座席が移るとき|そろえるものと届け先

社内でチームの編成替えやフロアの配置替えがあると、座席移動が起こることがあります。移った先の机は前の席とは別の場所にあるため、そのときに持って動くものと置いていくものの線引き、直す登録の在りか、鍵やロッカーの受け渡しに絞って見ていきます。貸与品を返す場面や住所変更の届け出、持ち込みの制限は、それぞれ別の記事で扱っています。
座席移動があったときに効くのは、荷物の運び方ではなく、持って動くものと、直す登録の在りかです。
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この記事のポイント
- 座席移動があったときにそろえるのは、持って動くものと、机に置いていくものの線引きです
- 移った先で使える設備が変わる場合は、座席表や内線番号など、直す登録もあわせて見ていきます
- 鍵やロッカーの受け渡しが必要な職場では、渡す先と時期があらかじめ決まっています
1. 座席移動でそろえるものを、先に見ていきます
座席移動があったときにまず見るのは、荷物をどう運ぶかではなく、持って動くものと机に置いていくものの線引きです。貸与されている端末や書面のように自分に紐づくものと、机や島に据え付けられているものとで、次の席への持ち方が分かれます。あわせて、社内の座席表や内線番号など、位置に紐づく登録を直す先も見ていきます。
エンジニアの職場でも、チームの編成替えやフロアの配置替えにあわせて、席を移ることがあります。引っ越しのような大掛かりな作業ではなくても、机の上にあるものをどう持って動くかは、そのつど考える場面になります。
まず分けておきたいのは、自分の判断で持って動かせるものと、その場に据え付けられていて置いていくものです。貸与されている端末は、次の席へ持って動かせるものの代表です。共有の周辺機器や大型の設備は、次の席にすでに備わっている場合があります。
持って動くものと置いていくものを分けたら、次に見るのは登録の在りかです。社内の座席表やチャットの居場所表示、内線番号など、位置に紐づく情報は、机を移しただけでは変わりません。どこかで登録を直す必要があります。
鍵やロッカーの受け渡しが必要な職場では、渡す先と時期があらかじめ決まっています。総務の窓口や、前任の席にいた人など、渡す相手も職場によって異なります。
座席移動は、フロア内での机の位置替えを指し、勤務先そのものが変わる人事異動とは別の場面です。ここで見ていくのは、机の上のものと社内の登録に絞った内容です。
ここから、持って動くものと置いていくものの線引き、そろえること4点の一覧、出社と在宅が混ざる背景、席の決まり方による違い、登録を直す先、よくある質問という順に見ていきます。
2. 持って動くものと、机に置いていくもの
最初に迷いやすいのは、机の上にあるものをすべて持って動くべきかどうかです。実際には、貸与されている端末や書面など自分に紐づくものと、机や島に据え付けられているものとで、持ち方が分かれます。
持って動くものの代表は、貸与されているノートPCやキーボード、マウスなど、個人に紐づいて使っている機器です。名札や入館証のように、常に身につけているものも同様に持って動きます。
置いていくものの代表は、机や島に据え付けられている大型モニターやモニタースタンド、共有の周辺機器です。新しい席に同種の設備がすでに備わっている場合は、持って動かさずにその場へ残す判断になります。
どちらに当たるか判断しづらいものについては、総務や情報システムの窓口に確認する先が用意されている職場もあります。書面や案内に一覧が示されていれば、それを見ればどちらに当たるかが分かります。
持って動くものの中には、社外に持ち出せない書類や記録媒体が含まれる場合もあります。持ち出しが禁止の作業については、別の記事で線引きを扱っています。
あわせて読みたい | 持ち出しが禁止の作業|線引きと代わりの手順
3. そろえること4点は、案内や台帳に書かれています
そろえることを、4点に分けて整理します。
どこで確かめられるかも、あわせて見ていきます。
【表1】そろえることと、どこで確かめられるか
| そろえること | どこで確かめられるか |
|---|---|
| 持って動くもの | 貸与品の一覧や、総務・情報システムからの案内 |
| 置いていくもの | 新しい席の設備一覧や、前任者への引き継ぎの案内 |
| 直す登録 | 社内の座席表やチャットの居場所表示、内線番号の登録画面 |
| 鍵やロッカーの受け渡し | 総務の窓口や、前任の席にいた人からの案内 |
表の4点は、座席移動があったときに上から順に確かめておきたい項目です。上の2点は机の上にあるものの持ち方に関わり、下の2点は登録と受け渡しに関わります。
持って動くものは、貸与品の一覧に記載があれば、それを見れば自分のものかどうかが分かります。一覧がない場合は、総務や情報システムの窓口に確認する先が用意されている職場もあります。
置いていくものは、新しい席にどんな設備が備わっているかによって変わります。すでに同種の設備がある場合は、机の上のものを持って動かさずに残す判断になります。
直す登録は、社内の座席表やチャットの居場所表示、内線番号など、位置に紐づく情報です。登録が直っていないと、来客の呼び出しや配送物の宛先が、前の席のままになることがあります。
鍵やロッカーの受け渡しは、総務の窓口を経由する職場と、前任の席にいた人から直接受け取る職場があります。渡す先と時期は、移動の案内にあわせて示されていることがあります。
受け取った鍵やロッカーの番号は、次にその席へ座る人にも引き継がれる情報です。前任者から受け取った番号をそのまま使う職場と、その都度新しい番号が発行される職場があり、どちらであるかは総務の窓口で分かります。
4点がすべて同じ案内にまとまっている職場もあれば、貸与品の一覧と登録の画面が別々に分かれている職場もあります。分かれている場合は、どこに何が書かれているかを先に把握しておくと、座席移動の当日に慌てずに済みます。
4. 出社と在宅が混ざる背景
国土交通省の調査では、雇用型就業者のテレワーク実施率は15.6%です(2024年時点)*1。この数字はテレワークの実施率であり、座席移動でそろえるものを決めるものではありません。
ただし、出社と在宅が混ざること自体は、押さえておきたい背景です。出社する日が多い人と、在宅で働く日が多い人が同じ職場に混在すると、席の持ち方も職場ごとに違ってきます。
席を固定して使う職場もあれば、日によって空いている席を使う職場もあります。次の項目では、この違いによって、そろえるものと直す登録がどう変わるかを見ていきます。
この調査は雇用型の就業者全体を対象にしたものです。自分の職場が実際にどちらの持ち方を選んでいるかは、この数字だけでは分かりません。
5. 席が決まっているかどうかで、そろえるものが変わります
座席移動といっても、もとの職場が席を固定して使っているか、日によって席を決めていないかで、そろえるものは変わります。席が決まっている職場では、次に座る固定席の設備を見比べて、持って動くものと置いていくものを決めます。直す登録は座席表の担当や総務にまとめて伝える形になり、確かめる先も座席表と貸与品の一覧に絞られます。
席を決めない職場では、その日ごとに座る場所が変わるため、持って動くものは自分の持ち物をひとまとまりで持ち運ぶ形になります。直す登録も、固定の座席表ではなく、当日の居場所を示す仕組みの中で直すことになり、確かめる先はその仕組みと総務の案内です。
どちらの形であっても、形そのものの良し悪しを比べるものではありません。そろえるものと直す登録の先が、職場の運用によって変わるという事実を押さえておくと、そのときの迷いが減ります。
新しい席のネットワーク環境によっては、本番環境への入り方が変わる場合があります。本番環境に触れる分担については、別の記事で扱っています。
あわせて読みたい | 本番に触れないとき|分担として読み直す
6. 登録を直す先は、社内システムに分かれます
座席移動で直す登録は、1つの窓口にまとまっているとは限りません。主な直す先を整理します。
登録を直す先
- 座席表:フロアの配置図や社内の座席検索システムに、新しい位置を登録します
- 内線番号や呼び出し先:来客対応や電話の取り次ぎで使う番号を、新しい席にあわせて直します
- チャットの居場所表示:出社の状況を示す仕組みがある場合は、居場所の表示も新しい席に合わせます
- 郵便物や配送物の宛先:社内便や外部からの配送物が届く宛先を、新しい席の表記に直します
登録を直す先は1つの窓口にまとまっている職場もあれば、複数のシステムに分かれている職場もあります。総務が座席表をまとめて管理していても、内線番号やチャットの居場所表示は、別の担当や別の画面で直す場合があります。
座席表の登録が直っていないと、来客の案内や避難時の点呼で、前の席にいるものとして扱われることがあります。移動した当日のうちに直しておくと、案内の行き違いを避けやすくなります。
内線番号や呼び出し先の登録が残っていると、電話の取り次ぎや来客対応が、前の席に向かってしまうことがあります。取り次ぐ側にも新しい番号が伝わっているかを、あわせて見ておく点になります。
郵便物や配送物の宛先も、座席移動にあわせて直しておきたい項目です。社内便の宛先が前の席のままだと、配送する側が探す手間が増えます。
新しい席に移ると、入退室の権限や社内システムの権限が変わる場合もあります。権限の範囲については、別の記事で扱っています。
あわせて読みたい | 権限の範囲を入社前に読む|承認の並び
7. よくある質問(Q&A)
Q1. 座席移動があったとき、真っ先に確認することは何ですか。
A. 持って動くものと置いていくものの線引きです。貸与品の一覧や新しい席の設備を見比べると、どちらに当たるかが分かります。一覧が見当たらないときは、総務や情報システムの窓口に確認する先が用意されている職場もあります。
Q2. 新しい席で使える設備が、前の席と違う場合はどうなりますか。
A. 置いていくものと持って動くものの判断が変わります。新しい席に同種の設備がすでに備わっていれば、机の上のものは持って動かさずに残す判断になります。備わっていない場合は、持って動くかどうかを窓口に相談する形になります。
Q3. 社内の登録は、誰が直しますか。
A. 座席表は総務や担当の窓口が直す職場もあれば、自分で座席検索システムに入力する職場もあります。内線番号やチャットの居場所表示は、別の担当や画面で直す場合があり、直す先が複数に分かれている職場もあります。
Q4. 鍵やロッカーの受け渡しは、いつ行いますか。
A. 職場の案内に沿って、座席移動の前後に行います。渡す先は総務の窓口や、前任の席にいた人など、職場によって異なり、受け取った番号を引き続き使うかどうかもあわせて案内されます。
8. まとめ:そろえるものと登録の在りかを押さえます
この記事の要点
- 座席移動でそろえるのは、持って動くものと置いていくものの線引きです
- 直す登録は、座席表・内線番号・チャットの居場所表示・郵便物の宛先など、複数のシステムに分かれることがあります
- 鍵やロッカーの受け渡しは、渡す先と時期が職場ごとに決まっています
- 席が決まっている職場と、決めない職場では、そろえるものと直す登録の先が変わります
座席移動があったときに効くのは、荷物の運び方ではなく、持って動くものと置いていくものの線引きと、直す登録の在りかです。座席表や内線番号、鍵やロッカーの受け渡しまで含めて見ておくと、移動の当日に慌てずに済みます。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
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