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履歴書の趣味と特技は何を書く?エンジニア向けの例文

履歴書の趣味と特技は何を書く?仕事に関係するものを優先のイメージ写真

履歴書の趣味と特技は、応募先の仕事に関係するものを優先して書きます*1。厚生労働省の履歴書様式例では、特技は志望の動機やアピールポイントと同じ欄に書き、趣味だけを書く欄はありません*2。その欄には、個人的な活動よりも技能・技術を先に書きます*1。

市販の履歴書には「趣味・特技」の欄がある場合もありますが、書く順は同じです。エンジニアなら、自宅の環境で試しているサーバーの構築や勉強会への参加を1〜2行で書けます。書く前に応募先の求人票を読み、担当業務と重なるものから並べてください。

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監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

この記事のポイント

  • 厚生労働省の履歴書様式例では、特技は「志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」の欄に書きます*2。趣味だけを書く欄は、様式例にはありません*2。
  • 特技の欄には、仕事で使える技能・技術を書く方法と、趣味・スポーツ・ボランティア活動などの個人的な活動を書く方法があります*1。個人的な活動を書く場合も、仕事に関係するものが先です*1。
  • エンジニアなら、自宅でサーバーを構築して動かしていることや、技術書の輪読会への参加が書けます。資格は免許・資格の欄に書き、特技の欄には重ねません*2。

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1. 履歴書の趣味と特技は仕事に関係するものから書く

履歴書の趣味と特技の欄には、応募先の仕事と関わりのあるものから先に書きます*1。厚生労働省の履歴書様式例では、特技を書く欄は「志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」という名前で、免許・資格の欄の下に置かれています*2。趣味だけを書く欄は様式例に無いため、趣味を書くなら同じ欄の中で書くことになります。この欄は志望の動機などと共用なので、技能・技術や志望の動機を個人的な活動より優先して書きます*1。

そのため、特技の欄は好きなことを並べる場所ではなく、応募先で使える力を伝える場所として使います。特技の書き方には2つあり、1つは応募先で活用できる技能・技術を書く方法です*1。もう1つは「特技」の意味を広げて、趣味・スポーツ・ボランティア活動などの個人的な活動を書く方法です*1。同じ欄に両方を並べるときは、技能・技術を前に置きます*1。

一方、市販の履歴書には「趣味・特技」の欄が独立して設けられている場合もあります。その欄でも、手引きにある優先の順に沿って、技能・技術から書き始めてかまいません*1。欄の広さが違っても、1〜2行で書き終える分量にしておくと、面接で聞かれたときに話を広げやすくなります。

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2. 技能・技術と志望の動機を個人的な活動より先に置く

特技の欄に書ける内容は、応募先の仕事との近さで3段に分けられます。個人的な活動よりも、志望の動機・アピールポイントや技能・技術を優先します*1。個人的な活動を書く場合でも、仕事と結び付くものが先です*1。

特技の欄に書く内容は上の段ほど優先して書く 仕事で使う技能 応募先の仕事で使える技能・技術を先に書く 仕事に関係する活動 勉強会や輪読会への参加など 関係の薄い趣味 スポーツや音楽など。書くなら1行で 仕事に関係するものほど上の段に置いて先に書く

つまり、特技の欄の中身を図の上の段に寄せるほど、応募先の仕事内容と重なる話が増えます。たとえば応募先がサーバーの運用を担う仕事なら、自宅の環境でサーバーを組んで動かしていることは上の段に入ります。同じ自宅での作業でも、仕事内容と重ならない工作や料理は下の段です。

ただし、下の段の個人的な活動を書いてはいけないわけではありません。趣味やスポーツを特技として書く方法もあります*1。書くなら、中段の技術の勉強会や輪読会への参加のように、エンジニアの仕事に近いものを選びます。

3. 趣味と特技の1〜2行は活動の名前と仕事との接点で組み立てる

趣味と特技の欄に書く1〜2行は、活動の名前、そこで何をしているか、応募先の仕事とどうつながるかの3つで組み立てられます。1行目に活動の名前と中身を、2行目に仕事とのつながりを書けば、「仕事に関係するもの」を先に置く手引きの書き方に沿います*1。1行しか取れないときに残すのは、活動の名前とその中身です。

作例として、インフラの仕事に応募する人なら、1行目に「特技:自宅の環境で仮想サーバーを組み、監視の設定まで試している」と書けます。2行目には「応募先の運用業務で使う監視の考え方を、手元で先に試しています」のように、仕事との接点を添えてください。開発の仕事に応募する人なら、1行目を「趣味:週末に小さなWebアプリを作って公開している」とし、2行目に使った技術の種類を書く方法があります。

一方、2行目に書く仕事とのつながりが見つからない活動は、優先度を下げて書く活動です*1。その場合は1行目だけで止め、空いた行は技能・技術の説明に使います。特技の欄は志望の動機とも共用なので、行数を抑えた分だけ志望の動機を書く余白が残ります*1。

4. 趣味と特技の欄は応募先の仕事内容から書き始める

趣味と特技の欄を書く手順 1 応募先の仕事内容を読む 求人票の担当業務に印を付ける 2 使える技能・技術を書き出す 業務で使った技術を並べる 3 仕事に関係する活動を選ぶ 勉強会や自宅での構築から選ぶ 4 1〜2行にまとめる 何をどこまでしたかを書く 求人票の仕事内容に近いものから1〜2行で書く

まず、応募する求人の仕事内容を読み、担当する業務と使う技術に印を付けます。そのうえで、自分がこれまでの仕事や自宅の環境で使ってきた技能・技術を紙に書き出してください。印を付けた業務と重なるものが、特技の欄に先に書く候補です。

次に、技能・技術で重なるものが少ない場合は、個人的な活動の中から仕事に関係するものを選びます*1。技術の勉強会への参加、技術書の輪読会、プログラミングを教えるボランティア活動などが、エンジニアの仕事とつながる例です。スポーツや音楽のように仕事との関係が薄いものは、書くとしても優先度を下げます*1。

最後に、選んだものを、何をどこまでしたかが分かる1〜2行にまとめてください。「サーバー構築」とだけ書くより、「自宅の環境でWebサーバーを構築し、半年ほど運用している」と書くほうが、読み手に中身が伝わります。面接で質問されたときも、その1行から構築の手順や運用で起きたことを話し始められます。

5. エンジニア向けの例文は技能・技術から並べる

表の分類では、技能・技術は仕事で使える具体的な技術、個人的な活動は仕事の外で続けている活動のことです*1。個人的な活動は、仕事に関係するかどうかで2つに分けて考えます。仕事に関係する個人的な活動は技能・技術の次に、関係が薄い活動はその後に書きます*1。

特技の欄に書く内容の例と書き方

分類例書き方のポイント
技能・技術インフラの構築を自宅の環境で試している/手作業の集計をスクリプトで自動化できる何をどこまでできるかを1行で書く
仕事に関係する個人的な活動技術の勉強会への参加/技術書の輪読会への参加続けている期間や頻度を添える
仕事と関係が薄い個人的な活動スポーツ・音楽など書くなら1行で、優先度を下げる

技能・技術の例文には、「特技:自宅のサーバーで小さなWebアプリを動かしている(構築から運用まで一人で担当)」があります。業務で使ってきた技術なら、「特技:定型の集計作業をスクリプトで自動化できる。前職では週次の報告作成を自動化した」のように書けます。どちらも、応募先の担当業務に同じ技術が出てくるときに先頭に置く文です。

仕事とつながる個人的な活動なら、「趣味:技術書の輪読会に月1回参加」「趣味:子ども向けのプログラミング教室でボランティアの講師をしている」と書けます。ボランティア活動は、手引きでも個人的な活動の例に入っています*1。教えた経験は、チームで仕事を進める場面の話として面接で広げられます。

ただし、資格は特技の欄に書かず、免許・資格の欄に書きます*2。様式例では免許・資格の欄が特技の欄の上にあるため、資格の名前は上の欄に、その資格で身に付けた技能は特技の欄に分けて書けます*2。スポーツや音楽を書く場合は、「趣味:フットサル(月2回)」のように1行で止めてください。

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6. 書き終えた特技の欄は3つの点で読み返す

書き終えたら、次の3つを見て書き直してください。

書いたあとに読み返す仕事とのつながりと欄の分け方

  • 仕事内容とのつながり:書いた技能・技術や活動が、求人票の担当業務のどれと重なるかを1つ挙げます。
  • 資格との重なり:資格の名前は免許・資格の欄に書き、特技の欄には重ねません*2。
  • 行の並び:技能・技術が先に、仕事と関係の薄い趣味が後ろにあるかを見ます*1。

3つのうち、仕事内容とのつながりは応募する求人ごとに変わります。同じ履歴書を複数の会社へ出すときも、特技の欄の1行目だけは求人ごとに入れ替えれば、仕事内容との重なりを保てます。書き直した履歴書は、提出する前に求人票の担当業務と並べて読み、1行目の技術が担当業務に出てくるかを見てください。

一方、資格との重なりは、免許・資格の欄を書き終えてから見ると見つけやすくなります。上の欄に書いた資格の名前が特技の欄にも出てきたら、特技の欄のほうを、資格の勉強で覚えた技能を業務でどう使ったかの説明に書き換えてください。書き換えた1行は、面接で聞かれたときに、その技能を使った場面まで話せる中身にしておきます。

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7. よくある質問

Q1. 趣味が無いときは何を書けばいいですか

A. 趣味が思いつかないときは、業務で身に付けた技能・技術を書けます*1。特技の欄は趣味だけを書く欄ではないので、技能・技術を書く方法も手引きに載っています*1。仕事に関係する勉強会への参加があれば、それを1行添えます。

Q2. ゲームやアニメを趣味として書いてもいいですか

A. 特技の欄は、仕事で使う技能・技術だけでなく、個人的な活動を書く欄としても使えます*1。ゲームやアニメを書く場合も、仕事と関わるものを先に書く優先順位に沿って、仕事とのつながりを1行添えてください。たとえば「趣味:ゲーム(遊んだゲームの仕組みを自分で作って試している)」と書けば、プログラミングの話へつなげられます。

Q3. 面接で趣味を聞かれたら何を話せばいいですか

A. 趣味の話から入っても、履歴書に書いた仕事に関係する活動へつなげて答えます。たとえば輪読会への参加を書いたなら、読んだ本の分野と、そこで覚えたことを業務でどう使ったかを話し、その技能や続けている習慣を添えれば、仕事の話に戻せます。

Q4. 資格を特技の欄に書いてもいいですか

A. 資格の名前は、免許・資格の欄に書きます*2。特技の欄に書けるのは、その資格の勉強で身に付けた技能や、資格を取ったあとに業務で使った技術です。同じ資格を2つの欄に書くと、特技の欄の1行が技能・技術の話に使えなくなります。

8. まとめ:履歴書の趣味と特技は仕事で使える技能・技術を先に書く

履歴書の趣味と特技を書くときに押さえること

  • 厚生労働省の履歴書様式例では、特技は志望の動機やアピールポイントと同じ欄に書き、趣味だけの欄はありません*2。
  • 個人的な活動よりも技能・技術や志望の動機を優先し、個人的な活動も仕事と結び付くものから書きます*1。
  • 資格は免許・資格の欄に書き、特技の欄には資格で身に付けた技能を書きます。
  • 趣味と特技の1〜2行は、1行目に活動の名前と中身を、2行目に仕事とのつながりを書いて組み立てます。

書く前に求人票の担当業務を読み、そこに出てくる技術と重なる技能・技術を1行目に置いてください。

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出典・参考情報

*1 厚生労働省職業安定局・都道府県労働局・ハローワーク『応募書類の作り方』(令和8年5月発行)
*2 厚生労働省履歴書様式例(A4)

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