役割が増えるとき|引き受ける前に確かめる

役割が増えるという打診は、面談や日々のやり取りのなかで、ふいに持ちかけられることがあります。引き受けるかどうかを決める前に確かめられるのは、目的や期間、今の役割から減る分があるかという点です。書き出しておくと、勤務先の上長への確認や、面接での質問にそのまま使えます。
役割が増える打診を受けたとき、引き受ける前に目的・期間・減る分を確かめると、後から聞き直す手間が減ります。書き出しておくと、上長への確認にそのまま使えます。
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この記事のポイント
- 打診を受けたら、引き受ける前に目的・期間・今の役割から減る分があるかを確かめます
- 確かめた内容は書き出しておくと、勤務先の上長への確認や面接での質問にそのまま使えます
- 一般労働者の賃金は55〜59歳の396.2千円がピークで、60〜64歳では329.3千円です*1。役割の話とは別の数字です
1. 役割が増える打診は、引き受ける前に確かめられます
役割が増える打診を受けたときに引き受ける前に確かめられるのは、目的と期間、今の役割から減る分があるかです。書き出しておくと、勤務先の上長への確認や面接での質問にそのまま使えます。確かめる項目は、この3つに絞れます。
役割が増える打診は、面談や日々のやり取りのなかで持ちかけられることがあります。打診を受けた時点で決まっているのは増える役割の内容だけで、期間や減る分は決まっていない場合があります。
この打診は、入社後の面談だけでなく、選考中の面接で示される場合もあります。どちらの場面でも、目的・期間・減る分という3つの確かめ方は変わりません。
打診の伝え方は、勤務先によって異なります。口頭で軽く触れられる場合もあれば、面談の議題として明確に示される場合もあります。どちらの伝え方であっても、確かめる3つの項目は変わりません。
引き受けるかどうかを決める前に確かめられるのは、目的、いつまでの話か、今の業務から減る分があるかという点です。この3つは、打診を受けたその場になくても、後から聞き直せます。
確かめた内容は、その場で覚えておくのではなく書き出しておくと、勤務先の上長に確認するときや、次の面接で進め方を聞くときにそのまま使えます。
この先では、確かめることを4つの観点で並べた表、聞く4つの手順、期間と減る分の組み合わせで見る整理、伝え方の3つの言葉、よくある質問という順に見ていきます。
2. 増える話の前に、減る分も合わせて聞きます
増える話が来たときに困りやすいのは、増える分の説明はあっても、減る分の説明が同時にないことです。目的や期間が伝えられていても、今の業務のうち何を減らすかには触れられないまま進む場合があります。
減る分が決まっていない状態で引き受けると、今の業務と増える分の両方をそのまま抱える形になりやすくなります。減る分があるかどうかは、打診を受けた時点で聞いておける項目です。
減る分がない場合もあります。その場合は、減らないことをそのまま確かめておくと、後から業務量について話す際の材料になります。増える分だけが積み重なっていないかを、後から振り返る材料にもなります。
減る分の内容は、勤務先によって異なります。これまで担当していた業務の一部を他の担当に移す場合もあれば、対応する範囲を狭める場合もあります。どちらであっても、増える分と合わせて聞いておくと、業務量の見通しが立てやすくなります。
目的・期間・減る分を聞くことは、打診を受け入れるかどうかの判断を急がせるものではありません。確かめた内容を基に、判断はそれぞれのタイミングで進められます。
目的・期間・減る分の3点は、それぞれ別の質問として聞くほうが、答えを聞き分けやすくなります。次の項目では、この3点を含めた4つの観点を表で並べます。
3. 確かめることを4つの観点で並べます
増える役割について確かめることを、4つの観点で並べます。
確かめること・誰に聞くか・聞き方の例
| 確かめること | 誰に聞くか | 聞き方の例 |
|---|---|---|
| 増える役割の目的 | 勤務先の上長 | 今回の目的を教えてください |
| いつまでの話か | 勤務先の上長 | いつまでの話か教えてください |
| 今の役割から減る分があるか | 勤務先の上長 | この機会に減らす業務はありますか |
| 確かめた内容の記録先 | 勤務先の上長または人事 | 記録に残しておけますか |
4つの観点は、目的、いつまでの話か、今の業務から減る分があるか、確かめた内容の記録先という順に並べています。
増える役割の目的は、打診を受けた時点ではまだ伝えられていない場合があります。勤務先の上長に、今回の目的を教えてくださいと聞く進め方があります。
いつまでの話かは、期間として聞く項目です。期間が決まっていない場合は、その旨を含めて聞くと、後から確かめ直す手間が減ります。
今の業務から減る分があるかは、増える分の話とは別に聞く項目です。この機会に減らす業務はありますかと聞くと、答えを聞き分けやすくなります。
確かめた内容の記録先は、勤務先の上長か人事です。記録に残せますかと聞いておくと、後から見返せます。
聞く相手が勤務先の上長ではなく、プロジェクトの責任者になる場合もあります。誰に聞けばよいか分からないときは、まず勤務先の上長に、確認先を尋ねる進め方があります。
上長自身がまだ詳細を把握していない場合もあります。その場合は、打診を持ちかけた本人や、さらに上の役職者に確認してもらう進め方があります。
確かめた日付を書き出しておくと、後から内容を振り返るときの手がかりになります。特に期間や記録先については、日付とあわせて残しておくと分かりやすくなります。同じ日に聞けなかった項目は、次に聞く日を決めておくと、確認が途中で止まりにくくなります。
4つを一度に確かめる必要はありません。打診を受けたその場で聞けなかった項目は、後から改めて聞く進め方があります。
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4. 引き受ける前に聞く4つの手順を示します
4つの手順は、目的を聞く、期間を聞く、減る分を聞く、記録に残すという順に並んでいます。打診を受けた場でこの順に聞けなくても、後から勤務先の上長に聞き直せます。
目的を聞く手順と期間を聞く手順は、それぞれ別の質問として聞くほうが、答えを聞き分けやすくなります。両方をひとつの質問にまとめると、答えが曖昧になりやすくなります。
聞いた答えは、その場でメモに残しておくと、後から思い出す手間が減ります。口頭で聞いた内容を、メールなどの文面で確認し直す進め方もあります。
減る分を聞く手順と記録に残す手順は、増える分の話が一度で終わらない場合に効きます。記録に残しておくと、後から見返して確かめられます。
4つの手順を一度で終える必要はありません。聞けなかった項目があれば、次の面談や面接で改めて聞く進め方があります。
5. 期間と減る分の組み合わせを2つの軸で整理します
ここで、期間と減る分の組み合わせを2つの軸で整理します。
2つの軸は、期間が決まっているかと、減る分が決まっているかです。組み合わせによって、増える役割について引き受け方を考えやすい状態かどうかが変わります。
期間も減る分も決まっている状態は、書き出しやすく、記録にも残しやすい状態です。
期間が未定でも減る分が決まっている状態では、いつまでの話かをあらためて聞く余地があります。減る分が先に分かっている分、期間だけを確かめれば整理が進みます。
期間が決まっていても減る分が決まっていない状態では、減る業務があるかどうかをあらためて聞く余地があります。期間が分かっている分、残るのは減る分の確認です。
期間も減る分も決まっていない状態では、両方をあらためて勤務先の上長に確かめる余地があります。
次の項目では、確かめるときの伝え方を3つ挙げます。
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6. 確かめるときの伝え方を3つ挙げます
打診を受けたときの、確かめるときの伝え方を3つ挙げます。
確かめるときの伝え方
- 目的から聞く:増える役割の目的をはじめに聞くと、話の範囲を絞りやすくなります
- 期間を添えて聞く:いつまでの話かを添えて聞くと、答えを具体的に得やすくなります
- 記録の場所を聞く:確かめた内容をどこに残せるか聞くと、後から見返しやすくなります
目的から聞く伝え方は、増える分の範囲を絞る効果があります。目的が分かれば、期間や減る分についても聞きやすくなります。
期間を添えて聞く伝え方は、答えを具体的に得やすくする効果があります。いつまでの話かが分かれば、記録に残す時期も決めやすくなります。
聞き方を工夫すると、相手も答えやすくなります。目的から聞き始めると、質問の意図が伝わりやすく、詰問のような印象を避けやすくなります。
記録の場所を聞く伝え方は、確かめた内容を後から見返せるようにする効果があります。
確かめた内容は、その後の状況で変わることもあります。変わった場合は、変わった時点であらためて同じ3つを聞き直す進め方があります。次の項目では、よくある質問を4つ挙げます。
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7. よくある質問|引き受ける前の確かめ方
Q1. 役割が増える打診を受けたら、まず何を確かめればよいですか。
A. 目的と期間、今の業務から減る分があるかを書き出しておくと、勤務先の上長に確認しやすくなります。目的が分かると、期間や減る分についても聞きやすくなります。
Q2. 期間が決まっていない場合はどう進めればよいですか。
A. 期間が決まっていない場合は、その点をそのまま勤務先の上長に確かめる進め方があります。書き出した内容を基に聞くと、要点を落としにくくなります。期間の目安が示されない場合でも、そのまま確かめる姿勢自体は不自然ではありません。
Q3. 面接の段階で、増える分について聞いてもよいですか。
A. 面接で進め方を聞くことは可能です。目的や期間、記録の残し方について、面接で聞く進め方があります。選考中に聞いた内容は、入社後に勤務先の上長へ改めて確認することもできます。
Q4. 確かめた内容は、どのように残しておけばよいですか。
A. 確かめた内容を書き出しておくと、勤務先の上長との確認や、次の面接で聞く際にそのまま使えます。日付を添えておくと、後から見返しやすくなります。
8. まとめ:確かめてから引き受けを判断できます
この記事の要点
- 打診を受けたら、引き受ける前に目的・期間・減る分があるかを確かめます
- 確かめた内容は書き出しておくと、勤務先の上長への確認や面接での質問にそのまま使えます
- 期間と減る分がどちらも決まっている状態は、書き出しやすく、記録にも残しやすい状態です
- 確かめる相手は、基本は勤務先の上長です。分からない場合は、確認先を尋ねる進め方があります
- 一般労働者の賃金は55〜59歳の396.2千円がピークで、60〜64歳では329.3千円です*1。役割の話とは別の数字です
打診を受けたときに確かめられるのは、目的、期間、今の業務から減る分があるかという点です。書き出しておくと、勤務先の上長に確認するときや、次の面接で進め方を聞くときにそのまま使えます。面接の場で聞く場合も、同じ3つの観点がそのまま使えます。分からない点が残るときは、勤務先の上長に相談するか、面接で聞き直す進め方があります。確かめる順番は前後してもよく、3つがそろえば十分です。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
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