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面接の長所と短所の答え方|長所は仕事の実例・短所は克服の努力

面接の長所と短所の答え方|長所は仕事の実例・短所は克服の努力のイメージ写真

面接の長所を聞かれたら、応募先が求める人物像(会社が求める人の特徴や経験)に合う強みを「強みは〜です」と言い切り、仕事の実例で裏付けます*1*2。短所は、克服するために努力していることと一緒に話します*1。どちらも、ハローワーク川崎の面接対策の資料に載っている答え方です*1。

長所の裏付けには、精神論ではなく数字で示せる実績を添えます*2。面接官がよく思わない答え方として、自慢話や過度の自己アピールも挙がっています*3。ここで示す答えの例は、ITエンジニアの転職を想定した作例です。

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監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

この記事のポイント

  • 長所は、応募先の求人票から読んだ人物像に合う強みを選び、「強みは〜です」と最初に言い切ります*1。経歴や資格の説明は、言い切ったあとに続けます*1。
  • 強みの裏付けには、その強みが出た仕事での出来事を話します*2。実績は具体的な数字で示し、「熱意がある」といった言葉だけでは終わらせません*2。
  • 短所は欠点を挙げて終わらせず、直すために今続けている取り組みまで話します*1。長所の側でも、自慢話に聞こえる言い方は、面接官が見ている点で好ましくない例に挙がっています*3。

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1. 長所は強みと仕事の実例・短所は克服の努力

長所は人物像に合う強みを言い切って仕事の実例で裏付け、短所は克服の努力と一緒に話します*1*2。長所の答えでは、先に「強みは〜です」と一言で言い、経歴や資格の説明はそのあとに回します*1。裏付けに話すのはエピソード(その強みが出た仕事での出来事)です*3。短所の答えでは、欠点に続けて、克服に向けて今やっていることを話します*1。

面接の長所と短所の質問は、ハローワーク川崎の資料で「自己PRをしてください」と同じ項にまとめられ、答え方も同じ項に書かれています*1。自己PRと長所は、どちらも応募先に自分の強みを伝える答えです。そのため、長所で話す強みを自己PRと同じものにしておけば、答えを2通り用意する手間がありません。

答えを組み立てる順番は、強み、裏付けの出来事、応募先の仕事へのつなぎの3つです。最初の一言で強みを言い切ると、面接官はそのあとの出来事を強みの証拠として聞けます。短所も同じ質問のなかで続けて答える場合があるので、長所を話し終えたら欠点と克服の取り組みを続けて話せるように準備しておいてください。

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2. 長所と短所で答えに入れるもの

長所と短所では答えに入れるものが違い、長所は人物像に合う強みと、それを裏付ける仕事上のエピソードの2つで組み立てます*1*2。短所には、欠点の中身と、克服のために努力している話の2つを入れます*1。

長所と短所の答え方 長所 応募先が求める人物像に合う強み 仕事上のエピソードで裏付ける 短所 克服のために努力していることを話す 長所は強みと裏付けを話し、短所は克服の努力を添える

まず長所の側では、強みを選ぶ前に応募先の求人票で仕事内容と応募資格を読みます。たとえばクラウドの運用を担う求人なら、障害への対応や手順の整備にかかわる強みが人物像に合います。反対に、応募先の仕事と関係の薄い強みは、言い切っても面接官がその強みを使う場面を思い浮かべられません。

一方、短所の側では、欠点の中身と一緒に、それを埋めるために動いていることを伝えます*1。欠点を挙げるだけで答えを終えると、克服に向けた努力の部分が面接官に届きません。プログラムを書く仕事に応募して「コードを書くのが苦手」と答えるような、応募する仕事そのものにかかわる短所は避けてください。

3. ITエンジニアの長所と短所の作例

長所の作例の1つ目は、障害の再発を防ぐ力を強みにした答えです。答えは「私の強みは、同じ障害が繰り返されないよう原因から手順を直せることです」と言い切る形で始めます*1。そのあとに、〇〇社で監視の通知を見直して夜間の呼び出しを減らした出来事を続けてください*2。インフラの運用の求人なら、この強みは応募先の仕事の場面と重なります。

もう1つの長所の作例は、開発の仕事で仕様の食い違いを早く見つける力です。「私の強みは、設計の段階で関係者と仕様の認識をそろえられることです」と最初に言います*1。裏付けには、〇〇の開発で画面の仕様書を読み合わせる場を自分から設けた出来事を話し、読み合わせのあとに手戻りが減ったのなら、その変化も数字で添えます*2。

短所の作例の1つ目は「作業を1人で抱え込みやすいところ」です。この欠点を言ったら、続けて「困ったことは朝会で早めに共有するようにしています」と、克服に向けて続けている取り組みを話します*1。〇〇社で実際に共有した場面を1つ添えると、取り組みが口先だけではないと伝わります。

短所の作例の2つ目は「細かい確認に時間をかけすぎるところ」です。この場合は、作業に入る前にリーダーと確認する項目を決めてから進めている、という今の工夫まで話します*1。どちらの作例も、〇〇の部分は自分の職場と仕事の出来事に置き換えてください。

作例の長所には、最後に応募先の仕事へつなぐ1文を足します。障害の再発を防ぐ強みなら「〇〇社でも運用の手順を見直す場面で生かせます」、仕様をそろえる強みなら「設計の打ち合わせで役立てられます」と続けます*3。求人票の仕事内容は応募先ごとに違うので、この1文は応募する求人ごとに書き換えてください。

4. 長所の答えは強みの一言から実績の数字へ

長所の答えは、上から3段で組み立てます。一番上に強みを一言で置き、その下に裏付けの出来事、一番下に数字で示せる実績を重ねます*1*2。話すときは、一番上の段から下へ向かって順に話してください*1。

長所の答えは上から順に話す 強みを一言で 「強みは〜です」と言い切る 裏付けの出来事 その強みが出た仕事での出来事 数字で示せる実績 件数や時間の変化を数字で 強みを先に言い、出来事と数字で裏付ける

実績は、アピールできる具体的な数字をあげて伝えます*2。作例なら「障害の件数を月◯件から◯件に減らした」「リリース前の手戻りを◯割減らした」のように、変化の前と後を数字で並べます。数字は自分で担当した仕事で測れたものだけを使い、チーム全体の成果と混ぜないでください。

3段を話し終えたら、その強みを応募先の仕事でどう使うかを1文で添えます。応募する企業や職種に合わせた強みを示すことも、面接対策の1つです*3。話の最後を求人票の仕事内容へ戻すと、強みの話が入社後の仕事の話として面接官に伝わります。

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5. 長所と短所で避ける答えと代わりの話

長所と短所の答えで避けることは、ハローワークの3つの資料に分かれて書かれています*1*2*3。表の3つは資料に載っている例で、避けることがこれだけという意味ではありません。自分の答えを書き出したら、表の左の列に当てはまる文が無いかを読み返してください。

長所と短所の答えで避けること

避けること理由代わりに話すこと
精神論だけの長所「根性がある」だけでは裏付けにならない*2強みを裏付ける仕事での出来事
自慢話・過度の自己アピール面接官がよく思わない点に挙がっている*3応募先に合わせた強み
短所だけで終わる答え克服の努力を話すよう示されている*1克服のために続けていること

ただし、精神論の言葉そのものを使ってはいけないわけではありません。「根性がある」「熱意がある」といった精神論の言葉も、裏付けとなる具体的なエピソードを添えれば使えます*2。熱意を強みにするなら、その熱意で何を続け、どんな結果が出たかを出来事として話します。

一方、自慢話との境目は、話の向きが応募先の仕事に向いているかどうかです。受賞や表彰を並べても、応募先の仕事にどう生かすかが話に出てこなければ、面接官には自分の話が続いているように聞こえます。成果を話すときは、その成果が応募先のどの仕事で役に立つかまでを1つの答えにします*3。

表の3行目にある短所だけで終わる答えは、欠点を正直に言うことに気を取られると起きやすくなります。短所を言った直後に「そのため今は〜しています」と続ける形を決めておけば、答えが欠点のまま止まりません。取り組みの中身は、レビューを早めに頼む、作業の見積もりを上司と先に合わせるといった、仕事の場面で目に見える動きにします。

6. 応募先の求人票と自分の実績を書き出す

面接の長所と短所の答えは、前日までに紙に書き出しておくと組み立てやすくなります。書き出す材料は次の3つで、それぞれ答えのどこに使うかも添えておきます。

答えを作る前に書き出しておく材料

  • 応募先の求人票:求める人物像を読み、長所に選ぶ強みを決めるのに使う*1
  • 自分の仕事での出来事:強みを裏付けるエピソードとして話す*2
  • 数字で示せる実績:出来事の結果を伝える部分に、件数や時間の変化として入れる*2

つまり、長所の答えは求人票を読むところから始まります。書き出した出来事のうち、求人票の仕事内容と重ならないものは、長所の答えから外します。短所についても同じ紙に欠点と克服の取り組みを書いておくと、長所に続けて聞かれたときに言葉に詰まりません。

書き出す紙は、応募する求人ごとに1枚ずつ分けておいてください。同じ強みでも、応募先が運用の求人か開発の求人かで、裏付けに選ぶ出来事が変わります。面接の前日には紙を見ながら声に出して答え、強みの一言が最初に出てくるかを聞き直します。

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7. よくある質問

Q1. 長所と短所は何個ずつ言えばいいですか

A. 面接官に聞かれた数に合わせて答えます。1つを話すときも、強みを言い切って出来事で裏付ける形は変わりません*1*2。

Q2. 短所が思いつかないときはどうすればいいですか

A. 仕事でうまくいかなかった出来事から探します。その出来事のあとに自分で改めたことがあれば、それが克服の努力として話せる中身です*1。改めたことがまだ無い欠点は、答えに選ぶ前に今日から始められる工夫を1つ決めておきます。

Q3. 長所と短所が同じ性格の裏表でもいいですか

A. 裏表になっていてもいなくても、短所には克服の努力を添えるのが資料の示す答え方です*1。

Q4. 長所として資格を挙げてもいいですか

A. 資格は、強みを言い切ったあとの説明に回します*1。面接対策の資料でも、「強みは〜です」と言い切ってから経歴や資格を説明する順番が示されています*1。資格を取るために続けた勉強の中身を話すと、強みの裏付けにもなります。

8. まとめ:長所は仕事の実例で裏付け短所は克服の努力を添える

面接で長所と短所を答えるときに話すこと

  • 長所は、応募先が求める人物像に合う強みを「強みは〜です」と言い切る*1
  • 強みは仕事上のエピソードで裏付け、実績は具体的な数字で伝える*2
  • 短所は、克服するために努力しているエピソードと一緒に話す*1
  • 自慢話や過度の自己アピールは避け、応募先に合わせた強みを示す*3

答えを作る前に、応募先の求人票と自分の仕事での出来事を紙に書き出してください。強みを1つ決めたら、上から強み・出来事・実績の順に声に出して話し、締めに応募先で強みを生かす場面を1文で加えます。

長所に選ぶ強みは応募先の求める人物像に合わせる

Relasic(株式会社LASSIC運営)は、リモートワーク対応の正社員求人に特化した転職支援サービスです。求人にはフルリモートとハイブリッドの両方があり、職種と年収から探せます。長所に選ぶ強みは、応募する求人の仕事内容と応募資格を読んでから決めます。

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出典・参考情報

*1 ハローワーク川崎「面接対策 面接のマナーとよく聞かれる質問」
*2 ハローワーク酒田(山形労働局)「ワンポイントアドバイス~面接編~」
*3 ハローワーク米沢(山形労働局)「面接対策」

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