期末の面談に持っていくもの|1枚に畳む

期末の面談に持っていく記録が、四半期ごとに散らばったままだと、当日に開くものが決まりません。1年分の記録を1枚に畳んでおけば、面談の場でそれを開くだけで済みます。ここでは、その1枚をどう作るかに絞って見ていきます。話す内容や話し方ではなく、持っていく1枚の作り方を扱います。
期末の面談で先に決めておきたいのは、記録をどこから拾うかです。手元にある記録の残り方によって、拾う場所も畳み方も変わります。
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この記事のポイント
- 期末の面談に持っていく記録は、四半期ごとに散らばったままでは使えません。1枚に畳んでおくと、その場で開くだけで済みます
- 手元の記録は、作業の記録が残っている・課題管理に残っている・どこにも残っていない、の3つに分かれます。分かれ方で拾う場所が変わります
- 転職入職者のうち賃金が増加した人は40.5%です*1。面談の進み方を決める数字ではなく、記録が外に出るときにも材料になるという例として挙げています
1. 期末の面談に持っていくものは、1枚に畳んだ記録です
期末の面談に持っていくものは、四半期ごとの記録をそのまま並べたものではありません。1年分の記録から必要な部分を拾い、1枚に畳んだ形にしたものです。畳んでおけば、面談の場でその1枚を開くだけで済みます。
期末が近づくと、面談に何を持っていくかで手が止まる場面があります。ただし、足りていないのは話す内容ではなく、当日に開くものが決まっていない状態です。
四半期ごとの記録は、期の切り替わりごとに別の場所に残っていることが多く、期末になってからまとめて探すと時間がかかります。1年分をあらかじめ1枚に畳んでおけば、探す作業自体を減らせます。
1枚に畳むという作業は、面談で何を話すかを決める作業とは別に進められます。畳んだ1枚があれば、当日はそれを開いて確かめるだけで足ります。
この先では、手元の記録がどこに残っているかで分かれる3つの枝分かれ、四半期ごとの記録を集める前の準備、1枚に載せる項目と拾う場所、記録が面談以外でも材料になる例、畳む型、よくある質問という順に見ていきます。
2. 手元の記録は、残り方で3つに枝分かれします
1年分の記録を1枚に畳む前に、いまどこに記録が残っているかを確かめます。残り方によって、拾う場所と畳み方が変わります。
手元の記録は、残っている場所で3つに分かれます。分かれ方によって、1枚に畳むときに拾う場所が変わります。
作業の記録が残っている場合は、作業ログやカレンダーの履歴から、期間と件数を拾って畳めます。ツールに残った記録は、後から見返しても日付を確かめられる点が扱いやすくなります。
課題管理に残っている場合は、課題管理ツールの履行履歴から、対応した件数や完了した日付を拾って畳めます。件数を数えるだけでも、1枚に載せる材料になります。
どこにも記録が残っていない場合は、覚えている範囲を書き出すところから始めます。書き出した内容は次の期からの記録の起点にもなり、残す場所を先に決めておくと、同じ状態を繰り返しにくくなります。
作業ログの形式は勤務先によって異なりますが、日付・内容・件数の3つが残っていれば、1枚に畳む材料として十分になりやすくなります。形式を問わず、この3つがそろっているかをまず確かめます。
3. 四半期ごとの記録は、期末に慌てて集めるものではありません
四半期ごとの記録を期末になってから集めようとすると、直近の期の記録は見つかっても、最初の期の記録は探すだけで時間がかかります。特に、部署の異動や担当の変更があった期をまたぐ場合、記録の残っている場所自体が変わっている場合があります。
異動があった場合は、変更後の担当や環境について、社内の案内で確かめられる点が別にあります。1枚を畳む作業とは別に、変更の内容を確かめておくと、記録をどこまで遡って拾うかの目安にもなります。
1枚に畳む作業を期末の直前に始めると、四半期をまたいだ記録を探す時間が足りなくなりやすくなります。期の区切りごとに、その期の記録だけを先に拾っておくと、期末に残る作業は畳むことだけになります。
1枚に畳む前の準備は、記録を探す作業と、探した記録を選ぶ作業に分かれます。探す作業を先に終えておけば、選ぶ作業に使える時間が増えます。
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4. 1枚に載せる項目と、拾う場所を対応させます
1枚に載せる項目を、拾う場所と対応させて整理します。
1枚に載せる項目/拾う場所
| 1枚に載せる項目 | 拾う場所 |
|---|---|
| 担当した範囲 | 期の初めに割り当てられた仕事の一覧。目標管理シートや人事システムに残っている場合があります |
| 数えられること | 対応した件数や期間。作業ログや課題管理ツールの履行履歴に残っている場合があります |
| 関わった相手 | 打ち合わせの記録や宛先。カレンダーや1on1の記録に残っている場合があります |
| 残したもの | 提出した資料や作成した文書の一覧。共有フォルダやチャットの履歴に残っている場合があります |
表の4項目は、1枚に載せる内容を、担当した範囲・数えられること・関わった相手・残したものという順に分けたものです。項目ごとに拾う場所が異なるため、探す前に対応を確かめておくと迷いにくくなります。
担当した範囲は、期の初めに割り当てられた仕事の一覧として残っている場合があります。目標管理シートや人事システムに記録が残っていれば、そこから期ごとの担当範囲を拾えます。担当した範囲が期の途中で変わった場合は、変更後の担当について、専門職として進む道が制度としてあるかを確かめる材料にもなります。
数えられることは、対応した件数や期間です。作業ログや課題管理ツールの履行履歴には、対応した日付と件数が残っている場合が多く、数えるだけで1枚に載せる材料になります。
関わった相手は、打ち合わせの記録や宛先から拾えます。カレンダーの予定や1on1の記録に、誰と何を話したかが残っている場合があります。
残したものは、提出した資料や作成した文書の一覧です。共有フォルダやチャットの履歴を確認すると、期ごとに作成した文書がまとまって見つかる場合があります。
4つの項目を毎期同じ形で拾っておくと、期末に1枚へ畳む段階で、探す作業をほとんど省けます。
1枚に畳むときは、フォーマットを固定しておくと、期ごとの記入もれに気づきやすくなります。行を期で分け、列を4項目にそろえておくと、空いているマスがそのまま次に拾うべき記録として見えてきます。
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5. 記録は社内の面談だけでなく、外に出るときの材料にもなります
1枚に畳む作業とは別に、検証済みの数字を1つ挙げます。記録は社内の面談だけでなく、転職を考えるときの材料にもなります。
転職入職者のうち、賃金が増加した人は40.5%、減少した人は29.4%、変わらない人は28.4%です*1。3区分の合計は100%になりません。この区分に含まれない分があるためで、帯はその3つだけを並べたものです*1。
この数字は転職したあとの賃金の変化を示すもので、期末の面談の進み方を決めるものではありません。それでも、1枚に畳んでおいた記録は、社内の面談だけでなく、外に出るときにも同じ材料として使えます。
担当した範囲や数えられること、関わった相手や残したものといった項目は、社内の面談で使う形と、外部に示す形とで、大きく作り直す必要がありません。畳んでおいた1枚を、場面に応じて出し分けられます。
6. 1枚に畳む型を、3つ用意します
1枚に畳むときに使える型を、3つ示します。
1枚に畳む3つの型
- 期間で分ける型:四半期ごとの記録を、期の順に並べて畳みます
- 項目で分ける型:担当した範囲・数えられること・関わった相手・残したものの4項目で畳みます
- 重要度で分ける型:面談で使う可能性が高い記録を上に、それ以外を下に畳みます
1枚に畳むときの型は、記録の量や面談の相手に合わせて選べます。3つの型を組み合わせて使うこともできます。
期間で分ける型は、四半期ごとの記録を期の順に並べて畳みます。期をまたいだ変化を確かめたいときに使いやすい型です。
項目で分ける型は、担当した範囲・数えられること・関わった相手・残したものの4項目で畳みます。表で整理した項目をそのまま1枚に移す形になります。
重要度で分ける型は、面談で使う可能性が高い記録を上に、それ以外を下に畳みます。1枚のうち上半分だけ見れば済むようにしておくと、当日に開く時間を短くできます。
型を一度決めたら、次の期でも同じ型を続けられます。型を変えるかどうかは、実際に使ってみたうえで判断できます。たとえば、期間で分ける型をベースにしながら、重要度で分けた項目だけ上段に移すという組み合わせ方もあります。
1枚に畳んだ記録は、賃金の決まり方を確かめる材料としても使える場合があります。昇給の決まり方をあらかじめ知っておくと、1枚のどの項目を優先して畳むかも判断しやすくなります。
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7. よくある質問|面談に持っていく1枚の作り方
Q1. 面談に持っていく1枚は、どのくらい前から準備すればよいですか。
A. 期の終わりを待たず、四半期ごとに記録を拾っておくと、期末に畳む作業だけで済みます。記録が残っている段階から始めると、探す時間を減らせます。
Q2. 記録がどこにも残っていない期がある場合は、どうすればよいですか。
A. 覚えている範囲を書き出し、1枚の該当する項目に載せます。次の期からは、作業ログや課題管理ツールなど、残す場所を先に決めておくと、同じ状態を繰り返しにくくなります。
Q3. 1枚に畳む型は、期ごとに変えてもよいのでしょうか。
A. 型を変えてもかまいません。面談の相手や記録の量が変わったときに、期間で分ける型と項目で分ける型を入れ替えるという進め方があります。
Q4. 1枚に畳んだ記録は、面談以外でも使えますか。
A. 担当した範囲や数えられることといった項目は、社内の面談だけでなく、外部に示す場面でも同じ形のまま使える場合があります。場面に応じて、載せる項目を出し分けられます。
8. まとめ:面談に持っていく1枚は、こうして畳みます
この記事の要点
- 期末の面談に持っていく記録は、四半期ごとに散らばったままでは使えません。1枚に畳んでおくと、その場で開くだけで済みます
- 手元の記録は、作業の記録が残っている・課題管理に残っている・どこにも残っていない、の3つに分かれ、分かれ方で拾う場所が変わります
- 1枚に載せる項目は、担当した範囲・数えられること・関わった相手・残したものの4つで、拾う場所も項目ごとに決まっています
- 転職入職者のうち賃金が増加した人は40.5%です*1。面談の進み方を決める数字ではなく、記録が外に出るときにも材料になるという例です
- 1枚に畳む型には、期間で分ける・項目で分ける・重要度で分けるという3つの型があります
期末の面談に持っていく1枚は、面談の直前にまとめて作るものではありません。四半期ごとに記録を拾い、担当した範囲・数えられること・関わった相手・残したものという項目に沿って畳んでおけば、当日に残る作業は1枚を開くことだけになります。型を一度決めておけば、次の期でも同じ型を引き継げます。記録がどこにも残っていない期があった場合は、覚えている範囲を書き出したうえで、次の期からは残す場所を先に決めておくと、同じ状態を繰り返しにくくなります。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
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