育休明けの配属はどう決まるか|確かめる時期

育休から復帰するとき、配属がどこになるのかは、復帰の当日まで分からないと感じることがあります。決まる場所と伝わる時期を知らないまま復帰日を迎えると、元の担当に戻るのか、体制が変わっているのかが分からず、落ち着かない気持ちで初日を過ごすことになります。復帰前に何を、いつ、誰に聞けばよいかを、確かめる順番として整理します。
育休明けの配属で最初に確かめたいのは、復帰の時期を伝える段階で、体制の変化も合わせて聞けるかどうかという点です。
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この記事のポイント
- 育休明けの配属は、復帰の時期を伝える段階から、体制の変化を聞く段階へと順に確かめられます
- 元の担当が残っているか、体制の人数や役割が変わっているかは、復帰前に聞かないと分からないままです
- 聞いた内容は書面や記録に残しておくと、復帰後に聞いていた内容と違うと感じたときの手がかりになります
1. 育休明けの配属は、確かめる順番で見えてきます
育休から復帰したときの配属は、復帰前に確かめる順番を踏むと見えやすくなります。まず確かめられるのは、復帰の時期を伝える段階で、体制の変化も合わせて聞けるかどうかです。元の担当に戻るのか、体制が変わっているのかは、復帰前に聞かない限り分からないままです。
育休を取得している間、職場の体制は止まっているわけではありません。担当していた業務は誰かが引き継ぎ、人の異動やチームの再編が重なることもあります。復帰する本人が離れている期間が長いほど、体制が動く回数も増えやすくなります。
復帰したときに気になる点は、大きく2つに分かれます。1つは、育休に入る前に担当していた業務が、そのまま残っているかどうかです。もう1つは、チームの人数や役割そのものが変わっているかどうかです。この2つは別の事情で動くため、片方だけを聞いても全体は見えてきません。
配属を決める場は、上長やチームの体制を管理する部署にあります。本人に伝える場は、上長や人事が担うことが多く、決める場と伝える場が分かれている点は、選考時の配属と共通しています。ただし復帰の場合は、伝える相手も時期もあらかじめ見えやすい形になっています。復帰の連絡をする段階そのものが、最初に聞ける機会になります。
配属がまだ決まっていない、という返答が返ってくることもあります。その場合は、配属そのものではなく、いつ分かるのかを聞く形に切り替えます。分かる時期が先に見えれば、復帰までの見通しは立てやすくなります。
元の担当に戻れるかどうかは、業務の状況や体制の事情によって変わるため、どちらか一方に決まっているとは言えません。断定はできない前提で、復帰前に聞いて確かめる進め方になります。
ここから、復帰までに確かめる4つの段階、元の担当か体制の変化かで変わる聞き方、確かめる項目の一覧、聞く相手の絞り込み、よくある質問という順に見ていきます。
2. 復帰までの流れを、4つの段に分けます
配属を確かめる流れは、復帰の時期を伝える、体制の変化を聞く、担当の希望と条件を伝える、決まった内容を書面や記録で残すという4つの段に分けられます。
復帰の時期を伝える段階は、多くの場合、復帰の一定期間前に置かれます。この段階で伝えるのは時期そのものですが、同じ場で体制の変化についても聞けるかを尋ねておくと、次の段階に自然に進めます。
体制の変化を聞く段階では、元の担当が残っているか、チームの人数や役割が変わっているかを尋ねます。決まっていない場合は、いつ分かるのかを合わせて聞いておきます。
担当の希望と条件を伝える段階では、復帰後に担当したい業務や、勤務の時間帯についての前提を伝えます。希望がそのまま通るとは限りませんが、伝えていない希望は検討の対象にすら入らないことがあります。
決まった内容を書面や記録で残す段階は、4つの中でもっとも見落とされやすい段です。口頭で聞いた内容だけでは、復帰後に聞いていた内容と違うと感じたときに、確かめる手がかりが残りません。
4つの段は、一度の連絡でまとめて進むとは限りません。復帰までの間に、上長との面談が複数回置かれる場合は、段ごとに分けて聞く方法もあります。
選考の場で配属の決め方を確かめる進め方は、復帰時とは前提が異なります。選考時の配属について確かめる手順は、別記事で扱っています。
あわせて読みたい | 配属が読めないとき|決め方と伝わる時期
3. 元の担当か体制の変化かで、聞く相手が変わります
配属の見通しが立ちにくいのは、元の担当が残っているかという点と、体制そのものが変わっているかという点が、別の事情で動くためです。担当していた業務は残っていても、チームの人数や役割が変わっていれば、進め方は前と同じではありません。逆に、体制はそれほど変わっていなくても、担当していた業務が別の人に引き継がれたまま残る場合もあります。
元の担当が残っているかを聞く相手は、業務を引き継いだ人か、その業務を管理する上長です。引き継ぎがどこまで進んでいるかを知っているのは、決めた場ではなく、実際に業務を回している側であることが多く、上長だけに聞いても分からない範囲が残る場合があります。
体制そのものが変わっているかを聞く相手は、チームの人数や役割を管理する上長や、部署をまとめる立場です。増員や配置替えは、育休とは関係のない事情で進むこともあるため、育休を理由に体制が変わったと決めつけずに、事実として聞く形になります。
チームの再編は、異動の内示という形で伝わる場合もあります。異動の内示を受けたときに何を確かめるかは、復帰時の配属とは別の場面として、別記事で扱っています。
2つの軸を分けて聞いておくと、復帰後に「担当は同じだが体制が変わっていた」「体制は同じだが担当が変わっていた」のどちらであっても、聞いていた内容と結び付けて理解できます。分けずに聞くと、どちらの事情で何が変わったのかが、復帰後まで分からないままになります。
あわせて読みたい | 異動の内示を受けたら|確かめる場所
4. 働き方を見直す人の規模を、背景として置きます
配属の確かめ方から少し離れて、働き方を見直す人の規模を示す数字を背景として2つ並べます。
転職者数は330万人、転職等希望者数は1023万人です*1。実際に転職した人数よりも、転職を考えている人数のほうが大きく、働き方を見直す人の規模を示す数字です。
この数字は転職の動きの規模を示すもので、復帰後の配属を決めるものではありません。育休から復帰したあとの配属は、社内の体制や引き継ぎの状況によって決まるものであり、転職を考える人の多さとは別の話です。
配属を確かめる作業そのものは、今の勤務先で働き続ける前提でも、他の選択肢を持ちながら働く前提でも、進め方は変わりません。復帰前に聞いて確かめた内容は、どちらの前提でも記録として残せます。
5. 確かめる項目と、聞く窓口を一覧にします
復帰前に確かめる項目を、いつ・誰に聞くかまで一覧にします。
4つの段階のどこで聞くかも合わせて示すので、聞き逃しを減らす目安にできます。
確かめること/いつ・誰に聞くか
| 確かめること | いつ・誰に聞くか |
|---|---|
| 元の担当が残っているか | 復帰の時期を伝える段階で、上長に聞きます |
| 体制の人数と役割 | 体制の変化を聞く段階で、上長やチームをまとめる立場に聞きます |
| 勤務の時間帯の前提 | 希望と条件を伝える段階で、上長や人事に伝えます |
| 連絡の窓口 | 決まった内容を記録する段階で、人事に確認します |
4つの項目は、元の担当が残っているか、体制の人数と役割、勤務の時間帯の前提、連絡の窓口という順に並んでいます。どれも復帰前の段階で聞ける項目です。
元の担当が残っているかは、復帰の時期を伝える段階で、上長に聞く項目です。この段階で聞いておくと、体制の変化を聞く段階に進んだときに、話がかみ合いやすくなります。
体制の人数と役割は、業務を引き継いだ人の話だけでは全体が見えないことがあるため、上長やチームをまとめる立場にも聞いておきたい項目です。増員や配置替えの有無も、ここで合わせて確かめられます。
勤務の時間帯の前提は、担当の希望と条件を伝える段階で、上長や人事に伝える項目です。前提が変わっている場合は、伝えた希望がどこまで通るかにも関わってきます。
連絡の窓口は、決まった内容を記録する段階で確認しておく項目です。復帰後に聞いていた内容と違うと感じたとき、どこに確認し直せばよいかが、あらかじめ分かっている状態になります。
4つとも一度にすべて埋まらなくても使えます。空いている項目があれば、次にどこを聞けばよいかの目印になります。
6. 育休から復帰する前に、聞く相手を3つに絞ります
確かめる項目が増えても、聞く相手は上長・人事・業務を引き継いだ人の3つに絞れます。誰に何を聞くかを先に決めておくと、限られた面談の時間でも聞き切りやすくなります。
聞く前に整理する3つの相手
- 上長:元の担当や体制の変化、勤務の時間帯の前提を聞きます
- 人事:連絡の窓口や、書面での案内があるかを聞きます
- 業務を引き継いだ人:引き継ぎの進み方や、残っている業務の範囲を聞きます
3つの相手は、聞く内容によって役割が分かれています。上長に聞いても分からない範囲は、業務を引き継いだ人に聞くと分かる場合があります。
誰に聞くか迷う場合は、まず上長に聞き、そこで分からなかった点だけを人事や引き継ぎ先に聞き直す進め方もあります。一度にすべての相手に聞く必要はありません。
聞いた内容は、聞いた日付と答えの内容をあわせて書面や記録に残しておきます。復帰後の初日から慌てて動くよりも、事前に聞いた内容を手元に置いておくほうが、当日の動き方が定まりやすくなります。
復帰した初日から、誰にどの順番で確認していくかという動き方は、配属の確かめ方とは別の観点です。復帰直後の動き方については、別記事で扱っています。
3つの相手に聞いても答えが分かれる場合は、その点だけをあらためて人事に確認する方法もあります。答えが分かれること自体が、まだ社内で調整中である目安になります。
あわせて読みたい | 入社してからの30日|聞ける時期に聞くこと
7. よくある質問(Q&A)
Q1. 育休から復帰したとき、配属は元の担当に戻りますか。
A. 元の担当に戻るかどうかは、業務の状況や体制の事情によって変わるため、一律には決まりません。復帰の時期を伝える段階で、上長に確かめる進め方があります。
Q2. 配属はいつ頃分かりますか。
A. 分かる時期は会社や部署によって異なります。まだ決まっていない場合は、配属そのものではなく、いつ分かるのかを聞く形に切り替えられます。
Q3. 体制が変わっていた場合、誰に確認すればよいですか。
A. 体制の人数や役割は、上長やチームをまとめる立場に聞く項目です。業務の引き継ぎの範囲は、実際に引き継いだ人に聞くと分かる場合があります。
Q4. 希望した担当にならなかった場合はどうなりますか。
A. 希望が通るかどうかは、体制の事情によって変わります。扱いは制度の定めと社内の規程によるため、伝えた希望がどう扱われたかは、人事や上長の窓口で確かめる形になります。
8. まとめ:配属は確かめた分だけ、見通しが立ちます
この記事の要点
- 育休明けの配属は、復帰の時期を伝える段階から、体制の変化を聞く段階へと順に確かめられます
- 元の担当が残っているかと、体制の人数や役割が変わっているかは、別の事情で動くため、分けて聞きます
- 確かめる項目は、元の担当・体制の人数と役割・勤務の時間帯の前提・連絡の窓口の4つです
- 聞く相手は上長・人事・業務を引き継いだ人の3つに絞れます
- 聞いた内容は書面や記録に残しておくと、復帰後に聞いていた内容と違うと感じたときの手がかりになります
育休から復帰したときの配属は、断定できる決まり方があるわけではありません。扱いは制度の定めと社内の規程によるため、復帰前に案内を読み、上長や人事の窓口で確かめる進め方になります。確かめた内容を書面や記録に残しておけば、復帰後に聞いていた内容と違うと感じたときも、どこから確認し直せばよいかが分かります。
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出典・参考情報
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