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エンジニアの週休3日は現実的か|制度と実態

エンジニアの週休3日は現実的か|制度と実態のイメージ写真

週休3日という言葉を検索すると、休みが1日増えるという分かりやすい印象が先に立ちます。しかし、エンジニアが転職の場面でいま実際に選べる働き方として、週休3日がどこまで現実的なのかは、あまり整理されていません。

この記事が中心に置くのは、週休3日を待つより先に、通勤をなくして可処分時間を増やすという比較です。制度としての広がりは否定しませんが、いま選べる選択肢を先に置きます。

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数字で見る「週休3日とテレワーク」 この記事の要約 検討する働き方 2 週休3日/テレワーク 休日を増やすか、通勤をなくすか どちらも可処分時間を増やす手段 情報通信業のテレワーク実施率 *1 56.3% 全業種の中で最も高い水準 正社員全体は22.5% 通勤をなくす働き方はすでに選べる 正社員全体のテレワーク実施率 *1 22.5% 業種によって差が大きい 情報通信業が最も高い水準 エンジニアは選びやすい側にいる 週休3日を待つより、通勤ゼロを先に検討できます *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

この記事のポイント

  • 週休3日は制度として広がりつつありますが、エンジニアの求人でいま当たり前に選べる形にはなっていません。導入時期や対象範囲は会社ごとの判断に委ねられています
  • 情報通信業のテレワーク実施率は56.3%で、正社員全体の22.5%を上回ります。通勤をなくす働き方はすでに選べる規模があります*1
  • 週休3日を待つより、通勤をなくして可処分時間を増やすほうが、いま取れる選択になります。優先順位を先に決めておくと、求人を探す基準がぶれにくくなります

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1. 週休3日は、いま求人で選べる制度ではなく将来の選択肢です

週休3日は、エンジニアの求人でいますぐ選べる一般的な制度ではありません。制度として広がりつつある段階であり、当面の選択肢としては、テレワークによって通勤をなくし、可処分時間を増やすほうが現実的です。

週休3日という言葉には、休みが1日増えるという分かりやすい魅力があります。ただし、制度をいつ導入するか、どの部署に適用するかは会社ごとの判断に委ねられており、時期や条件は一律ではありません。

一方で、テレワークによって通勤そのものをなくす働き方は、業種によってはすでに広がっています。休日を増やすことと、通勤時間をなくすことは、どちらも1日に使える時間を増やす手段ですが、後者のほうが先に選べる場合があります。

週休3日を否定するのではなく、いま選べる選択肢としてテレワークとどちらが現実的かを、数字を交えて比較します。

どちらを選ぶにしても、制度の建前と実際の運用は違うことがあります。求人票に書かれている内容だけでなく、実際にどう運用されているかを見る視点が要ります。

求人票の見出しに「週休3日」とだけ書かれている場合、待遇の全体像はまだ見えていません。給与や労働時間の条件は、応募のあとの面談で確認できることが多いため、最初の情報だけで判断を急がない姿勢が要ります。

2. 情報通信業のテレワーク実施率は56.3%、正社員全体は22.5%です

情報通信業のテレワーク実施率(2025年) 情報通信業 56.3% 正社員全体 22.5% 情報通信業では、通勤をなくす働き方がすでに広がっています *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

パーソル総合研究所の調査によると、情報通信業のテレワーク実施率は56.3%で、全業種の中で最も高い水準にあります。正社員全体では22.5%にとどまり、業種による差は小さくありません*1。

この数字が示すのは、エンジニアという職種にとって、通勤をなくす働き方はすでに珍しい選択肢ではないということです。週休3日を待つよりも、先に手が届く可能性がある選択肢だといえます。

ただし、この数値は情報通信業全体の平均であり、企業によって実施の有無や頻度は異なります。求人ごとに、実際にどこまで出社を前提にしているかを見る必要があります。

業種による差が大きいという点も見逃せません。同じ正社員でも、業種が変わればテレワークの実施率は大きく変わります。エンジニアという職種は、比較的選びやすい側にいるといえます。

3. 週休3日とテレワーク、今すぐ選べるのはどちらか

週休3日とテレワークの違い 週休3日 休日そのものが増える 制度の有無や適用範囲は会社ごとに違う 賃金の扱いが変わる場合がある テレワーク(通勤ゼロ) 休日は増えないが通勤時間がなくなる 情報通信業ではすでに選べる規模がある 出社頻度は求人ごとに確認が必要 休日を増やすか、通勤をなくすか。手が届く順に選べます

週休3日は、休日そのものを増やす制度です。導入している企業でも、対象部署や適用条件は会社によって異なり、入社してすぐに全員が使える制度とは限りません。

一方でテレワークは、休日を増やすのではなく、通勤という時間そのものをなくす働き方です。休日が増えるわけではありませんが、平日に使える時間はその分だけ増えます。

週休3日を制度として使えるようになるまで待つのか、それとも通勤をなくして今日から時間を作るのか。どちらを優先するかで、探す求人の条件も変わってきます。

どちらの働き方も、求人票に書かれている表現だけでは実態が分からないことがあります。面談の段階で、実際の運用について尋ねておくと、入社後の認識のずれを防げます。

引っ越しを伴う転職では、通勤をなくす働き方のほうが生活への影響を見積もりやすい場合があります。週休3日は魅力的な条件ですが、住む場所を変えるかどうかの判断材料としては、通勤の有無のほうが直接的です。

4. 週休3日で変わりうる3つの型

週休3日には、いくつかの型があります。同じ「週休3日」でも中身が違うことがあるため、求人を見るときの視点として整理します。求人票の一行だけを見て応募先を決めると、入社後に思っていた条件と違うと気づくことがあります。

【表1】週休3日の3つの型

内容確認したいこと
給与維持型休日が増えても、月の給与は変わらない型1日あたりの所定労働時間が変わっていないか
給与調整型休日が増えた分、給与や賞与に変化がある型何を基準に金額が決まるか
総労働時間維持型1日の所定労働時間を伸ばして年間の休日を増やす型1日の実働時間がどれだけ変わるか

週休3日といっても、給与や労働時間の扱いは一律ではありません。同じ「週休3日」という表現でも中身が異なる場合があるため、求人を見るときは型を意識すると判断しやすくなります。

給与維持型は、休日が増えても月の給与が変わらない型です。総労働時間維持型は、1日の所定労働時間を伸ばすことで年間の休日日数を増やす型で、1日あたりの実働時間は長くなります。

求人票に「週休3日」とだけ書かれている場合、どの型に当たるのかは分かりません。面談の段階で、給与と1日の所定労働時間がどう変わるのかを尋ねておくと、入社後の認識のずれを防げます。

型によって、日々の働き方や収入の見通しは大きく変わります。表面的な「週休3日」という言葉だけで判断せず、自分の生活設計に照らして、どの型なら受け入れられるかを考えておくと、選ぶ基準がはっきりします。

5. 通勤ゼロが今すぐ増やせる可処分時間です

週休3日を導入している求人を待つよりも、テレワークによって通勤をなくすほうが、今日から使える時間を増やせる場合があります。往復の通勤時間がまるごと自由になる時間に変わるためです。

通勤をなくす働き方を探すときは、週休3日のように制度名で検索するより、実際の出社頻度や勤務形態を求人ごとに見比べるほうが早く見つかります。

通勤にかかっていた時間をそのまま自由な時間に変えられるかどうかは、求人票の「リモートワーク可」という表記だけでは判断できないことがあります。実際にどこまで出社を求められるかは、企業によって差があります。

出社の有無や頻度を具体的に確認しないまま転職すると、想定していた時間の使い方ができなくなることもあります。通勤をなくす働き方を実現しているエンジニアがどのような点を押さえているかは、以下の記事で扱っています。

休日が1日増えた場合、その日をどう使うかはあらためて考える必要があります。一方で通勤時間がなくなる場合は、平日の朝と夜に、これまで移動に充てていた時間がそのまま空くという違いがあります。

あわせて読みたい | 出社なしを実現するエンジニアの特徴とは|求人の選び方や評価される働き方を解説

6. 週休3日の求人を探すときに気をつけたい3点

週休3日を条件に求人を探す場合、表記だけで判断せず、次の3点を押さえておくと入社後の認識のずれを防げます。応募の前に、面談で確認できることは先に確認しておくほうが安心です。

週休3日の求人で気をつけたい3点

  • :給与維持型か、給与調整型か、総労働時間維持型かで、日々の働き方は大きく変わります
  • 対象範囲:全社員が対象か、部署や職種によって適用条件が異なるかを見ます
  • 導入時期:入社してすぐに対象になるのか、一定期間の在籍が条件になっているのか

週休3日を条件に求人を探す場合、求人票の表記だけを見て判断すると、入社後に想定と違う運用に気づくことがあります。

面談の段階で型・対象範囲・導入時期の3点を尋ねておくと、認識のずれを防ぎやすくなります。引っ越しを伴う転職では、こうした確認を怠ると影響が大きくなります。

とくに導入時期は見落とされやすい項目です。入社してすぐに対象になる制度なのか、一定期間の在籍後に対象になる制度なのかによって、当面の働き方の見通しは変わってきます。

あわせて読みたい | 「フルリモート可」の求人に入社したら半年後に出社必須になった地方移住エンジニアの後悔|リモートポリシーの安定性を確認しないまま転職してしまう人のパターン

7. よくある質問(Q&A)

Q1. 週休3日の求人は、エンジニア職でも増えていますか?

A. 制度としては広がりつつありますが、求人票に明記されているかどうかは会社によって差があります。求人票の記載だけで判断せず、求人ごとに条件を確認することをおすすめします。

Q2. 週休3日になると、給与は減るのですか?

A. 会社の制度設計によります。給与維持型もあれば、休日が増えた分だけ給与や賞与に変化がある型もあるため、求人ごとに確認が必要です。同じ「週休3日」という表現でも、中身は一つではありません。

Q3. テレワークと週休3日、どちらを優先して求人を探すべきですか?

A. 今すぐ通勤をなくしたいなら、テレワーク対応の求人を軸に探すほうが選択肢は多くなります。休日そのものを増やしたいなら、週休3日を明記した求人を条件に加えてください。両方を条件にする場合は、優先順位を決めておくと絞り込みやすくなります。

Q4. 求人票に「週休3日制度あり」とだけ書かれていた場合、何を見ればよいですか?

A. 給与と1日の所定労働時間がどう変わるか、対象範囲と導入時期の3点を、面談の段階で尋ねておくと安心です。書面だけで分からない場合は、遠慮せずに質問してください。

8. まとめ:週休3日より先に、通勤ゼロという選択肢を検討する

この記事の要点

  • 週休3日は制度として広がりつつありますが、エンジニアの求人でいま当たり前に選べる形にはなっていません
  • 情報通信業のテレワーク実施率は56.3%で、正社員全体の22.5%を上回ります*1
  • 週休3日には給与維持型・給与調整型・総労働時間維持型の3つの型があり、内容は会社によって異なります。表面的な言葉だけで判断しないことが大切です
  • 週休3日を待つより、通勤をなくして可処分時間を増やすほうが、いま取れる選択になります
  • 求人を探すときは、型・対象範囲・導入時期の3点を面談で確認しておくと、入社後の認識のずれを防げます

週休3日は、休みを増やす選択肢として今後も広がっていく可能性があります。ただし、いまエンジニアの求人でいちばん現実的に選べるのは、テレワークによって通勤をなくし、可処分時間を増やす働き方です。週休3日を待つあいだにも、通勤をなくすという選択肢はすでに手の届くところにあります。求人票の表記だけで判断せず、型・対象範囲・導入時期を見ながら、自分に合った働き方を選んでください。休日を増やすか、通勤をなくすか。どちらも1日に使える時間を増やす手段である以上、優先順位を自分の中で先に決めておくと、求人を探すときの基準がぶれにくくなります。

週休3日を待つより先に、いまの働き方を見直す

Relasic(株式会社LASSIC運営)は、リモートワーク対応の正社員求人に特化した転職支援サービスです。フルリモートからハイブリッドまで、居住地を問わない求人を専任エージェントが厳選してご紹介します。週休3日を含めた働き方の希望は、専任エージェントに相談しながら求人を選べます。通勤の有無や出社頻度についても、応募前に確認したうえで進められます。

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※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。

出典・参考情報

*1 パーソル総合研究所「第十回・テレワークに関する調査」(2025年7月実施)

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