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出社ゼロの求人|初日と定例で確認すること

出社ゼロの求人|初日と定例で確認することのイメージ写真

出社ゼロの求人に採用が決まると、次に気になるのは入社してからの進み方です。初日に何を受け取るのか、研修は誰が案内するのか、日々の集まりや評価はどう見えるのか。出社が前提の職場と同じやり方は通用しないため、最初の数週間の進み方を入社前に確認しておく必要があります。

情報通信業のテレワーク実施率は56.3%で、全業種のなかで最も高い水準です*1。出社ゼロの求人はIT業界で珍しくありませんが、入社後の進め方まで統一されているわけではなく、最初の数週間で何を確認するかが、その後の立ち上がりを左右します。

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監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

数字で見る、リモート採用をめぐる数値 この記事の要約 情報通信業のテレワーク実施率 *1 56.3% 全業種で最も高い水準 パーソル総合研究所調査(2025年) IT業界で広がっている働き方 雇用型就業者のテレワーク実施率 *2 15.6% 全体ではまだ少数派 国土交通省調査(2024年) 業種による差が大きい DX人材が『大幅に不足』の企業 *3 50.1% 採用を急ぐ企業もある IPA DX動向2026(2025年度) 入社後の案内が手薄になりやすい テレワークの実施率は業種で差がある。入社後の進め方は事前に確認しておく *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

この記事のポイント

  • 情報通信業のテレワーク実施率は56.3%です*1。出社ゼロの求人はIT業界に集中していますが、雇用型就業者全体のテレワーク実施率は15.6%にとどまり、全体で見ればまだ少数派です*2。
  • DX推進人材が『大幅に不足』と回答した企業は50.1%です*3。人材の確保を急ぐ企業では、入社後の進め方が言葉で説明されないまま始まる場合があります。
  • 早く立ち上がるには、初日に受け取る物・研修の進め方・日次と週次の集まり・評価の見え方を、入社前に確認しておくことが役立ちます。

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1. 出社ゼロの求人は受け取る物を先に確認します

出社ゼロの求人で早く立ち上がるには、入社日に受け取る物と初期設定の担当を、入社前に確認しておく方法があります。パーソル総合研究所の調査では、情報通信業のテレワーク実施率は56.3%で、全業種のなかで最も高い水準でした*1。出社ゼロの働き方はIT業界では珍しくありませんが、入社後の進め方まで統一されているわけではなく、企業ごとに案内の厚みが異なります。

出社ゼロの求人では、初日に出社して先輩から直接渡されるはずだった物が、郵送やオンラインでの案内に置き換わります。パソコンや社員証にあたる情報、業務で使うアカウント、就業規則などの資料が、いつ・どの経路で届くのかを、入社前に確認しておくと当日の戸惑いを減らせます。届く時期がはっきりしない場合は、入社日までに届く予定かどうかだけでも先に聞いておくと、当日の準備が立てやすくなります。

初期設定についても、誰が担当するのかを確認しておく必要があります。情報システムの部門が遠隔で設定を済ませてから送るのか、届いた機材を本人が手順書に沿って設定するのかで、初日の進み方は変わります。手順書だけを渡されて自分で進める形式であれば、詰まったときの連絡先も合わせて確認しておきます。

IPAの調査では、DX推進人材が『大幅に不足』と回答した企業は50.1%でした*3。人材の確保を急ぐ企業ほど、入社後の案内を整える手が回っていない場合があります。確認を後回しにせず、入社前の段階で聞いておくことが、早く立ち上がるための備えになります。

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2. 入社から数週間の流れを時系列で示します

入社から数週間の流れを、段階ごとに区切って考えると、確認する順番が整理しやすくなります。区切り自体は、出社を伴う働き方と大きくは変わりません。

入社から数週間の流れを時系列で示します 入社前 受け取る物と初期設 定の担当を確認しま 初日 アカウントと機材の 設定を済ませます 1週目 研修と業務ツールの 使い方を確認します 2〜3週目 日次や週次の集まり に参加し始めます 1か月後 評価の見え方につい てフィードバックを 受けます 段階ごとに確認することを分けると、初日から数週間の流れが把握しやすくなります

違うのは、それぞれの段階で誰が何を案内してくれるかです。出社していれば近くの人に聞けることも、離れた場所からでは自分で確認しに行く必要があります。段階ごとに『誰に確認するか』を決めておくと、進み方が見えやすくなります。

とくに1週目から2〜3週目にかけては、研修と日々の業務が並行して始まる時期です。この時期に何を優先して確認するかで、その後の立ち上がりやすさが変わります。

3. 研修とツールの案内は担当者によって変わります

研修の進め方は、出社を前提にした職場とは案内の形が変わります。対面であれば、その場で画面を見せながら説明できますが、離れた場所からの案内では、資料や録画された動画を先に渡し、後から質問を受け付ける形が中心になります。

誰が研修を担当するのかも、企業によって分かれます。決まった担当者が最初から最後まで案内する場合もあれば、業務ごとに担当者が替わる場合もあります。担当が替わる形式であれば、次に誰へ連絡すればよいかを、その都度確認しておく必要があります。

業務で使うツールについても、操作方法を教わる機会がいつ用意されているかを確認しておきます。チャットやオンライン会議、資料を共有する仕組みなど、複数のツールを同時に案内されることが多く、使い方を聞ける期間が短いまま実務に入る場合もあります。よく使う操作だけでも先にメモしておくと、実務が始まってから慌てずに済みます。

研修が資料の共有だけで終わる形式であれば、分からないことを聞く相手を自分で決めておく必要があります。入社前の段階で、研修中の質問先が決まっているかどうかを確認しておくと、1週目の進み方に見通しが立ちます。

渡された資料が古いままになっている場合もあります。画面の表示や手順が資料と違うと感じたら、思い込みで進めずに、資料を更新した担当者や配属先の上司に確認します。資料の古さに気づいた時点で伝えておくと、次に入社する人の負担も減らせます。

4. 初日から2週間の確認事項を表にまとめます

入社したあと、初日から2週間で確認しておきたい事項を、時期ごとに整理します。誰に確認すればよいかまで決めておくと、聞きそびれを防げます。

【表1】初日から2週間で確認しておきたい事項

時期確認すること確認する相手
初日アカウントと機材の設定状況情報システムの担当者
初日就業規則と資料がどこにあるか配属先の上司
1週目研修の担当者と質問できる時間研修の担当者
2週目日次や週次の集まりの参加方法配属先のチーム
2週目評価につながる報告の仕方配属先の上司

表に挙げた項目は、出社していれば周囲の様子から自然に分かることが多く含まれます。離れた場所で働く場合は、同じ情報を自分から確認しに行く必要があります。

とくに『確認する相手』を先に決めておくことが重要です。担当者が分からないまま質問を後回しにすると、疑問が積み重なり、2週目以降の業務に影響します。

表の項目は、一度確認して終わりではありません。2週目に確認したことでも、担当者が変わったり、業務の進め方が更新されたりすることがあります。分からなくなった時点で、その都度聞き直す姿勢が必要です。

5. 集まりの頻度は日次か週次かで対応が分かれます

日々の集まりの形は、企業によって異なります。日次か週次かで、確認しておくことが変わります。

集まりの頻度は日次か週次かで対応が分かれます 日々の集まりが日次か週次かで確認することが変わります 日次の朝会がある場合 その日の進捗を短く報告する形に慣れておきます 週次の定例だけの場合 次の定例までに聞くことをためないようにします 集まりの形は企業ごとに異なる。参加する前に流れを確認しておく

日次の朝会がある企業では、毎日決まった時間に進捗を報告する形に早く慣れることが求められます。話す内容を用意していなくても、その日にやることを一言で伝える練習をしておくと、負担が減ります。

週次の定例だけの企業では、次の定例までの間に疑問がたまりやすくなります。定例を待たずに、チャットなどで短く確認できる相手を決めておくと、進み方が滞りにくくなります。

保育園の送り迎えなど、時間の制約がある場合は、日次と週次のどちらの形が合うかも入社前に確認しておくと、生活のリズムと働き方を合わせやすくなります。

集まりの場は、進捗を伝えるだけでなく、評価につながる材料を伝える場にもなります。参加する目的を『報告』だけに留めず、取り組んだ内容が相手に伝わっているかを確認する場として使うと、後から評価の見え方で戸惑うことが減ります。

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6. 出社ゼロで働き始めるときに確認することを整理します

出社ゼロの求人で入社したあと、最初の数週間に確認しておきたい点を整理します。

出社ゼロで働き始めるときに確認すること

  • 評価の見え方:成果や取り組みが、誰にどう伝わって評価につながるのかを確認します。
  • 報告の頻度:進捗をいつ、誰に伝えるのかを、日次か週次かで確認します。
  • 同僚との接点:雑談や相談ができる場が用意されているかを確認します。
  • 質問の仕方:分からないことをすぐに聞ける相手と手段を確認します。
  • 資料の更新:手順書や案内が最新の内容かどうかを確認します。

出社していれば、隣の席の様子や表情から伝わっていたことが、離れた場所で働く場合は言葉にしないと伝わりません。評価の見え方も同じで、成果をどう報告すれば伝わるのかを、入社してすぐに確認しておく必要があります。

同僚との接点も、意識して確保しないと生まれません。雑談の時間を設けている企業もあれば、業務連絡だけで完結する企業もあります。どちらであっても、最初の数週間で連絡を取りやすい相手を1人作っておくと、その後の質問がしやすくなります。

5つの確認することは、どれも入社してから数日のうちに答えが見えてくる項目です。後回しにせず、入社直後の面談で質問しておくことが役立ちます。

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7. よくある質問(Q&A)

Q1. 出社ゼロの求人で初日に何を受け取ればよいか分からないときはどうすればよいか

A. 入社前の連絡先に、受け取る物と届く時期を確認しておきます。パソコンや資料が郵送される場合は、到着予定日を先に聞いておくと、初日の準備がしやすくなります。

Q2. 研修の担当者が決まっていない場合誰に質問すればよいか

A. 配属先の上司か、採用時の窓口だった担当者に確認します。研修の担当が業務ごとに替わる企業もあるため、最初の数週間は質問先をそのつど確認しておくと安心です。連絡先が複数に分かれている場合は、一覧にしておくと聞き直す手間が減ります。

Q3. 日次の集まりが無く週次の定例しか無い場合進捗はどう伝えればよいか

A. 次の定例を待たずに、チャットなどで短く報告する方法があります。疑問や進み具合をためたまま週次の定例を迎えると、確認事項が多くなり時間が足りなくなります。

Q4. 出社が無い働き方で同僚との関係はどう作ればよいか

A. 業務以外の話ができる場に参加するところから始められます。雑談の時間が用意されていない場合は、短い会話を自分から依頼する方法もあります。

Q5. 渡された手順書と実際の画面が違うときはどうすればよいか

A. 自己判断で進めず、資料を管理している担当者に確認します。古い手順書のまま配布されている場合があり、気づいた時点で伝えると、次に入社する人にも役立ちます。

8. まとめ:入社直後の数週間は確認の積み重ねで決まります

この記事のまとめ

  • 情報通信業のテレワーク実施率は56.3%で、全業種のなかで最も高い水準です*1。出社ゼロの求人はIT業界で珍しくありません。
  • 雇用型就業者全体のテレワーク実施率は15.6%で、全体で見ればまだ少数派です*2。この働き方自体、企業によって案内の整い方が異なります。
  • DX推進人材が『大幅に不足』と回答した企業は50.1%です*3。採用を急ぐ企業ほど、入社後の進め方が明文化されていない場合があります。
  • 初日の受け取る物、研修の担当者、日次と週次の集まり、評価の見え方を、入社前に確認しておくことが、早く立ち上がるための備えになります。

出社ゼロの求人は、入社してからの進め方まで確認して初めて、暮らしに合った働き方になります。最初の数週間で確認することを1つずつ潰していけば、その後の業務にも落ち着いて取り組めます。分からないことを分からないまま抱えず、その都度聞く姿勢が、離れた場所で働くうえでの土台になります。

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※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。

出典・参考情報

*1 パーソル総合研究所「第十回テレワークに関する調査」(2025年公表)
*2 国土交通省「テレワーク人口実態調査」(2024年度・2025年公表)
*3 IPA「DX動向2026」(2025年度・2026年公表)

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