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リモートワークのやり方を間違えて3か月で挫折する人の共通点|土台から整える完全ガイド

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金曜の夕方、揺れる電車の窓に映る自分の顔を見ながら、ふと思う夜があります。「この通勤時間、今週もまた、何にもならなかった」――そんな帰り道、スマホを開いて「リモートワーク やり方」と検索する方が、いま、増えています。雇用されて働く人のおよそ4人に1人が、すでに経験している働き方です。けれど、いざ始めようとすると、何から準備すればよいのか、自分の仕事は向くのか、続けられるのか、迷うものです。本記事では、はじめてリモートワークに取り組む方が知っておくべきことを、国の調査データを根拠に整理してお届けします。読み終える頃には、明日からの一歩が見えているはずです。

この記事のポイント

  • リモートワークのやり方は「環境・ルール・コミュニケーション」の3つの土台に整理できます。順番に整えれば、はじめての方でも迷わず進められます。
  • 自宅環境は厚生労働省のガイドラインを参考に、机・椅子と通信回線を優先して投資すると、費用対効果が高まります。
  • 続けるためには「時間の設計」「関わり方の設計」「失敗の事前回避」の3つが要です。デメリットの上位は工夫で和らげられます。
  • いまの職場で実現が難しい場合、転職でリモートワーク前提の正社員求人を選ぶ、という選択肢が現実的になっています。
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1. リモートワークとは|テレワーク・在宅勤務との違いと、いまの実施率

リモートワーク・テレワーク・在宅勤務の定義と実施率データを示すイメージ画像

リモートワークとは、オフィスに出社せず、自宅やサテライトオフィスなどの離れた場所で、情報通信技術を活用して働く勤務形態のことです。雇用されて働く人のうちリモートワーク(テレワーク)を経験したことがある割合は全国で24.6%、首都圏では約4割の水準にあり、週あたりの平均日数は2.1日となっています1。出社と在宅を組み合わせるハイブリッド型での定着が進んでおり、もはや一部の人だけの働き方ではありません1

1-1. 「リモートワーク」「テレワーク」「在宅勤務」の違い

3つの用語は近い意味で使われますが、由来と指す範囲が少しずつ異なります。整理しておくと、求人票や社内制度を読むときに迷いません。

表1:リモートワーク・テレワーク・在宅勤務の違い

用語由来・主な使い手指す範囲使われ方の傾向
テレワーク政府・行政(厚生労働省・総務省など)場所にとらわれない働き方の総称。在宅勤務、モバイルワーク、サテライトオフィス勤務を含む制度名・公的文書で使われる
リモートワーク民間企業・IT業界意味はテレワークとほぼ同じ。離れた場所から働くこと全般求人票・転職情報・日常会話で使われる
在宅勤務労務用語自宅で働く形態のみを指す。テレワークの一部就業規則・労務管理の文脈で使われる

政府の調査や制度を確認するときは「テレワーク」、求人を探すときは「リモートワーク」、自宅勤務のルールを確認するときは「在宅勤務」――この使い分けを覚えておくと、情報源を行き来しやすくなります。

1-2. 導入企業の割合と、働く側の実施率

企業側では、テレワークを「導入している」と回答した企業の割合は47.3%でした2。前年の49.9%から2.6ポイント低下したものの、全企業の半数近くが何らかの形で導入を継続しています2。働く側では、これまでにテレワークを経験した雇用型就業者の割合が全国で24.6%、首都圏で約4割の水準を維持しています1。コロナ禍以降の「より戻し」は見られるものの、コロナ禍以前と比べれば高い水準を保ち、減少幅も小さいことから、下げ止まり傾向と整理されています1

1-3. リモートワークの3つの形態

表2:リモートワークの3つの形態と特徴

形態出社頻度の目安主な働く場所向いている状況
フルリモート原則出社なし(月数回以下)自宅・サテライトオフィス地方在住者、家庭の事情で通勤が難しい方、成果が個人単位で測れる職種
ハイブリッド週1〜4日出社オフィス+自宅チーム業務と個人業務が混在する仕事、顧客対応と内勤を両立する仕事
一時的なリモート必要なときだけ自宅・出張先など育児・介護の中抜け、悪天候時、出張のスキマ時間活用

フルリモートは作業環境への投資が最も必要で、コミュニケーション設計も丁寧に組まなければなりません。ハイブリッドは出社日と在宅日の役割分担を決めることが鍵で、対面でしかできない仕事を出社日に集めるとよく機能します。求人を探すときも、自分が望むのがどの形態かを言語化しておくと、ミスマッチを防げます。

2. リモートワークができる仕事・できない仕事|判定3条件

リモートワークができるかどうかは、職種そのものより「仕事の中身」で決まります。同じ営業職でも、対面訪問が中心ならリモートは難しく、オンライン商談が中心ならフルリモートも成り立ちます。判定の物差しは、次の3条件です。

  1. 打ち合わせをオンラインに置き換えられるか:社内会議・顧客対応の大半がビデオ会議で完結するなら、出社理由が1つ消えます。
  2. 書類・データへのアクセスがクラウドで完結するか:紙の書類や社内サーバーにしか保管されていないデータがあると、出社が縛りになります。
  3. 成果物が「文章・コード・画像・分析結果」のような受け渡せる形か:手を動かす対象が物理的なものでなく、デジタルデータで完結すれば、場所の制約は外れます。

3条件のうち2つ以上に当てはまる仕事は、リモート化の余地が大きいと判断できます。

表3:リモートワークに向きやすい職種・向きにくい職種

区分代表的な職種背景
向きやすいエンジニア・プログラマー、Webデザイナー、編集・ライター、データ分析、マーケティング・広報、人事(採用・労務の一部)、経理(クラウド会計)、カスタマーサポート、コンサルタント3条件のすべて、または2つ以上に該当する。成果物がデジタルで、対面の必然性が低い
条件次第営業(オンライン商談型なら可)、講師・トレーナー(オンライン形式なら可)、士業(電子申請に対応した範囲で可)、医療事務商談形式・授業形式・申請方法によって判定が変わる。一部をリモート化するハイブリッド型が現実解になりやすい
難しい製造業の現場作業、建設・土木の現場、医療(手術・入院対応)、飲食・小売の接客、警備、運送、対面が前提の介護物理的な対象物・人への対面対応が業務の中核を占める

「難しい」に分類される現場系の職種でも、関連する管理・事務・設計・営業の業務はリモート化が進んでいます。「自分の業界は無理」と即断する前に、業界内の別の職種、または別の業界の同じ職種という二軸で求人を眺めると、選択肢が広がります。

3. リモートワークのやり方|成功に必要な3つの土台

リモートワークのやり方を分解すると、整えるべきものは「環境」「ルール」「コミュニケーション」の3つに収まります。どれか1つが欠けても、続きません。

3-1. 土台1|環境:仕事ができる「場所」をつくる

環境とは、作業に集中できる物理的な場所と、業務に必要な情報通信機器・回線の総体です。机・椅子・照明・空調といった作業環境と、パソコン・ネットワーク・カメラ・マイクといった機器類、そして書類やデータにアクセスするためのクラウド環境やセキュリティ対策が含まれます。厚生労働省のガイドラインでは、テレワークを行う際の作業環境について、事業者と労働者が協力して整えることが望ましいと示されています3。費用負担をどちらが負うかも、就業規則等で明確にしておくことが望ましいとされています3

3-2. 土台2|ルール:いつ・どこで・どう働くかを決める

ルールとは、勤務時間、連絡可能な時間帯、休憩、業務の進め方、成果の見える化、業務上のやりとりの記録などを指します。厚生労働省のガイドラインでは、テレワークを行う場合も労働基準法をはじめとする労働関係法令が適用されることが明示されています3。つまり「家で働くから自由」ではなく、勤務時間や中抜けのルールを会社と取り交わしておく必要があります。中抜けして家事や育児の用事を済ませる、夕方に再開する――そうした柔軟な働き方も、事前にルールを定めておけば気兼ねなく実行できます。

3-3. 土台3|コミュニケーション:見えない相手と仕事を進める

リモートワーク経験者を対象とした調査では、デメリットの最上位は「対面でのコミュニケーションが減る」で52.4%でした4。全13項目中で唯一の過半数となっており、リモートワークを続ける上で最大の壁が「人とのつながり」であることが浮き彫りになっています4。だからこそ、コミュニケーションは偶然に任せず、設計するものだと位置づけたほうが続きます。チャットでの非同期のやりとり、ビデオ会議による同期のやりとり、定期的な1on1、雑談用のチャンネル――この4つを意識的に組み合わせると、対面が減ったことによる「気軽に聞けない」「相談しづらい」を和らげられます。

4. 自宅でリモートワークを始める準備|厚労省ガイドライン準拠の整え方

自宅でリモートワークを始めるとき、最初に直面するのは「何を、どれだけ揃えればよいか」という問いです。厚生労働省のガイドラインは、テレワークを行う際に整えるべき作業環境の要点を、事務所衛生基準規則の考え方をもとに整理しています3。これに沿って優先順位をつけると、無駄な投資を避けられます。

表4:自宅でリモートワークを行う際の作業環境整備の要点と優先度

整備項目整えるポイント優先度費用感の目安
机・椅子机の高さは作業に適し、椅子は背もたれと肘掛けがあるものが望ましい最優先合計3〜8万円
通信回線ビデオ会議に耐える上り回線速度を確保する最優先月4,000〜6,000円(既存契約で足りる場合あり)
PC・ディスプレイ画面の高さは目線と水平、適切な距離を保つ会社貸与で対応可な場合あり。外付けモニターは1〜3万円
照明机上の照度を作業に十分な明るさに保つデスクライト3,000〜8,000円
温度・湿度冷暖房・加湿器などで快適な範囲を保つ既存設備で対応可
部屋の広さ・換気気積を確保し、定期的に窓を開ける追加投資不要
カメラ・マイクビデオ会議で表情と声がクリアに伝わる外付け使用なら5,000〜2万円

机と椅子に予算の半分を割り当て、残りで通信回線・照明・モニター台を整えると、長期的な体調維持に効きやすい配分です。在宅勤務手当の有無、機器の貸与制度、通信費の補助――この3点を就業規則や社内ポータルで確認するか、人事に問い合わせると、自費負担の範囲が見えてきます。

リモートワークを始めるために必要なもの(チェックリスト)

  • 作業環境(家具):作業机、背もたれ・肘掛けのある椅子、デスクライト
  • 機器類:パソコン(会社支給または自分のもの)、外付けディスプレイ、Webカメラ、マイク付きヘッドセット、外付けキーボード・マウス
  • 通信・ソフトウェア:安定したインターネット回線(上り推奨10Mbps以上)、ビデオ会議ツール、ビジネスチャット、クラウドストレージ
  • セキュリティ:VPN(会社指定がある場合)、画面ロックの自動化設定、紙資料の取扱ルールの確認

セキュリティについては、厚生労働省のガイドラインで情報通信機器を使用する際の安全管理が重要と示されています3。会社支給のPCを使うこと、公衆Wi-Fiでの業務を避けること、画面のロックを習慣化することの3点を押さえておけば、家庭で起こりがちな情報事故の多くは未然に防げます。

5. 成果を出すリモートワークの進め方|続けるための時間設計と関わり方

リモートワークで成果を出すための時間設計と関わり方の工夫を示すイメージ画像

5-1. 時間の設計|オンとオフを意識的に切り替える

リモートワーク経験者へのデメリット調査では、「仕事とプライベートの境界が曖昧になる」が39.6%で3位に入っています4。1位の「対面でのコミュニケーションが減る」52.4%、2位の「運動不足になる」40.1%に続く水準です4。在宅でずっと働くと、いつでも仕事ができる代わりに、いつまでも仕事が終わらない――そんな状態に陥りやすいことが、データから読み取れます。切り替えのコツは、「儀式」を作ることです。朝は仕事用の服に着替え、コーヒーを淹れ、デスクライトをつけます。終業時には、同じ手順を逆向きにたどります。

表5:リモートワーカーの1日のスケジュール例

時間帯過ごし方狙い
7:00〜8:30起床、家事、朝食、子どもの送り出し通勤時間の代わりに生活の時間を確保
8:30〜9:00始業準備(着替え、コーヒー、PC起動、デスクライト点灯)オンへの切り替え儀式
9:00〜9:15朝会(チームで1日の予定を共有)「お互いの様子が見える」状態を作る
9:15〜12:00集中タスク(会議を入れない時間)頭が冴える午前を企画・執筆・設計に使う
12:00〜13:00昼休憩(散歩・家事も可)運動不足の解消、頭のリセット
13:00〜16:30会議・打ち合わせ・調整業務他者との同期作業に午後を使う
16:30〜18:00事務処理・翌日準備・チャット返信1日のクロージング
18:00終業(PCを閉じ、デスクライトを消す)オフへの切り替え儀式

午前に集中タスク・午後に同期作業、という配分は多くの方に当てはまります。集中力は午前に高く、対人エネルギーは午後に向く――この一般的な傾向を活かしつつ、自分のリズムに合わせて微調整するのがコツです。

5-2. 関わり方の設計|「報告」より「共有」を増やす

リモートでは、何もしなければ「お互いの様子が見えない」状態が続きます。対処の鍵は「報告」より「共有」を増やすことです。

  • 朝会・夕会の固定:1日10分でよいので、チームの始業時か終業時に短いオンラインミーティングを置きます。「今日やること」「今日やったこと・困っていること」を1人1分で話すと、互いの状況が見えるようになります。
  • 進行中の情報をオープンに:個人チャットではなく、チームチャンネルで進めると、関係者が後から流れを追えます。「完成してから報告」ではなく「進めながら共有」へ切り替えるイメージです。
  • 雑談の場を別に作る:業務チャンネルとは別に、業務外の話題を投稿してよいチャンネルを作ります。こうした「無駄話」が、いざというときに相談しやすい関係をつくります。

6. リモートワークでよくある失敗5つと対処法

はじめてのリモートワークでつまずく方には、共通するパターンがあります。先に知っておけば、ほとんどの失敗は事前に避けられます。

表6:リモートワークでよくある失敗と対処法

失敗パターン起きやすい時期対処法
① 環境投資をけちって体を壊す開始1〜3か月後椅子と机に最初に投資する。腰痛・肩こりが出る前に整える
② オンオフの境界が曖昧で長時間労働に開始1〜2か月後終業時刻の儀式を決める。PCをスリープ、デスクライトを消すなどの物理動作を入れる
③ 連絡頻度が下がって信頼を失う開始2〜3か月後「報告」より「共有」を増やす。進行中の情報を都度チャンネルに流す
④ 集中できず生産性が落ちる開始1〜6か月後会議のない時間帯を午前に2時間確保する。家族と「この時間は話しかけない」ルールを共有
⑤ 孤独感・モチベーション低下開始3〜6か月後1on1の定例化、雑談チャンネルの活用、月1のリアル出社を意図的に組み込む

5つの失敗を見渡すと、共通点が見えてきます。どれも「環境・ルール・コミュニケーション」の3つの土台のどれかが手薄になったときに起きます。先に土台を整えておけば、これらの失敗は半分以上が予防できると考えてよいでしょう。

7. いまの会社でリモートワークが難しいとき|「やり方」を変えるという選択肢

テレワークを導入している企業は47.3%で、過半数にはまだ届いていません2。「やり方」を学んでも、舞台がなければ実践できません。そんなときに取れる選択肢は、3段階に整理できます。

ステップ1|まず社内制度を確認する

就業規則や社内ポータルで、テレワーク制度の有無、利用条件、対象職種を確認します。制度はあるが運用されていない、というケースも見受けられます。その場合、人事に運用状況を尋ねると、思いがけず利用可能と分かることもあります。

ステップ2|上司・人事に提案する

制度がない、または利用が制限されている場合、業務単位での提案を試す価値があります。「週1日からの試行運用」「特定の業務だけ在宅対応」など、小さな提案から始めると合意を得やすくなります。厚生労働省のガイドラインも、労使での話し合いを通じて導入することを促しています3

ステップ3|転職という選択肢を検討する

制度がなく、提案にも応じてもらえない――その場合に残る選択肢が、「働く場所を変える」ことです。リモートワークを前提とした正社員の求人も、選択肢として広がってきました。地方に住んだまま首都圏の企業で働く、子育てと仕事を両立する、介護で実家近くに住みながら働き続ける――こうした選択が、いまは現実的になっています。

表7:リモートワーク対応の求人を見極める4つの観点

観点確認するポイント注意点
出社頻度フルリモートか、週何日のハイブリッドか「リモート可」と「リモート前提」では運用が異なる
勤務地の規定居住地の制約があるか、地方在住で応募可か「リモート対応」でも「東京都内在住限定」のケースがある
環境整備の支援機器貸与・在宅勤務手当・通信費補助の有無支援の内容は企業ごとに差が大きい
評価の仕組み成果ベースの評価か、勤怠ベースかリモート前提なら成果評価への移行が進んでいる傾向

求人票に「リモートワーク可」と書かれていても、実際の運用は出社中心で、特定の事情がある場合に認められるケースもあります。応募前に、実際の運用ルールや過去の利用実績を確認すると、入社後のギャップを抑えられます。

8. リモートワークのやり方Q&A

Q1:リモートワーク、テレワーク、在宅勤務は何が違いますか?

テレワークは政府用語、リモートワークは民間用語で、意味はほぼ同じです。どちらも「離れた場所から情報通信技術を使って働く」働き方の総称です。在宅勤務は、その中でも自宅で働く形態だけを指します。テレワークの中に在宅勤務・モバイルワーク・サテライトオフィス勤務が含まれる、という入れ子の関係です。

Q2:リモートワークは正社員でもできますか?

できます。雇用されて働く人のうち24.6%がテレワークを経験しており、その大半は正社員です1。雇用契約上の労働者である以上、テレワーク中も労働基準法をはじめとする労働関係法令が適用されます3。残業代、有給休暇、社会保険などの取り扱いは、出社勤務と変わりません。

Q3:自宅にスペースがない場合はどうすればよいですか?

選択肢は3つあります。1つ目はリビングの一角に折りたたみ机を置く方法、2つ目は近所のサテライトオフィスやコワーキングスペースを利用する方法、3つ目は図書館やカフェを一時的な作業場所として活用する方法です。会社によってはサテライトオフィスの利用料を補助する制度を持っているため、社内制度を確認してみる価値があります。

Q4:在宅勤務手当はどのくらいもらえますか?

金額は企業によって大きく異なるため、一概には言えません。月額数千円〜1万円台で支給する企業や、機器の購入費を一時金で支給する企業、通信費の一部を補助する企業など、形は多様です。求人を比較するときは、基本給だけでなく在宅勤務関連の手当・補助も含めて条件を見ると、実態に近い比較ができます。

Q5:上司が信頼してくれず、リモートを認めてもらえません

「信頼してもらう」より「成果を見せる」アプローチが有効です。週1日の試行から始め、その日の成果物と進捗を可視化して共有します。1〜2か月続けて結果を積み上げると、出社日と比べて成果が落ちないことを客観的に示せます。それでも難しい場合は、転職という選択肢も視野に入ってきます。

Q6:集中できないときはどうすればよいですか?

原因は「環境」「時間設計」「家族との関係」の3カテゴリに分かれます。環境なら机周りの整理と照明の見直し、時間設計なら会議のない集中時間を朝に2時間確保、家族との関係ならその時間帯は話しかけないルールを共有――この3つを順に試すと、ほとんどの集中の悩みは改善します。それでも続く場合は、近所のコワーキングスペースを週1〜2日活用する選択もあります。

Q7:リモートワーク中の運動不足が心配です

テレリモ総研の調査では、リモートワークのデメリット2位に「運動不足になる」40.1%が入っています4。対処法は、生活動作の中に運動を組み込むことです。昼休みに15分散歩、終業後にストレッチ、週末は意識的に外出――こうした小さな習慣を固定すると、運動不足による不調を防げます。1日のスケジュールに最初から組み込んでおくのがコツです。

Q8:リモートワーク前提の求人を見つけるには?

一般の求人サイトで「リモートワーク」と検索すると数多くの求人が表示されますが、実際には出社中心の企業も混在しています。リモートワーク対応に特化した転職支援サービスを利用すると、フルリモート・ハイブリッドといった出社頻度別の絞り込みや、実際の運用実態のヒアリングまで踏み込んだ情報が得られます。求人票の文字だけで判断せず、運用実績を確認できる窓口を選ぶことが、入社後のギャップを抑えるコツです。

9. まとめ|リモートワークのやり方は、整えれば続けやすくなる

この記事のまとめ

  • 「環境・ルール・コミュニケーション」の3つの土台を順番に整えることが、リモートワークを続けるための基本です。
  • 自宅環境は厚生労働省のガイドラインを参考に、机・椅子と通信回線を優先して投資すると費用対効果が高まります。
  • 続けるために「時間の設計」と「関わり方の設計」を意識的に作り、よくある5つの失敗パターンを先回りで予防することが大切です。
  • いまの職場で実現が難しい場合は、転職という選択肢が現実的になっています。

リモートワーク経験者へのメリット調査では、最上位が「通勤時間を有効活用できる」で71.0%でした4。1日2時間の通勤がなくなれば、1か月で約40時間、1年で約500時間の「自分の時間」を取り戻す計算になります。本記事を読み終えたら、まずは1つだけ動いてみてください。会社の就業規則を開いてテレワーク制度を確認する、机の上にデスクライトを1台置く、リモートワーク対応の求人を眺めてみる――小さな一歩で構いません。整え始めた人から、新しい働き方は始まります。

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Relasic(リラシク)は、株式会社LASSICが運営する、リモートワーク対応の正社員求人に特化した転職支援サービスです。フルリモート、週1〜4日のハイブリッド、職種別といった条件で求人を整理してお探しいただけます。地方にお住まいのまま首都圏の企業で働きたい方、子育て・介護と両立できる働き方を探したい方、いまの会社では実現が難しいと感じている方に、求人情報と転職相談の両面でお応えします。

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出典・参考情報

*1 国土交通省「令和6年度テレワーク人口実態調査-調査結果(概要)-」(2025年3月公表)
*2 総務省「令和6年通信利用動向調査の結果」(2025年5月公表)
*3 厚生労働省「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」(令和3年3月改定)
*4 テレリモ総研「【2026年版】リモートワークのメリットデメリットに関する調査」(2026年4月公表、n=1,005)
*5 総務省「令和7年版 情報通信白書」テレワーク・オンライン会議の節(2025年公表)

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