履歴書の現在に至るはどこに書く?在職中の職歴欄と以上の位置

履歴書の「現在に至る」を書く位置は、在職中の人の職歴欄の最後の行です*1*4。退職する年月がすでに決まっている場合は、現在に至るに続けてかっこ書きで年月を添える書き方もあります*1。職歴の記載の最後には、現在に至るとは別に「以上」も書きます*1。
以上は、最後の行を書いたすぐあとに、年と月は空欄のまま右寄せで書きます*1*3。この書き方が載っている記載例は、退職の理由を書いて退社で終わる、退職済みの人の職歴です*1*3。この書き方は、応募書類の作り方という厚生労働省のパンフレットに示されています*1。
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監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)
この記事のポイント
- 在職中の場合、職歴欄の最後の行には現在に至ると書きます*1*4。退職する年月が決まっているなら、現在に至るのあとにかっこ書きで年月を添えます*1。
- 契約社員などで契約期間の満了が見込まれるなら、現在に至る(令和○年○月末契約期間満了見込)と書く例があります*1。年と月の部分には、実際の年月を入れ、例では『○月末』まで書く形になっています*1。
- 職歴の最後の行の次には、年と月の欄を空けたまま右寄せで以上と書きます*1*3。書き方は、様式例とは別のパンフレットに示されています*1*2。
1. 在職中の職歴欄は最後の行に現在に至ると書く
在職中の場合、履歴書の職歴欄の最後の行には「現在に至る」と書きます*1*4。退職の予定がすでに決まっているときは、現在に至るのあとに退職予定の年月をかっこで加えます*1。職歴の最後に書く「以上」も、現在に至るとは別に置く言葉です*1。退職や契約満了の予定がまだ無いときは、現在に至るとだけ書きます*1*4。
退職済みの人は、職歴の最後の行に退職や退社の一文を書きます*1。在職中の人は、その代わりに「現在に至る」と書きます*1*4。職歴は、入社と退社の経歴を古い順に並べるのが基本で、退社の代わりに退職と書いてもかまいません*1。
青森労働局の資料では、職歴は転職者にとって履歴書の中で最も重要な項目だとしています*3。令和2年7月、JIS規格の解説から履歴書の様式例が削除され、厚生労働省が新たな様式例を作成しました*2。書き方の具体例は、様式例とは別のパンフレットに示されています*1*2。
あわせて読みたい | 転職用の履歴書の様式|公的な様式例と4つの形式
2. 退職予定の有無で括弧に入れる年月表記を変える
在職中の職歴欄は、現在に至ると書くところまでは共通しています*1*4。分かれるのは、年月をかっこで添えるかどうかと、その書き方です*1。
退職予定日が決まっている人は、現在に至るのあとに(令和○年○月末退職予定)と続けます*1。年と月の部分には、実際に退職する年月を入れます。例では『○月末』まで書く形になっています*1。年号は、和暦か西暦に統一します*1。
契約社員などで契約期間の満了が見込まれる人には、現在に至る(令和○年○月末契約期間満了見込)と書く例があります*1。退職予定は退職する年月が決まっているとき、契約期間満了見込みは契約が満了する年月が見込まれるときに使う書き方です*1。どちらの例も、かっこの中に『月末』を含む点は同じです*1。
退職の予定も契約の満了の見込みも無い人は、現在に至るだけを書けば足ります*1*4。予定が決まった時点で、かっこ書きを追加する形に書き直します。
退職予定日や契約満了の見込みは、応募の途中で変わることもあります。提出の直前には、かっこの中の年月が実際の予定と合っているかを見直してください。
3. 以上は職歴の最後の行の次に年月を空けて右寄せで置く
以上を置く位置は、最後の行に続く行です*1*3。年と月の欄はそのまま空け、以上の文字だけを右側に寄せます*1。
厚生労働省の記載例では、退社と書いた行の次の行に、年と月の欄を空けたまま以上だけを右寄せで置いています*1。免許・資格欄があるときは、その欄の末尾にも同じ形で以上を置きます*1。この記載例が示すのは、退職の理由を書いて退社で終わる、退職済みの人の職歴です*1*3。
4. 職歴欄は入社と退社を古い順に書き最後に以上を置く
図の4段は、記載例に出てくる職歴欄の行の並びです。会社名と入社を書いた行の次に退社の行を置き、退職の理由もその行に添えます*1。学歴と職歴は、様式例の欄名のとおり、それぞれ別にまとめて書く決まりです*2。
5. 在職中の職歴欄の書き方は状況ごとに変わる
在職中の職歴欄の書き方は、退職予定の有無や雇用形態によって変わります*1。退職予定が未定なら現在に至るだけで足り、決まっていればかっこ書きを加える形です*1。職歴の行そのものにも、雇用形態や勤務先の種類に応じた書き方があります*1。
職歴欄の書き方(在職中の状況・雇用形態別)
| 状況 | 書き方 | 出典 |
|---|---|---|
| 退職予定がまだ決まっていない | 現在に至る | *1*4 |
| 退職予定日が決まっている | 現在に至る(令和○年○月末退職予定) | *1 |
| 契約社員などで契約期間の満了が見込まれる | 現在に至る(令和○年○月末契約期間満了見込) | *1 |
| 職歴の最後の行 | 以上を次の行に右寄せで置く | *1*3 |
| 退職理由の書き方 | 一身上の都合により退職のほか、出産のため退職・帰郷のため退職・定年退職・会社都合により退職などの言い方がある | *1 |
| 雇用形態を書き添える場合 | 正職員以外は、職歴の行に( )書きで雇用形態を記載する方法もある(例:派遣社員、契約社員、アルバイト、パート等) | *1 |
| 異動・昇格・出向がある場合 | 職歴の行に、異動・昇格・出向などの経歴を書く方法もある | *1 |
| 職務経歴書を提出しない場合 | 事業内容・従業員数、所属部署、職務内容を付記する方法もある | *1 |
| 派遣就業の書き方(例1) | 令和○ ○ ○○会社より△△会社へ□□業務で派遣(令和○年○月末まで) | *1 |
| 派遣就業の書き方(例2) | △△会社において派遣社員として□□業務に勤務(令和○年○月まで) | *1 |
| 派遣先が複数ある場合の例 | ・出荷前検査(令和○年○月末日で派遣期間満了予定) | *1 |
| 就業先が会社の場合 | 入社・退社(または退職)と書く | *1 |
| 就業先が会社でない場合 | 学校・病院・個人事業所・各種団体・官公庁などでは勤務(または入職)・退職と書く。正職員だった場合は就職・退職でもよい | *1 |
| アルバイト就業の書き方の例 | ○○会社○○店 入社(アルバイト)(アルバイトとして入社と書く方法もある) | *1 |
| 職務内容を付記する場合 | ○○○業務を担当/○○○業務に従事のように付記する方法がある | *1 |
退職予定日を書くときは、実際にその年と月を入れます*1。例では『令和○年○月末』のように、月末まで書く形になっています*1。契約期間満了見込みも、同じように年と月を入れる書き方です*1。退職理由は、状況に合う言い方を選んで、この行にあわせて簡潔に書きます*1。
職務経歴書を出さずに応募する場合は、勤務先の事業内容・従業員数や、所属部署・職務内容を職歴の行に付記する方法もあります*1。
6. 在職中の応募で連絡先欄と本人希望欄も見直す
在職中の人が履歴書を書くときは、職歴欄以外にも見直す欄があります*1。連絡先欄と本人希望記入欄は、どちらも今の勤務先が関わる欄です。
在職中の応募で見直す欄
- 連絡先欄:在職中の人は、今の勤務先を連絡先として書きません*1。自宅の住所・電話番号・メールアドレスなど、別の連絡手段を書きます*1。
- 本人希望記入欄:勤務中は電話に出られない場合がある旨と、留守番電話に伝言があれば折り返し連絡することを書く例があります*1。採用されたらいつから出社できるかも、あわせて書きます*1。
本人希望記入欄には、在職中のため勤務中は電話に出られない場合があることと、留守番電話に伝言があれば折り返し連絡することを書く例があります*1。この欄には、採用されたらいつから出社できるかも書きます*1。記載例では、出社可能日を「○日以降いつでも出社可能です」のような言い方で示しています*1。
あわせて読みたい | 履歴書の退職理由の書き方|本人希望欄とリモート勤務の例文
7. よくある質問
Q1. 在職中の場合職歴欄の最後には何と書きますか
A. 現在に至ると書きます*1*4。退職の予定がある人は、年月をかっこに入れて添えます*1。
Q2. 契約社員で契約の満了が見込まれるときはどう書きますか
A. 現在に至る(令和○年○月末契約期間満了見込)と書く例があります*1。年と月の部分には、実際に契約が満了する見込みの年月を入れ、例では『○月末』まで書く形になっています*1。
Q3. 職歴の最後に書く「以上」はどこに置きますか
A. 最後の行に続けて、年月の欄を埋めずに右へ寄せて書きます*1*3。免許・資格欄の末尾に書くときも、扱いは変わりません*1。
Q4. 退職理由はどう書きますか
A. 一身上の都合により退職のように、理由を簡潔に一言で書きます*1。長い経緯は書かず、職歴の行に続けて短く添えます。
Q5. 職歴は入社と退社のどちらを先に書きますか
A. 入社を先に書き、退社をあとに書きます*1。この順番を、古い日付から新しい日付へと繰り返し、転職の回数だけ行を重ねます*1。
Q6. 退職理由はほかにどんな言い方がありますか
A. 出産のため退職、帰郷のため退職、定年退職、会社都合により退職などの言い方も記載例に載っています*1。状況に合う言い方を選び、退職や退社と書いた行に続けて簡潔に書きます*1。
Q7. 厚生労働省の様式例はどこで手に入りますか
A. 様式例は、ハローワークインターネットサービスのページから、PDFやExcelの形式で取得できます*2。練習用の様式例も、パンフレットとは別に掲載されています*2。
Q8. 学歴と職歴は同じ欄に書きますか
A. 様式例の欄名では、学歴と職歴を分けてそれぞれまとめる形になっています*2。
Q9. 派遣社員として働いている場合はどう書きますか
A. 派遣元と派遣先の両方の会社名、業務内容、派遣期間を記載する例が示されています*1。派遣先が複数あるときは、業務ごとに派遣期間を書き添える例もあります*1。
8. まとめ:在職中は現在に至るで止め以上は次の行に右寄せで置く
履歴書の現在に至ると以上を書くときに押さえること
- 在職中の職歴欄は、退職や退社の行を書かず、最後の行に現在に至ると書く*1*4
- 退職する年月が決まっていれば、現在に至る(令和○年○月末退職予定)とかっこ書きを添える*1
- 契約社員などで契約期間の満了が見込まれるなら、現在に至る(令和○年○月末契約期間満了見込)と書く*1
- 職歴の最後の行の次には、年と月の欄を空けて以上を右寄せで置き、免許・資格欄も同じ形にする*1*3
退職予定や契約期間の見込みが変わったら、履歴書の職歴欄もそのつど書き直してください。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
*1 厚生労働省職業安定局・都道府県労働局・ハローワーク『応募書類の作り方』(令和6年6月)
*2 ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」(厚生労働省履歴書様式例の掲載ページ)
*3 青森労働局・ハローワーク「履歴書の書き方」
*4 ハローワーク札幌北「履歴書の書き方」
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