、選考そのものではありません。
初回の面談がオンラインで行われる場合、私服可と案内される場合があります。ここでの私服可は、Tシャツやパーカーを指すのではなく、襟のあるシャツやニットなど、次の選考にそのまま進んでも違和感のない範囲を指します。
たとえば初回のオンライン面談で私服可と案内された場合、Tシャツ1枚ではなく、下にシャツやポロシャツを重ねるだけでも印象は変わります。次の選考にそのまま進む前提で服を選んでおくと、あとになって慌てずに済みます。
選考本番、つまり企業の担当者と直接顔を合わせる面接では、私服可の案内がない限りスーツを基本にします。転職エージェントとの面談で私服可だったからといって、企業側の選考でも同じ基準とは限りません。
選考が進む中で、条件面の希望が変わったり、選考そのものを辞退したいと感じたりする場面も出てきます。服装の準備と合わせて、意思をどう伝えるかも早めに整理しておくと、当日になって慌てずに済みます。
転職エージェントと話す時に相談する人は年代を問いません。一般労働者の賃金は40〜44歳で月額364.3千円です*3。年代に関わらず面談の機会は生じるため、服装の目安は年齢ではなく、形式と選考の段階で決めます。
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4. 上下の組み合わせを場面ごとに整えます
対面かオンラインか、私服可か指定なしかによって、上下の組み合わせの目安をまとめます。
【表1】場面別・上下の組み合わせの目安
| 場面 | 上 | 下 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 対面・指定なし | ジャケット+シャツ | スラックス | 革靴を合わせます |
| 対面・私服可 | ジャケット+ニットやシャツ | チノパンも可 | スニーカーは避けます |
| オンライン・指定なし | ジャケット+シャツ | 普段着でも可 | 立つ場面に備えて整えておきます |
| オンライン・私服可 | 襟のあるシャツやニット | 普段着でも可 | 背景と照明も合わせて確認します |
対面では上下とも見られるため、ジャケットを基準に整えます。私服可であっても、スニーカーやジーンズは避け、ビジネスカジュアルの範囲に収めます。
オンラインでは下半身が映らない場合がほとんどです。ただし、資料を取りに立ち上がる場面もあるため、下も最低限は整えておきます。
転職エージェントと話す時、上だけを整えて下を後回しにすると、立ち上がった瞬間に印象が変わってしまいます。上下どちらも準備しておく前提で服装を選びます。
上下の服装をそろえたら、時計やバッグなど小物の状態も合わせて確認します。オンラインでは机の上に置いた物も画面に映るため、雑然とした印象にならないよう、服装と同じ基準で整えます。
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5. 私服可の指定は形式によって分かれます
面談の形式と、私服可の指定があるかどうかを組み合わせると、目安は4つに分かれます。同じ私服可でも、オンラインと対面では整える範囲が違います。
対面で私服可と案内された場合が、実務でいちばん判断に迷う組み合わせです。ジャケットを羽織らずジーンズやスニーカーで行くと、私服可の範囲を超えてしまう場合があります。ビジネスカジュアルの範囲を基準にします。
指定が無い場合は、オンラインでも対面でも、フォーマル寄りに整えておくと外れません。私服可という案内があって初めて、範囲を少し広げます。
自分の面談がこの4つのどこに当てはまるか分からない場合は、案内メールを読み返すか、担当のエージェントに確認します。私服可という言葉が指す範囲は、求人や企業によって幅があります。
6. 季節と背景も服装に影響します
画面越しの面談と季節の変化についても、服装と合わせて確認しておきます。
オンライン特有の確認と季節ごとの服装
- 映る範囲:カメラの設定によって、上半身のどこまで映るかが変わります。事前に自分の映り方を確認しておきます。
- 背景:背景に生活感のあるものが映り込むと、服装を整えていても印象がまとまりません。無地の壁やバーチャル背景で整えます。
- 夏の服装:襟のあるシャツ1枚でも、対面では汗による見た目の変化に注意します。オンラインでは涼しい服装のまま、上に羽織るものを1枚用意しておくと対面にも切り替えられます。
- 冬の服装:対面ではコートを面談の場に持ち込まず、事前に脱いでおきます。オンラインでは暖房の効きで顔の赤みが出やすいため、室温も合わせて調整します。
- 照明:オンラインでは部屋の照明で顔の印象が変わります。逆光を避け、正面から光が当たる位置に座ります。
- 靴:対面では玄関先で靴を見られる場面もあるため、汚れのない革靴やきれいめのスニーカーを選びます。オンラインでは画面に映らないため、普段の靴でかまいません。
転職エージェントと話す時、対面であれば服装だけを整えればよいのですが、オンラインでは映る範囲・背景・照明まで含めて準備します。
季節による調整も、対面とオンラインで考え方が変わります。対面では実際に着ている服がそのまま見られますが、オンラインでは映る部分を優先して整え、映らない部分は動きやすさを優先してもかまいません。
転職エージェントと話す時に一度整えた服装や背景の準備は、次の面談でもそのまま使えます。最初に整えておくと、以降の面談準備が短時間で済みます。
7. よくある質問
Q1. 転職エージェントとの面談はスーツを着るべきか
A. 対面で指定が無ければスーツが無難です。オンラインで私服可と案内された場合は、襟のあるシャツやニットなど、ビジネスカジュアルの範囲で整えます。
Q2. 私服可と言われた場合ジーンズやスニーカーでもよいか
A. 対面では避けたほうが無難です。私服可は普段着そのものを指すのではなく、ビジネスカジュアルの範囲を指す場合がほとんどです。
Q3. オンライン面談で映らない下半身の服装はどこまで整える必要があるか
A. 最低限、立ち上がっても違和感のない服装にしておきます。資料を取りに席を外す場面もあるため、部屋着のままにはしません。
Q4. 夏や冬で服装の目安は変わるか
A. 対面では季節に応じた服装を選びつつ、ジャケットの着脱で調整します。オンラインでは映る部分を優先し、季節に応じて羽織るものを1枚用意しておくと対面にも切り替えられます。
Q5. オンライン面談で時計やアクセサリーを身につけてよいか
A. 身につけてかまいません。ただし、光を反射して画面がちらつく素材は避け、対面のときと同じく控えめなものを選びます。
8. まとめ:転職エージェントと話す時は形式で服装を決めます
この記事のまとめ
- 転職エージェントと話す時は、対面かオンラインかをまず確認し、服装の基準を決めます。
- 正社員全体のテレワーク実施率は22.5%です。面談自体がオンラインで行われる場面も増えています*1。
- 情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.65倍です。複数社の選考が重なりやすく、対面とオンラインの両方に対応できる服装を決めておくと動きやすくなります*2。
- 初回の面談と選考本番、私服可の指定の有無、季節やオンラインの映り方まで含めて、事前に目安を決めておくことで、当日に迷う場面を減らせます。
転職エージェントと話す時の服装は、対面かオンラインか、私服可の指定があるかどうかで目安が変わります。上下の組み合わせと季節ごとの調整を先に決めておけば、面談のたびに迷う必要はありません。形式ごとの基準を1つ持っておくことが、当日の準備を短くします。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
*1 パーソル総合研究所「第十回テレワークに関する調査」(2025年公表)
*2 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和7年12月分)」(2026年公表)
*3 厚生労働省「令和7(2025)年賃金構造基本統計調査の概況」(2026年3月公表)
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