休日に通知を止めるとき|見る場所

休みの日に会社からの連絡が届いたとき、その通知を止めてよいかどうかを、その場の感覚で決める人がいます。実際には、止めていいという記載がどこにあるか、緊急の連絡だけを通す形が用意されているか、当番のときとそれ以外で扱いが変わるかは、職場ごとに置かれている場所が違います。ここで見ていくのは、その記載の在りかと、止めたことを誰に伝えるかという2点です。
休日の通知は、止めてよいかの記載と、止めたことを伝える先が分かれば、迷わず動けます。この2点に絞って見ていきます。
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この記事のポイント
- 休日に通知を止めてよいかどうかの記載は、就業規則やリモートワークに関する社内の案内に置かれています
- 緊急の連絡だけを通す形が用意されているかどうかも、記載を確認する対象です
- 止めたことを伝える相手と時期を決めておくと、あとから説明し直す手間が減ります
1. 休日に届く連絡は、通知を止めてよいかが決まりに書かれています
休日に会社から連絡が届いたとき、通知を止めてよいかどうかは、その場で判断することではなく、決まりに書かれている内容にもとづいて動くことです。止めていいという記載がどこにあるか、緊急の連絡だけを通す形が用意されているか、当番のときとそれ以外で扱いが変わるかは、職場ごとに置かれている場所が違います。分からないときは、思い込みで止めるのではなく、記載を探すところから始めます。
休みの日に会社支給の端末や社用のチャットにメッセージが届くと、その通知を見た瞬間に、返信すべきかどうかで迷う場面があります。休日であることは分かっていても、止めてよいのかどうかがはっきりしないまま、画面を確認してしまう人もいます。
止めてよいかどうかは、感覚で決めるものではなく、社内のどこかに記載がある場合があります。就業規則や、リモートワークに関する案内、チャットツールに残っている案内など、置かれている場所は職場によって異なります。まず探すのは、記載そのものです。
会社から支給された端末と、ふだん使っている私用の端末とで、止め方や扱いの記載が分かれている場合もあります。どちらの端末で受け取っているかによって、確認すべき記載の場所が変わることがあります。
記載を探すときに合わせて確かめておきたいのが、緊急の連絡だけを通す形が用意されているかどうかです。すべての連絡を止めてしまうと、本当に対応が必要な連絡まで届かなくなる場合があります。
当番の担当になっているときと、そうでないときとで、扱いが変わる職場もあります。どちらに当たるかによって、止めてよい範囲が変わることがあるため、記載を確かめる際はその点も含めて見ておきます。
止めたあと、そのことを誰かに伝える必要があるのかどうかも、記載の対象です。伝える先を決めておけば、休日の間に連絡がつながらない理由を、後から説明し直す手間が減ります。
ここから、記載の置かれている場所、確かめる4つの項目、年代による前提の違い、位置としての整理、伝える先という順に見ていきます。
2. 止めていいかどうかの記載は、社内の案内の中にあります
止めていいかどうかの記載は、就業規則やリモートワークに関する社内の規程に置かれ、入社時の資料や社内ポータルのFAQにまとめられている場合もあります。
資料を見ても見当たらないときは、自分の判断で止めるのではなく、上長や総務の窓口に確認します。記載が別の場所にあるのか、そもそも記載自体がないのかによって、その後の動き方が変わります。
オンボーディングのときに一度説明されただけで、その後は資料として残っていない職場もあります。説明を受けた記憶だけで判断せず、資料の形で残っているかどうかもあわせて確認します。
記載がないまま自己判断で通知をすべて止めてしまうと、対応が必要な連絡にも気づけなくなる場合があります。反対に、記載を確認せずに止めずにおくと、休日の間も気になって画面を見続けることになります。
記載は、制度が変わるたびに更新されているとは限りません。案内を見つけたときは、更新された日付もあわせて確認しておくと、古い記載のまま判断してしまうことを避けられます。
記載が見当たらず、止める基準もはっきりしないままだと、休日でも仕事のことが気になり続け、結果として仕事を持ち帰っているのと近い状態になることがあります。持ち帰りの仕事については、別の記事で扱っています。
あわせて読みたい | 持ち帰りの仕事が減らないとき|起きる場所を見る
3. 休日の連絡に関わる4つの項目を一覧にします
休日の連絡について、決まりで確かめる項目を一覧にします。
【表1】決まりで確かめることと、どこに書かれているか
| 決まりで確かめること | どこに書かれているか |
|---|---|
| 止めていいかどうかの記載 | 就業規則やリモートワークに関する社内の規程 |
| 緊急の連絡の扱い | 緊急連絡網の案内、または上長からの案内 |
| 当番のときの扱い | 当番表や当番の引き継ぎ資料に添えられた案内 |
| 止めることを伝える先 | チームの連絡先一覧、または上長 |
4つの項目はどれも、休日に連絡を受け取った本人だけの判断では決まりません。分からない項目があれば、その項目だけを確認します。
緊急の連絡に対応した時間をどう扱うかは、勤務時間の申請にもつながる話です。申請の運用については、別の記事にまとめています。
当番のときの扱いは、当番でないときの記載がそのまま当てはまらない場合があります。当番であるかどうかによって、止めてよい範囲や連絡の重さが変わることがあります。
止めることを伝える先は、チームの連絡先一覧に載っている場合と、上長に直接伝える場合があります。
4つの項目が載っている案内は、複数の文書に分かれている場合があります。どの文書に何が書かれているかを先に把握しておくと、休日になってから探し直す必要がありません。
あわせて読みたい | 残業の申請の運用|時間の使い方が見える
4. 職場には年代の幅があり、賃金の水準も年代によって変わります
休日の連絡の扱いを考えるうえで、背景となる年代の幅を賃金の面から見ておきます。
一般労働者の賃金は55〜59歳で396.2千円となり、全年齢の中でピークになります。60〜64歳では329.3千円まで下がります*1。
この数字は年齢階級別の賃金で、通知の扱いを決めるものではありません。ここで挙げているのは、職場には年代の幅があり、連絡の受け方の前提もそろっていないことがあるという背景です。
働き方の前提が年代によって異なっていても、止めてよいかどうかの記載そのものは、年代にかかわらず同じ扱いになります。記載を確認する際は、自分の年代を基準に考える必要はありません。
働く年代の幅は、休日の連絡を受け取る人の背景がそろっていないことを示す一例にすぎません。記載を確認するという行動自体は、年代や勤務年数に関係なく同じです。
5. 受けるか止めるかではなく、間の位置を考えます
休日の通知は、全部を受け止める形と、全部を止める形の、両端だけではありません。今の職場がどのあたりにあるかを、位置として示します。
位置が「すべて受ける」に近いままだと、休日の間も画面を確認し続ける状態になりやすくなります。反対に「すべて止める」に近づきすぎると、対応が必要な緊急の連絡にも気づけなくなります。
記載に緊急の連絡だけを通す形が用意されている場合、位置は両端よりも中央寄りになります。緊急の連絡網や、通す相手を限定した設定が案内されているかどうかで、位置は変わります。
会社支給の端末と私用の端末を両方使っている場合、端末ごとに位置が異なることもあります。位置は1つに固定されているとは限りません。
自分の職場がどのあたりに位置しているかは、感覚では決めきれません。表で挙げた4つの項目を確認すれば、今の位置がどのあたりかが分かります。
6. 止めたことを伝える先を3つに整理します
止めたことを伝える先として、押さえておきたい点を3つに整理します。
止めたことを伝えるときに残すこと
- 伝える相手:チームの連絡先一覧にある窓口か、上長のどちらかです
- 伝える時期:通知を止める前か、遅くとも当日中に伝えます
- 伝えた記録:チャットやメールでのやり取りが、そのまま記録になります
伝える相手は、チームの連絡先一覧に載っている窓口である場合と、上長に直接伝える場合があります。当番のときとそれ以外とで、伝える相手が変わる職場もあります。
伝える時期は、通知を止める前が基本です。前もって伝えておけば、止めている間に連絡が来ても、相手側も事情を分かった上で対応できます。
伝える相手が複数の候補に分かれるときは、いずれか1つに決めて伝えれば十分です。両方に伝えようとして重複する必要はありません。
伝えた記録は、特別な形式を用意する必要はありません。チャットやメールでやり取りした内容がそのまま記録になり、あとで聞かれたときにも答えられます。
伝える相手や時期が分からないときは、記載を探すよりも先に、窓口や上長に聞いてしまうほうが早く解決する場合があります。
伝えた記録を残しておく考え方は、他の場面でも同じです。打刻を忘れたときの直し方についても、記録の残し方を別の記事にまとめています。
あわせて読みたい | 打刻を忘れたときの直し方|出す先と締め
7. よくある質問(Q&A)
Q1. 通知を止めていいかどうかの記載が見当たらないときは、どうすればよいですか。
A. 就業規則やリモートワークに関する案内を確認しても見当たらない場合は、自分の判断で止めずに、上長や総務の窓口に確認します。記載が別の場所にあるのか、記載自体がないのかによって、その後の対応が変わります。案内が複数の文書に分かれている職場もあるため、1つを見て終わりにしないことも大切です。
Q2. 緊急の連絡だけを通す形が用意されているかは、どこで分かりますか。
A. 緊急連絡網の案内や、チャットツールの設定に関する社内の案内に記載されている場合があります。見当たらないときは、緊急時にどこへ連絡が入るのかを、上長やチームの窓口に確認します。会社支給の端末と私用の端末とで、案内が分かれている場合もあります。
Q3. 当番のときと、それ以外のときとで、扱いは必ず変わりますか。
A. 職場によります。当番表や引き継ぎ資料に扱いの違いが書かれている場合はそれに従い、記載が見当たらないときは、当番の窓口に確認します。当番かどうかで扱いが変わるのは、連絡の重さが変わるためです。
Q4. 通知を止めたことを、誰にも伝えなくてもよい場合はありますか。
A. 記載に伝える先の指定がない場合もありますが、その場合でも、上長かチームの窓口には一声伝えておくと、休日の間に連絡がつかない理由をあとで説明する手間が減ります。伝える先が複数考えられるときは、どちらか一方に伝えれば十分です。
8. まとめ:休日の通知は、記載の場所と伝える先が軸になります
この記事の要点
- 休日に通知を止めてよいかどうかの記載は、就業規則やリモートワークに関する社内の案内に置かれています
- 緊急の連絡だけを通す形が用意されているかどうかも、記載の対象です
- 当番のときとそれ以外とで、扱いが変わる職場があります
- 止めたことを伝える相手と時期は、チームの連絡先一覧や上長への確認で分かります
- 伝えた記録は、チャットやメールのやり取りがそのまま記録になります
記載を確認する作業は、休日が始まる前に済ませておけば、当日は迷わず動けます。会社支給の端末と私用の端末の両方を使っている場合は、どちらの記載を見ているかも合わせて確認します。
休日の連絡は、止めてよいかの記載を確認し、止めたことを伝える先を決めておくことで、あとから説明し直す手間を減らせます。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
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