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Flask求人|使う人が増えたときに直した1か所

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Flaskで社内向けの小さな仕組みを作ってきたITエンジニアが、その経験をどう転職で示すか迷う場面は少なくありません。小さく作ったものが、実際に使う人が増えた瞬間にどう変わったかを語れるかどうかで、伝わり方は大きく変わります。

DX推進の人材が不足していると回答した企業は85.5%に上ります*2。人手が十分ではない企業ほど、Flaskで組んだ小さな仕組みを一人で育ててきた経験に、具体的な使い道を見出しやすくなります。

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監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

数字で見る、賃金と人材不足 この記事の要約 45〜49歳の一般労働者の賃金 *1 377.9千円 全国計 340.6千円 月額・2025年調査 経験を重ねた年代の水準 全国計の一般労働者の賃金 *1 340.6千円 45〜49歳は377.9千円 月額・2025年調査 年代による差が出る DX人材が不足と回答した企業 *2 85.5% IPA DX動向2026 2025年度調査 対応できる人が十分ではない 賃金は年代で差があり、企業側は人材不足が続いています。両方を数字で見ておく必要があります *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

この記事のポイント

  • 一般労働者の賃金は全国計が月340.6千円、45〜49歳では377.9千円です。経験を重ねるほど水準が上がることが、賃金構造の数字にも表れています*1。
  • DX推進の人材が不足していると回答した企業は85.5%に上ります。社内で使われる小さな仕組みに手を入れられる人材への必要度は、この数字からもうかがえます*2。
  • 社内向けに作った小さな仕組みは、使う人数が増えた瞬間に最初の壁にぶつかります。そこにどう手を入れたかを語れるかどうかが、転職の場面で評価の分かれ目になります。

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1. Flaskの求人で語れるのは人数が増えたときの対応です

Flaskで作った社内向けの仕組みの経験は、機能の説明だけでは転職の場で伝わりにくく、使う人数が増えたときに何が起きて、どう手を入れたかを語ることで初めて評価につながります。厚生労働省の調査では、一般労働者の賃金は全国計が月340.6千円、45〜49歳では377.9千円でした*1。経験を重ねた年代ほど賃金の水準が上がる傾向は、実務で積んだ具体的な経験の厚みが評価される裏付けの1つです。Flaskで組んだ仕組みを一人で使っていた段階と、社内の利用者が増えた段階とでは、起きる問題も対応の仕方も変わります。その変化を自分の言葉で説明できるかどうかが、職務経歴書や面接での伝わり方を左右します。

Flaskは学習の初期段階からWebアプリを組み立てやすいため、社内向けの小さな仕組みを個人の裁量で作った経験を持つエンジニアが少なくありません。申請フォームや在庫の管理画面のように、最初は数人しか使わない前提で作られたものが多いのが実情です。

こうした仕組みは、使う人数が少ないうちは目立った問題を起こしません。処理が集中する場面が少なく、動作の確認も作った本人だけで完結するためです。問題が表に出るのは、利用が広がって同時に操作する人が増えたときです。

転職の場で評価されるのは、技術を使えることそのものではなく、利用者が増えた場面で何に気づき、どこに手を入れたかという経緯です。次の項目からは、賃金の水準を確認したうえで、実際にどこで問題が起きやすいかを見ていきます。

社内向けの仕組みが利用者を増やすのは、それ自体は良いことです。使われなくなった仕組みは改善の対象にすらならないため、利用が広がったという事実は、最初の設計が業務に合っていたことの表れでもあります。問題が起きたときにどう向き合ったかまで含めて、その広がりの経緯を語れるかどうかが転職の場での評価につながります。

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2. 実務を重ねた年代の賃金には差があります

実務を重ねることが賃金にどう表れるかを、先に確認しておきます。

年代別に見る一般労働者の賃金 全国計 340.6千円 45〜49歳 377.9千円 全国計と45〜49歳の月額です。百分率ではありません *数値の出典は記事末尾「出典・参考情報」参照

厚生労働省の調査では、一般労働者の賃金は全国計が月340.6千円、45〜49歳では377.9千円でした*1。年代が上がるほど賃金の水準も上がる傾向が、この数字に表れています。

Flaskを使って社内向けの仕組みを一人で作った経験そのものは、年数が浅くても持てます。ただし、それだけでは実務3年前後の経験と同じようには評価されません。差がつくのは、利用者が増えたときに何が起きて、どう対応したかという経緯を説明できるかどうかです。

賃金の水準は年代とともに上がりますが、その裏付けになるのは在籍した年数ではなく、実務で積んだ具体的な経験です。次の項目では、Flaskで作った仕組みに実際に何が起きたかを見ていきます。

求人票に書かれた年収の幅を見るときも、経験年数だけでなく、どのような場面を経験してきたかが選考では確認されます。同じ年数でも、利用者が増えた場面に向き合った経験の有無で、伝えられる内容の厚みが変わります。

3. Flaskで作った社内ツールで最初に詰まった場所

ある社内向けの申請フォームは、最初は同じ部署の数人だけが使う前提でFlaskで組まれていました。データの保存先はファイル1つで完結するデータベースで、動作確認も作った本人が一人で行っていました。

利用が部署をまたいで広がり、月末になると同時に申請を送る人が増えたところで、保存の処理でエラーが出るようになりました。複数の申請がほぼ同時に書き込もうとすると、ファイル1つのデータベースは一度に1つの書き込みしか受け付けられず、後から来た処理がエラーで止まっていました。

最初は利用者から届く「保存できない」という報告だけが手がかりで、原因を絞り込むまでに時間がかかりました。エラーログを追ってようやく、同時書き込みが集中する時間帯にだけ症状が出ていることが分かりました。

当時は本番に近い形でアクセスを再現する手段を持たず、実際に複数人へ同時に申請してもらう検証を頼んで、エラーが起きる条件を確かめました。人手で条件を再現する作業は手間がかかりましたが、原因を思い込みではなく事実で特定するために欠かせない工程でした。

手を入れたのは、申請を受け取ってすぐに保存する処理を、いったん受け付けてから順番に1件ずつ書き込む処理に切り替えたところです。同時に届いた申請を一度に処理しようとする作りをやめ、順番を待たせる仕組みに変えたことで、書き込みが重なって止まる状態はなくなりました。

この経験から言えるのは、小さいうちに問題にならなかった作りが、利用者が増えた瞬間に弱点として表れるということです。技術そのものの選び方より、増えた負荷がどこに集中し、何が起きたかを具体的に説明できることが、転職の場で伝わる経験になります。

手を入れたあとも、利用者数が増えるたびに同じ種類の問題が起きていないかを定期的に見直すようにしました。作って終わりにせず、使われ方の変化に合わせて仕組みを見直す姿勢自体が、この経験を通じて身についたことです。

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4. 利用者数と書き込みエラーの推移を表で確認します

作った仕組みで実際に何が起きたかを、時期ごとに整理します。

【表1】利用者数と保存処理の状態の推移

時期利用している人数保存処理の状態対応
公開当初部署内の数人エラーなし動作確認のみ
利用が広がった時期複数部署の数十人同時書き込みでエラー発生原因の切り分け
手を入れた後同じ数十人のままエラーなし順番に処理する仕組みに変更

表のとおり、問題が表面化したきっかけは利用者の数そのものではなく、同時に書き込みが集中する場面が増えたことです。利用が部署をまたいで広がったことで、それまで起きなかった競合が発生しました。

情報処理推進機構の調査では、DX推進の人材が不足していると回答した企業は85.5%に上ります*2。社内で使われている小さな仕組みに実際に手を入れられる人材への必要度は、この数字からもうかがえます。

表に整理すると、対応にかかった期間よりも、どの時点で何を確認したかのほうが説明として伝わりやすくなります。数字だけでなく、原因を切り分けた手順もあわせて記録しておくと、面接で聞かれたときにも具体的に答えられます。

5. 同時アクセスが増える場面ごとの詰まり方

同時アクセスが増える場面は、業務の種類を問わず共通しています。どこで詰まりやすいかを整理します。

同時アクセスが増える場面ごとの詰まり方 書き込みが集中する場面はどこで起きやすいか 月末や締め切り前に申請が集中 する場面 保存処理が同時に走り書き込みが 重なりやすくなります 複数の担当が同じ一覧を更新す る場面 早いもの勝ちの上書きで内容が消 えることがあります 公開先が広がり利用者が急に増 えた場面 確かめていない操作の組み合わせ で止まりやすくなります 場面によって詰まる場所が変わるため、同時アクセスが起こる条件を先に把握しておく必要があります

3つの場面に共通するのは、利用者が増えたこと自体ではなく、同じ時間帯に同じ処理が集中することです。利用者数が変わらなくても、業務のタイミングが重なれば同じ問題が起こります。

Flaskで組んだ仕組みでこうした場面に遭遇した経験があるなら、どの場面で何が起きたかを具体的に振り返っておくと、転職の面接で聞かれたときにも説明しやすくなります。

場面ごとの詰まり方を分けて振り返っておくと、面接で「他にどんな問題がありましたか」と重ねて聞かれたときにも、話す内容に困りにくくなります。

6. 職務経歴書に書くときに整理しておくこと

この経験を職務経歴書や面接で伝えるときに整理しておきたい点をまとめます。

職務経歴書に整理して書く4つの項目

  • 作った仕組みの規模:最初に何人が使う前提で作ったかを書きます。
  • 増えたきっかけ:利用者が増えた時期や理由を具体的に書きます。
  • 起きた問題:保存や表示など、実際にどこで何が起きたかを書きます。
  • 手を入れた内容:処理の順番や保存先をどう変えたかを、結果とあわせて書きます。

4つの項目はどれも単独では伝わりにくく、規模・きっかけ・問題・対応の順に並べることで、増えた負荷にどう向き合ったかが伝わります。

Flaskという技術名だけを書くよりも、利用者が増えた場面で自分が何をしたかを具体的に書いたほうが、面接で深掘りされたときにも答えやすくなります。

職務経歴書には結果だけでなく、原因をどう切り分けたかという手順も一行加えておくと、面接で深掘りされたときに答えに詰まりにくくなります。

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7. よくある質問(Q&A)

Q1. Flaskで作った社内ツールの経験は実務経験として職務経歴書に書けるか

A. 書けます。業務で使われた仕組みであれば、個人の裁量で作ったものでも実務経験として扱えます。誰が何人で使っていたかを具体的に書くと伝わりやすくなります。

Q2. 利用者が増えたときの問題はどこまで詳しく書けばよいか

A. 何が起きたか、どこに手を入れたかが分かるところまで書きます。使った技術の名称だけでは、実際に何をしたかが伝わりません。

Q3. 社内向けの仕組みを作った実務経験は何年あれば求人に応募できるか

A. 目安は実務3年です。同時アクセスが増えた場面での対応など、具体的な経験があれば3年未満でも評価される場合があります。

Q4. データベースの規模が小さい仕組みでも転職の実績として扱えるか

A. 扱えます。規模の大小よりも、利用者が増えたときにどこで問題が起きて、どう対応したかという経緯が評価の対象になります。

Q5. 面接で技術的な詳細をどこまで説明すればよいか

A. 起きた問題と対応した内容を、専門用語に頼らず説明できるところまで準備しておくと、技術者ではない面接官にも伝わりやすくなります。

8. まとめ:小さな仕組みの経験は転職で語れます

この記事のまとめ

  • 一般労働者の賃金は全国計が月340.6千円、45〜49歳では377.9千円です。経験を重ねた年代ほど水準が上がる傾向があります*1。
  • DX推進の人材が不足していると回答した企業は85.5%に上ります。社内の仕組みに手を入れられる経験への必要度は高い状態です*2。
  • Flaskで作った仕組みは、利用者が増えて同時アクセスが集中したときに問題が表れやすくなります。
  • 職務経歴書には、規模・きっかけ・起きた問題・手を入れた内容の順に整理して書くと伝わりやすくなります。

Flaskで作った仕組みの経験は、技術名を並べるだけでは伝わりません。利用者が増えた場面で何が起きて、どう手を入れたかを言葉にすることが、転職での評価につながります。

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※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。

出典・参考情報

*1 厚生労働省「令和7(2025)年賃金構造基本統計調査の概況」(2026年3月公表)
*2 情報処理推進機構(IPA)「DX動向2026 広がるAI導入、DXは変われるか」(2026年7月公表)

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