課題提出の期日をどう決めるか|伝える順番

在職中に選考が進み、企業から課題を出される場面があります。課題の出来栄えより先に迷うのが、課題提出の期限、つまり期日の扱いです。示された期限にそのまま無理をして合わせる前に、期限の相談は前提として成り立つ進め方だと知っておくと、落ち着いて対応できます。受け取ってから提出するまでの間に、いつ何をどこまで伝えるかを確認します。
選考課題の期限は、相談すれば動く前提で進めると、落ち着いて対応できます。
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この記事のポイント
- 選考課題の期限は、相談して伝える前提で進めても差し支えありません
- 内容を確認し、出せる日を自分で決めてから、理由とあわせて相談で伝えます
- 合意した課題提出の日と範囲は、あとで見返せるように記録しておきます
1. 選考課題の期限は、相談して伝える前提で進みます
在職中に選考課題を受け取ったとき、示された期限をそのまま守ろうとする前に、期限の相談は前提として成り立つ進め方だと考えます。相談自体が失礼にあたるわけではなく、いつまでに何をどこまで出せるかを先に伝えれば、選考は落ち着いて進みます。
在職中に選考が進み、企業から課題を出される場面があります。課題の内容そのものより先に扱いに迷うのが、提出までの期限の扱いです。
示された期限に無理をして合わせようとすると、業務に影響が出たり、出せる内容が薄くなったりします。期限を動かせるかどうかは企業ごとに違いますが、相談すること自体は前提として成り立ちます。
相談を切り出す時機も、受け取られ方に影響します。内容を確認した直後に伝えるほうが、締め切りが近づいてから伝えるより、企業側も調整の余地を持ちやすくなります。
相談は、断りや交渉ではありません。いつまでに何をどこまで出せるかを先に伝え、企業側の判断を待つという進め方です。伝える内容と時期が整っていれば、相談は選考の一部として受け止められます。
相談を先延ばしにして期限の直前まで黙っていると、企業側が調整できる時間そのものが減ります。迷いがある段階で早めに切り出すほうが、選べる進め方の幅が広く残ります。
ここから、受け取ってから提出までの流れ、在職中の事情の伝え方、募集の状況を示す数字、相談で伝えることの整理、出せる範囲の決め方、よくある質問という順に見ていきます。
2. 課題を受け取ってから提出までの流れをたどります
受け取ってから提出までは、内容を確認、日を決める、相談で伝える、記録に残すという四つの段階に分けられます。順に進めると、伝える内容が重複しません。
内容を確認する段階では、何をどこまで求められているかを読み直します。範囲がはっきりしない場合は、確認そのものを先に行います。
日を決める段階では、在職中の業務量を踏まえて、自分が出せる日を先に決めます。示された期限に合わせようとするより、出せる日を自分の側で決めるほうが、次の相談がしやすくなります。
相談で伝える段階では、決めた日と、その日になる理由、出せる範囲を合わせて伝えます。理由を添えずに日付だけを伝えると、都合による延長のように受け取られる場合があります。
記録に残す段階では、合意した日と範囲をメールなどの文字で残します。口頭だけの合意は、後で行き違いが起きたときに確かめる手段がありません。
四つの段階を踏んでも、企業側の都合で期限が動かない場面もあります。その場合は、出せる範囲を優先順位で決め直します。
提出までの期限が、選考全体の期間と重なる場面もあります。
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3. 期限の相談は、在職中の事情を伝えれば成り立ちます
在職中に選考を受けている場合、日中の時間を課題に充てにくいという事情があります。この事情は、相談の理由として伝えてかまいません。
在職中であることを伝えると、選考に不利になるのではないかと感じる場面もあります。しかし、在職中に選考を受けている人は珍しくなく、事情を伝えたこと自体が評価を下げるとは限りません。
事情を伝えるときは、状況の説明にとどめます。忙しさを強調しすぎると、出せる内容への意欲が低いという印象につながる場合があります。
相談を切り出すときは、結論を先に伝えます。延長そのものを求める伝え方ではなく、いつまでに何をどこまで出せるかを相談したいという伝え方にすると、企業側が判断する論点が絞られます。
相談の窓口は、人事担当者であることが多く、現場の担当者が別にいる場合もあります。窓口が分かれている場合は、どちらに伝えればよいかを先に確認しておくと、伝え直しの手間が省けます。
窓口が誰になるかは、選考の段階によって変わることもあります。書類選考の段階では人事担当者が窓口になり、選考が進んだ段階では現場の担当者に切り替わることもあります。
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4. 募集が動いている状況を、相談の判断とは別に置きます
ここでは、募集が動いている状況を示す数字を、期限の相談とは別に置いて確認します。
情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.65倍で、全職業の1.26倍を上回ります*1。この数字は募集の状況を示すもので、課題の期限が延びるかどうかを決めるものではありません。
相談の進め方は、この数字とは別に考えます。内容を確認し、出せる日を決めて伝える手順は、募集の状況にかかわらず変わりません。
数字を相談の材料に加えたくなる場面もありますが、この数字が示しているのは募集の状況であって、目の前の課題の期限にあてはまる情報ではありません。伝える内容と時期は、この数字ではなく、業務の状況にもとづいて決めます。
5. 相談で伝えることを、伝える時期ごとに整理します
相談で伝えることを、四つに分けて、伝える時期ごとに整理します。
表を見る前に、自分が出せる日と範囲がどこまで決まっているか、確認しておくと対応づけやすくなります。
四つとも一度にそろえる必要はなく、決まった時点でそのまま伝えても問題ありません。
相談で伝えること・伝える時期の対応
| 相談で伝えること | いつ伝えるか |
|---|---|
| 提出できる日 | 内容を確認し、日を決めた時点で伝えます |
| その日になる理由 | 日を伝えるときに、あわせて伝えます |
| 出せる範囲 | 内容を確認した時点で分かる範囲を伝えます |
| 連絡の手段 | 最初に相談を切り出す時点で伝えます |
表の四行は、提出できる期日、その日になる理由、出せる範囲、連絡の手段という順に並んでいます。同じ相談でも、どの行を先に伝えるかによって、受け取られ方が変わります。
提出できる期日は、内容を確認し、出せる日を自分で決めた時点で伝えます。決まっていない日を先に伝えてしまうと、後で変更する必要が出てきます。
その日になる理由は、日を伝えるときにあわせて伝えます。理由を省いて日付だけを伝えると、都合による延長のように受け取られる場合があります。
出せる範囲は、内容を確認した時点で分かる範囲を伝えます。全体をそのまま出せるのか、一部にとどまるのかは、この時点で決めておきます。
連絡の手段は、最初に相談を切り出す時点で伝えます。メールと電話のどちらで進めるかを先に決めておくと、その後のやり取りが早くなります。
四つの行のうち、連絡の手段だけは、内容を確認する前でも先に伝えられます。相談の入り口を早めに整えておくと、日と範囲が決まった時点で、そのまま続けて伝えられます。
四つの行は、順番に出す必要はありません。まとめて一度に伝えると、相手が読み返す手間も減ります。
6. 出せる範囲を、優先順位で決めておきます
内容を確認したあと、出せる範囲を優先順位で決めておくと、相談の内容が具体的になります。
出せる範囲の決め方
- 必須の範囲:求められている内容のうち、外せない部分を先に決めます
- 省く範囲:期限内に出せない部分を先に決めておきます
- 説明で補う範囲:作らない部分は、理由を添えて説明で補います
- 確認する範囲:判断がつかない部分は、相談のなかで先に確認します
出せる範囲は、必須の範囲、省く範囲、説明で補う範囲、確認する範囲の四つに分けて決めます。分けずに全体をまとめて考えると、どこまで出すかが曖昧になります。
必須の範囲は、求められている内容のうち、外せない部分です。ここが欠けると、課題そのものの評価が難しくなるため、優先して確保します。
省く範囲は、在職中の時間の制約から、期限内に出せない部分です。省く判断は、出せない理由とあわせて伝えれば、相談の内容として受け止められます。
説明で補う範囲は、作らなかった部分について、どう作るつもりだったかを言葉で示す部分です。作らなかったこと自体より、考え方が伝わるかどうかが問われます。
確認する範囲は、求められている内容だけでは判断がつかない部分です。判断がつかない部分を推測で埋めるより、相談のなかで先に確認したほうが、出す内容の的が外れません。
四つに分けたあとは、決めた内容を一度見直します。必須の範囲が省く範囲にまで削られていないか、確認する範囲が多すぎないかを見返すと、相談で伝える内容が整います。見直しは、決めた直後ではなく、少し時間を置いてから行うと、範囲の偏りに気づきやすくなります。
四つの範囲を決めたら、相談で伝える内容として、日程とあわせて伝えます。
伝えた内容を記録したあと、選考の次の段階に進む場面も出てきます。
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7. よくある質問|課題提出の期限と相談
Q1. 期限の相談は、選考に不利になりますか。
A. 相談そのものが不利になるとは限りません。いつまでに何をどこまで出せるかを具体的に伝えれば、確認のための相談として受け止められます。範囲を絞らずに広く延長だけを求めると、印象が変わる場合があります。
Q2. 在職中であることは、伝えたほうがよいですか。
A. 事情の説明として伝えてかまいません。忙しさを強調しすぎず、状況の説明にとどめると、出せる内容への意欲が低いという印象を避けやすくなります。伝える範囲は、期限に関わる部分だけで十分です。
Q3. 期限を延ばしてもらえなかった場合は、どうすればよいですか。
A. 出せる範囲を優先順位で決め直します。必須の範囲を確保し、省く部分は理由を添えて説明で補うと、期限内でも内容が伝わります。延ばせない理由を確認できれば、次の相談の材料にもなります。
Q4. 相談はメールと電話のどちらで伝えるべきですか。
A. どちらでもかまいませんが、最初に相談を切り出す時点で手段を決めておくと、その後のやり取りが早くなります。記録に残る点では、メールに向いています。電話で伝えた場合も、決まった内容は後からメールで残しておくと、合意した日と範囲を見返せます。
8. まとめ:期限は相談して、合意した内容を残します
この記事の要点
- 選考課題の期限は、相談して伝える前提で進めても差し支えありません
- 内容を確認し、出せる期日を自分で決めてから、理由とあわせて伝えます
- 出せる範囲を優先順位で決め、必須の範囲を確保します
- 募集が動いている状況を示す数字は、期限の判断そのものを決めるものではありません
- 合意した課題提出の日と範囲は、あとで見返せるように記録しておきます
選考課題の期限は、相談して伝える前提で進めます。内容を確認し、出せる日を自分で決めて理由とあわせて伝え、合意した課題提出の日と範囲を記録に残せば、期限のやり取りは落ち着いて進みます。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
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