リモートワーク転職で自分らしく リラシク
  1. リモートワーク 転職で自分らしく「リラシク」
  2. リラシクコラム
  3. 製造業のエンジニアはフルリモート?工場の設備と在宅の業務

製造業のエンジニアはフルリモート?工場の設備と在宅の業務

午前の工場で、ノートパソコンを抱えて製造設備を見る製造業のエンジニア

製造業のエンジニアがフルリモートで働けるかは、職種全体ではなく、担当する業務ごとに分かれます。実機・試作品・設備に触れる作業は現場の仕事で、設計やソフトウェアの作成は在宅でもできる業務です*3*4*5。組込みのSE、機械設計技術者、生産・品質管理技術者の3職種は、どれも現場の業務と在宅でもできる業務の両方を持っています*4*5*6。

雇用型の就業者のうち、これまでにテレワークをしたことがある人は、全国で25.2%、製造業で30.6%です*1。この割合は経験の有無であり、フルリモートで働く人の割合ではありません。求人票と面接では、実機検証や工場に行く頻度と、貸与される検証用の機材を聞きます。

Relasic(株式会社LASSIC運営)|リモートワーク対応の転職支援

この記事のポイント

  • 実機・試作品・設備に触れる作業は現場、設計やソフトウェアの作成は在宅でもできる業務です*3*4*5。職種の名前ではなく、業務ごとに分けて求人票を読みます。
  • テレワークの経験がある人は、全国で25.2%、製造業で30.6%、情報通信業で74.1%です*1。経験の割合であり、フルリモートで働く割合ではありません。
  • 求人票と面接では、実機検証や工場に行く頻度と、貸与される検証用の機材を聞きます。出社の頻度が求人票に書かれていなければ、日数まで聞きます。

監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

リラシクの強み

製造業の設計やソフトの仕事を探すとき、工場へ行く日数は、求人ごとに聞いて比べることになります。リラシクの求人は、「地方フルリモートOK」「週1日以上の出社」「リモートワーク手当て有り」などの条件で絞り込めるので、出社の条件から先に探せます。

気になる製造業の企業にリモートワークの求人が無いときは、リクエストすると、エージェントが企業と直接交渉して情報を集め、ポジションを開拓します。

リモートワーク対応の正社員求人|Relasic(株式会社LASSIC運営)

週1日以上の出社など、出社の条件で求人を絞って探せます。

リモートワーク対応の正社員求人を見る →

1. 製造業のフルリモートは業務ごとに分かれる

製造業のエンジニアは、設計やソフトの作成が在宅でもできる業務で、試作品や設備を扱う作業が現場の業務です。組込みのSEは、マイコンのファームウェアの設計と作成を担います*4。機械設計技術者の主な仕事は、製図と、解析ソフトでのシミュレーションです*5。生産・品質管理技術者の仕事には、設備のレイアウト設計と設備保全が含まれます*6。

昼の自宅の机で、ノートパソコンの横で電子基板を手に取るエンジニア

ファームウェアとは、機器を動かすために機器の中へ組み込まれたソフトウェアのことで、マイコン(機器を制御する小型のコンピューター)の上で動きます。組込みのSEはこのソフトウェアを書く仕事で、ハードウェア側ではプリント基板の制作や部品の取付けなどの実装と、テストも仕事に入ります*4。基板や部品を手に取る実装は、実機に触れる作業です。

機械設計技術者は、試作品での検証や、生産技術者との連携も仕事に含みます*5。図面と解析ソフトを使う部分は設計の作業で、試作品を使う検証は現場の作業です。

設備保全とは、工場などの設備を点検し、動く状態に保つ仕事です。生産・品質管理技術者は、この設備保全と、設備のレイアウト設計の両方を担います*6。レイアウトの設計は机の上でできる設計の作業で、設備保全は設備のそばで行う作業です。

3職種とも、同じ職種の中に、設計やソフトの作成と、現場での実機や試作品、設備を使う作業が並んでいます。求人票の仕事内容も、この2種類に分けて読みます。

2. 機械設計と組込みで在宅の業務と現場の業務が違う

図は、機械設計技術者と組込みのSEの仕事を、在宅でもできる作業と現場の作業に分けたものです。分け方は、厚生労働省の職業情報提供サイト job tag に書かれた仕事内容*4*5を、実物に触れるかどうかで分けています。

機械設計と組込みの業務を、在宅でもできる作業と現場の作業に分ける ファームウェアの作成 マイコンのソフトを書く。在宅でもできる業務 基板の制作と部品の取付け プリント基板を作り、部品を付ける。現場の作業 製図と解析ソフト 図面を描き、ソフトで解析する。在宅でもできる業務 試作品での検証 試作品を使って検証する。現場の作業 組 込 み の S E 機 械 設 計 技 術 者 設計・ソフトの作成 実機・試作品に触れる作業 設計やソフトの作成は在宅でもできる業務、実機・試作品に触れる作業は現場の作業

機械設計技術者の製図と解析ソフトでのシミュレーションは、設計用のソフトで進める作業なので、在宅でもできる業務に入ります*3*5。組込みのSEが書くファームウェアも、同じ側に入ります*3*4。

ハードウェア側の基板の制作と部品の取付けは、実機に触れるため、現場の作業になります*4。機械設計の試作品での検証も、現場です*5。

同じ機械設計の求人でも、仕事内容に試作品での検証が含まれているかどうかで、現場に行く頻度の聞き方が変わります。検証が含まれていれば、面接で現場に行く日数を聞き、含まれていなければ、製図や解析の作業が中心かを聞きます。

3. 求人票の語から現場の業務と在宅の業務を分ける

表は、3職種の求人票に出てくる語を、現場の作業と、在宅でもできる業務に分けたものです。語は job tag の仕事内容*4*5*6に出てくる言葉から取っています。

3職種の求人票で見る語と、面接で聞くこと(語は厚生労働省 job tag の仕事内容から)

職種現場の作業を示す語在宅でもできる業務を示す語面接で聞くこと
組込みのSE*4実装、基板、部品の取付け、テストファームウェア、設計基板や実機を使う作業の頻度と、貸与される検証用の機材
機械設計技術者*5試作品、検証製図、解析、シミュレーション試作品での検証に行く頻度と、貸与される検証用の機材
生産・品質管理技術者*6設備保全設備のレイアウト設計設備保全で工場に行く頻度

求人票の仕事内容に「実装」「試作品」「設備保全」の語があれば、その業務は現場の作業です。「ファームウェア」「製図」「レイアウト設計」の語が並ぶ求人は、在宅でもできる業務の割合が高い仕事として読めます。

1つの求人に両方の語が並んでいることも多く、その場合は1人の仕事の中に現場の作業と在宅でもできる業務が入っています。語が並んでいるだけでは、それぞれの作業が週のうちどれくらいかは分かりません。表の「面接で聞くこと」の列の内容を、面接で数字にして聞きます。

仕事内容にどちらの語も出てこない求人は、担当する業務が求人票から読み取れません。応募前に、設計とソフトの作成が大半なのか、現場での作業が大半なのかを問い合わせます。

4. 面接で聞くことは実機と機材と業務の内訳

1つ目は、工場へ行く日数です。勤務形態の欄にリモートワーク可と書かれていても、現場の作業がある業務では、現場に行く日があります。月に何日、1回に何時間かを、数字で聞きます。

2つ目は、検証用の機材を会社が貸与するかです。現場の作業を在宅で進めるには、検証用の機材が手元に要ります。会社から自宅へ貸与されるのか、現場にだけあるのかを聞くと、在宅でできる検証の範囲が分かります。

3つ目は、担当する業務の内訳です。1週間の仕事のうち、在宅でもできる業務の時間と、現場の作業の時間が、それぞれどれくらいかを聞きます。内訳が答えられない会社では、仕事の配分がまだ決まっていない可能性があります。

聞くときは、仕事内容の欄の語をそのまま使います。「試作品での検証は、月に何日ありますか」「設備保全で工場へ行く日は、週に何日ですか」のように、求人票の語と数字を組み合わせると、答えが数字で返ってきます。数字で返ってきた答えは、応募先どうしで比べることもできます。

製造業のエンジニア職に限ったテレワークの割合は、この記事で使った国の調査に載っていません。フルリモートかどうかは、求人ごとの記載と、面接での回答で決めます。

あわせて読みたい | ソフトウェアエンジニアのフルリモート|アプリ開発と組込みの違い

5. テレワークが難しい業種でも個別の業務は実施できる

夕方の工場で、機械の前で点検の手順を話し合う作業着のエンジニア2人

厚生労働省のテレワークガイドラインは、テレワークが難しいとされる業種・職種でも、個別の業務では実施できる場合があるとしています*3。向かないと安易に結論づけない、という考え方です*3。製造業を名指しした記述ではありませんが、業務ごとに分ける考え方は、前の節の3職種にも当てはまります。

テレワークを入れない企業の理由も、国の調査に出ています。総務省の令和7年通信利用動向調査で、テレワークを導入しておらず導入予定も無い企業1,033社に理由を聞きました。最多の回答は、「テレワークに適した仕事がないから」の79.0%です*2。この調査は産業別の値が無く、製造業の企業がこの理由を挙げた割合までは言えません。

国土交通省の令和7年度テレワーク人口実態調査では、テレワークの経験者は、製造業が30.6%(回答6,959人)、情報通信業が74.1%です*1。調査は令和7年10月に、就業者4万人へ行われました。経験の割合なので、製造業の人が週に何日在宅で働いているかは、この数字から読めません。

応募先が未導入の場合は、どの業務が在宅でもできるかを、面接で先に聞きます。導入済みの場合も、聞く内容は同じです。

あわせて読みたい | C++求人は組込みと基盤で採り方が違う|出社の前提

6. よくある質問

Q1. 製造業のエンジニアはフルリモートで働けますか

A. 業務ごとに分かれます。在宅でもできるのは設計やソフトの作成、現場で行うのは試作品や設備を扱う作業です*3*4*5。製造業のエンジニア職だけのフルリモートの割合は、国の調査にありません。

Q2. 製造業でテレワークをしたことがある人はどれくらいいますか

A. 雇用型の就業者のうち30.6%です(回答6,959人・令和7年10月調査)*1。全国の25.2%より高く、情報通信業の74.1%より低い値です*1。

Q3. 組込みのSEは在宅でどんな作業ができますか

A. ファームウェアの作成は、在宅でもできる業務です*3*4。ハードウェア側の実装は、実機に触れるため現場の作業です*4。

Q4. 機械設計技術者は在宅で仕事ができますか

A. 製図と、解析ソフトでのシミュレーションは、在宅でもできる業務です*3*5。試作品での検証は、試作品に触れるため現場の作業になります*5。

Q5. 生産・品質管理技術者に在宅でできる業務はありますか

A. 設備のレイアウト設計は、設計の作業にあたります*6。設備保全は、設備に触れる作業なので現場の仕事です*6。

Q6. 面接では何を聞きますか

A. 工場へ行く日数と、検証用の機材の貸与の2つです。あわせて、在宅でもできる業務と現場の作業が、1週間にそれぞれ何時間かを聞きます。

7. まとめ:製造業は業務ごとに在宅の範囲が決まる

製造業のエンジニアのフルリモートのまとめ

  • 設計やソフトウェアの作成は在宅でもできる業務で、実機・試作品・設備に触れる作業は現場の仕事です*3*4*5*6。
  • テレワークの経験がある人は、製造業で30.6%、情報通信業で74.1%です。フルリモートで働く割合は、この調査からは分かりません*1。
  • 求人票と面接では、実機検証や工場に行く頻度と、貸与される検証用の機材を聞きます。

応募先を選ぶときは、職種名より、仕事内容に書かれた業務を読みます。

製造業のエンジニア職を、出社の条件で絞って探す

Relasic(株式会社LASSIC運営)は、リモートワーク対応の正社員求人に特化した転職支援サービスです。出社の頻度や地方フルリモートOKなどの条件で、リモートワーク対応の正社員求人を絞り込めます。応募したい製造業の企業にリモートワークの求人が無くても、リクエストをもとにエージェントが直接交渉します。

会員登録は無料です。リモートワーク求人の情報を受け取れます

※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。

出典・参考情報

*1 令和7年度テレワーク人口実態調査(国土交通省・令和8年3月24日)
*2 令和7年 通信利用動向調査報告書(企業編)(総務省・令和8年5月29日)
*3 テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン(厚生労働省・令和3年3月改定)
*4 システムエンジニア(組込み、IoT)(厚生労働省 job tag)
*5 機械設計技術者(厚生労働省 job tag)
*6 生産・品質管理技術者(厚生労働省 job tag)

転職ノウハウ その他の記事

もっと読む 〉
上部に戻る