月末に仕事が寄るとき|見る場所

月が変わる直前になると、いくつもの作業が同じ時期に重なって見えることがあります。背景にあるのは、部署ごとに設定されている締めの日取りです。自分の作業がどの締めに紐づいているか、前もって出せる範囲がどこまでか、間に合わないときにどこへ伝えるかによって、月末の動き方は変わります。締めの日取りがどこに書かれているかを、順に見ていきます。
月末に仕事が寄って見えるのは、複数の締めの日取りが同じ時期に重なるためです。見る場所を4つに分けて整理します。
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この記事のポイント
- 月末に作業が集まって見えるのは、部署ごとの締めの日取りが同じ時期に重なるためです
- 自分の作業がどの締めに紐づいているかは、部署の案内や管理シートから見つけられます
- 前もって出せる範囲と、間に合わないときの連絡先は、締めごとに分けて把握できます
1. 月末に仕事が寄るのは、締めの日取りが重なるからです
月末に仕事が寄って見えるのは、複数の締めの日取りが同じ時期に重なるためです。経理・人事・営業といった部署が、それぞれ別の締めを月末に近い日付に置いている場合、自分の作業がそのどれかに紐づいていれば、同じ週に対応が集中します。締めの日取りは思い込みで判断せず、部署ごとの案内や管理シートから確認できます。
月末が近づくと作業が重なって見えるのは、偶然ではなく、部署ごとに設定された締めの日取りが同じ時期に集まりやすいためです。経理の締めは25日、人事の締めは20日など、月をまたぐ直前ではなく、それに近い日付に置かれている場合もあります。呼び方に「月末」を含まない締めであっても、実質的には同じ時期に集中することが珍しくありません。
自分がふだん関わっている作業も、いずれかの締めに紐づいています。紐づく締めが1つだけであれば集中は起きにくいのですが、複数の締めに関わる作業を担当していると、同じ週に対応が重なりやすくなります。
月末に仕事が寄る理由を、忙しさの感覚だけで捉えると、次の月も同じように重なって見える状態が続きます。締めの日取りがどこに書かれているかを知っておくと、重なりが起きる時期を先に見込めるようになります。
自分が主担当ではない締めであっても、他の人の作業を手伝う形で対応を求められることがあります。手伝う範囲も、主担当の締めと同じ案内に沿って決まります。
次の項目では、締めの日取りを確認してから、実際に前もって動くまでの流れを整理します。
2. 締めの日取りを追ってから動く4つの段階
月末に向けて、締めの日取りを確認してから動くまでを4つの段階に分けて整理します。
1段目は、社内に置かれている締めの一覧を探すことです。部署ごとの案内や、共有されている管理シートに、締めの日取りがまとまっている場合があります。一覧が見つからない段階では、2段目以降には進めません。見当たらないときは、締めを管理している部署に問い合わせる方法があります。
2段目は、自分が担当している作業が、どの締めに紐づいているかを見ることです。同じ作業でも、関わる締めが複数ある場合は、それぞれの日取りを別に見ておく必要があります。
3段目は、前もって出せる分から先に出すことです。締めによっては、当日ではなく数日前までに出せる範囲が決まっている場合があります。
4段目は、間に合わない分をその時点で伝えることです。抱え込んで当日を迎えるより、早い段階で伝えたほうが、締め側の対応の幅も広くなります。
4つの段階は、担当している締めごとに繰り返す形になります。1つの締めで4段目まで進んだあとも、別の締めではまだ1段目という状態が同時に起こることがあります。
3. 自分の作業は、どの締めに紐づいているかで見る場所が変わります
自分が担当している作業が、どの締めに紐づいているかは、作業の種類だけでは判断できません。同じ入力作業であっても、経理の締めに関わる場合と、営業の締めに関わる場合があります。
紐づく先を見る方法として、依頼された作業に添えられている案内や、共有されている管理シートの記載を見る方法があります。担当者名や締めの名称が明記されている場合は、そこから紐づく先が分かります。
案内に複数の締めの名称が並んでいる場合は、自分の担当欄に書かれている名称と一致するものだけを見ます。似た名称の締めが複数あることもあるため、名称だけで判断せず、担当欄との対応を見ます。
案内に紐づく締めの記載がない場合は、依頼した相手に、どの締めに関わる作業かを直接尋ねる方法もあります。関わる締めが分かれば、前もって出せる範囲もその締めの基準に合わせて考えられます。
締めに紐づく作業は、提出する形式が締めごとに指定されている場合があります。指定がある場合は、案内に記載された形式に沿って提出します。形式の指定がない締めもあり、指定の有無も締めによって差があります。
月末が近づく時期は、残業時間が普段より増える人もいます。残業時間の推移そのものは、別の記事で扱っています。
あわせて読みたい | 平均残業時間の先を見る|伸びる場面
4. 働く場所が混ざると、締めの前のやりとりが見えにくくなることがあります
締めの前のやりとりについて、働く場所に関する数字を1つだけ添えておきます。
情報通信業のテレワーク実施率は56.3%で、正社員全体の22.5%を上回ります*1。この数字は働く場所の実施率で、締めの日取りを決めるものではありません。
離れて働く人が混ざると、締めの前のやりとりが見えにくくなることがあります。同じ部署にいても、出社している人と離れて働いている人では、締めに関する声かけのタイミングが揃わない場合があります。
出社している人同士であれば、口頭でのやり取りから締めの進み具合が伝わる場合があります。離れて働いている人には、同じ情報がチャットやメールといった文字の形で伝わる必要があり、伝わるタイミングが遅れることがあります。
この差を踏まえても、月末の締めの日取り自体は、働く場所にかかわらず部署の案内や管理シートに書かれています。見る場所を知っておけば、働く場所の違いによる見えにくさを補えます。
5. 見る場所は、締めの日取りごとに4点に整理できます
締めの日取りに関わる確認事項を、4点に整理します。
確認事項と、書かれている場所の対応
| 確認する観点 | 具体的に見ること | どこに書かれているか |
|---|---|---|
| 締めの日取り | 部署ごとの締めがいつあるか | 部署の案内・共有の管理シート |
| 紐づく作業 | 自分の作業がどの締めに関わるか | 依頼時の案内・管理シートの担当欄 |
| 前倒しできる範囲 | 当日より前に出せる分がどこまでか | 締めごとの案内・提出フォームの注記 |
| 間に合わないときの連絡先 | 遅れる場合にどこへ伝えるか | 部署の案内・担当者一覧 |
「締めの日取り」は、部署ごとに設定されている締めがいつあるかという点です。部署の案内や、共有されている管理シートに記載されています。
「紐づく作業」は、自分が担当している作業がどの締めに関わるかという点です。依頼された際の案内や、管理シートの担当欄から見つけられます。
「前倒しできる範囲」は、当日を待たずに出せる分がどこまであるかという点です。締めごとの案内や、提出フォームに注記されている場合があります。
「間に合わないときの連絡先」は、遅れる場合にどこへ伝えるかという点です。部署の案内や、担当者一覧から確認できます。締めの日取りだけでなく、出勤の記録に不備があった場合の出す先も、別に整理された記事があります。
4点は、人事異動や担当替えがあった直後に、以前と同じ案内が当てはまらない場合があります。あらためて見ておくと、思い込みで判断せずに済みます。
通常の締めとは別に、四半期や年度の締めが重なる月もあります。重なる月は、通常より確認する点が増えることがあり、案内自体も月ごとに見比べておくと、変わった点に気づきやすくなります。
あわせて読みたい | 打刻を忘れたときの直し方|出す先と締め
6. 前もって動ける範囲は、この3点で見えてきます
月末が近づく前に、あらためて見ておきたい3点を整理します。
前もって見る3点
- 紐づく締め:自分の作業がどの締めに関わっているかを、案内や管理シートで見ます
- 前倒しできる範囲:当日より前に出せる分がどこまであるかを、締めごとの案内で見ます
- 間に合わないときの連絡先:遅れる場合にどこへ伝えるかを、部署の案内や担当者一覧で見ます
3点は、締めが近づいてから慌てて探すものではなく、締めに関わる作業を任された時点で見ておける内容です。
3点をまとめて見ておくと、複数の締めに関わる作業を抱えている場合でも、どの締めから手をつければよいかを、締めの日取りに沿って把握できます。
前もって出せる範囲は、締めによって差があります。数日前まで受け付ける締めもあれば、当日の午前中までしか調整できない締めもあります。範囲の差も、案内や提出フォームの注記に書かれています。
間に合わない分を持ち帰って片づけようとすると、締めの日取りそのものは変わらないまま抱える範囲だけが増えます。持ち帰りが減らないときの背景は、別の記事で扱っています。
あわせて読みたい | 持ち帰りの仕事が減らないとき|起きる場所を見る
7. よくある質問|締めの日取りと前倒しについて
Q1. 締めの日取りは、どこを見れば分かりますか。
A. 部署ごとの案内や、共有されている管理シートに記載されています。記載が見当たらない場合は、締めを管理している部署に確認する方法があります。呼び方に特定の名称がついていない締めが対象になることもあります。
Q2. 自分の作業がどの締めに紐づいているか分からないときは、どうすればよいですか。
A. 依頼された際の案内や、管理シートの担当欄を確認します。記載がない場合は、依頼した相手に、どの締めに関わる作業かを直接尋ねる方法があります。似た名称の締めが複数あるときは、担当欄との対応を見ます。
Q3. 前もって出せる範囲は、誰が決めていますか。
A. 締めを管理している部署や担当者が、案内や提出フォームの注記で示しています。記載がない場合は、前もって出せる範囲があるかどうかを、担当者に確認する方法があります。範囲は締めごとに異なります。
Q4. 間に合わないと分かった時点で、何をすればよいですか。
A. 抱え込まずに、その時点で担当者に伝える方法があります。部署の案内や担当者一覧に、連絡先が示されている場合があります。持ち帰って片づけようとするより、伝えるほうが締め側の対応の幅が広くなります。
8. まとめ:月末に仕事が寄ったときに見る場所
この記事の要点
- 月末に作業が集まって見えるのは、部署ごとの締めの日取りが同じ時期に重なるためです
- 自分の作業がどの締めに紐づいているかは、案内や管理シートから見つけられます
- 前もって出せる範囲と、間に合わないときの連絡先は、締めごとに分けて把握できます
- 月末の締めの日取りは、働く場所にかかわらず、部署の案内や管理シートに書かれています
月末に仕事が寄って見えるのは、複数の締めの日取りが同じ時期に重なるためです。自分の作業がどの締めに紐づいているかを見つけ、前もって出せる範囲を出し、間に合わない分は早めに伝えるという順で動けば、重なりそのものに対応できます。締めの日取りが分からないときは、部署の案内や管理シートを確認する方法があります。働く場所が出社と離れた場所で混ざっている場合でも、締めの日取り自体は同じ案内や管理シートに書かれています。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
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