健康診断書の提出|求められる場面と段取り

内定を受けたあと、勤務先から健康診断書の提出を求められる場面があります。求人票の段階では触れられていないことが多く、内定後の入社手続きが進むなかで、はじめて案内が来ることもあります。求められやすい場面と、受ける先を決めて提出するまでの段取りを、順番にたどっていきます。
健康診断書の提出を案内されたら、どこで受けて、どう渡すのかの段取りを確かめておくと、次に何をすべきかが具体的になり、勤務先への確認もしやすくなります。
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この記事のポイント
- 健康診断書の提出を求める場面は、内定後の入社手続きで生じることが多く、勤務先によって案内の時期や書式が異なります
- 提出までの段取りは、案内を受ける・書式を確認・先を決める・提出するの4段階でたどれます
- 雇用型就業者のテレワーク実施率は15.6%です*1。働き方の前提として示す数字で、健康診断書の提出とは別に確かめる事柄です
1. 健康診断書は、入社手続きの中で求められます
健康診断書の提出は、内定後の入社手続きの中で、勤務先から案内される書類のひとつです。求人票の段階では触れられないことが多いため、入社が近づいた時点で、いつまでに何を提出するのかを確かめておくと、手続きを滞りなく進められます。
内定の連絡を受けたあと、入社に向けた手続きが進むなかで、勤務先から診断書の提出を案内されることがあります。求人票を見ていた段階では、この案内に触れていない場合が多くあります。
診断書という言葉は知っていても、いつ求められるか、どこで受けるかは、勤務先ごとに案内の仕方が異なります。案内が来る時期も、内定の直後からしばらく経ってからまで、幅があります。
求められる場面がいつ来るかを事前に把握しておくと、受ける先を決めたり、予定を調整したりする時間を確保しやすくなります。案内を待つだけでなく、入社手続きの資料に目を通しておくことも役立ちます。
診断書を求められたときに、まず確かめておきたいのは、提出の期限と、指定の書式があるかどうかです。この2点を起点に、段取りを組み立てていきます。
勤務先によっては、入社時に求める診断書とは別に、入社したあとの定期健康診断を案内する場合があります。入社前に求められる健康診断書は、あくまで入社手続きの一部として位置づけられるものです。
2. 提出までの段取りは、4つの段階で進みます
4つの段階は、どれも独立した作業ではなく、前の段階で確かめた内容が次の段階につながります。案内を受けた時点で期限を確かめておくと、あとの段取りが立てやすくなります。
書式を確認する段階では、勤務先が指定する書式があるかどうかで、次にとる行動が変わります。指定がある場合とない場合の分かれ方については、後の項目で扱います。
先を決める段階まで進んだら、診断書を発行してもらう手続きに移ります。提出する段階では、勤務先が案内する方法(郵送・データなど)に沿って渡します。
案内は、メールや入社手続きの資料を通じて届く場合があります。届き方が分からないときは、内定を伝えられた窓口に確かめると分かります。
3. 求められる場面は、確かめたい内容によって分かれます
健康診断書の提出を求める場面が、勤務先によって分かれる理由は、会社が確かめたい内容が一律ではないことにあります。入社の時期や雇用形態、配属先の状況によって、案内のタイミングや書式が変わります。
内定後すぐに案内される場合もあれば、入社手続きが進んだ段階で案内される場合もあります。どちらの場合も、診断書という書類そのものの位置づけは変わりません。
求められる場面が分かれても、確かめておく点は共通しています。いつまでに提出するのか、指定の書式があるのかという2点は、場面が変わっても変わらず確認したい事柄です。
入社の日を決める段階でも、手続き全体の流れを把握しておくと調整しやすくなります。入社日を決めるときの考え方は、別の記事で扱っています。
リモートワーク中心の勤務であっても、診断書の提出先を勤務先が案内する点は変わりません。配属先が離れていても、確かめる窓口は人事・採用担当です。
エンジニアの職種であっても、それ以外の職種であっても、入社手続きで求められる書類の扱いは変わりません。診断書の提出も、職種によって異なる手続きではありません。
あわせて読みたい | 入社日の決め方|引き継ぎと選考のあいだ
4. 確かめることを、見る場所ごとに並べます
健康診断書の提出にあたって確かめておきたい点を、見る場所ごとに並べます。分からない場合に確かめる相手も、あわせて示します。
確かめること・どこで分かるか・分からないときの相手
| 確かめること | どこで分かるか | 分からないときの相手 |
|---|---|---|
| 提出の期限 | 内定通知や入社手続きの案内資料 | 勤務先の人事・採用担当 |
| 指定の書式があるか | 入社手続きの案内資料や書式一式 | 勤務先の人事・採用担当 |
| 記載してもらう項目の範囲 | 案内された書式の記載欄 | 受診先の医療機関 |
| 提出の方法(郵送・データなど) | 入社手続きの案内資料 | 勤務先の人事・採用担当 |
表の4項目は、診断書の提出にあたって確かめておきたい点です。左の列がその内容、中央の列がどこで分かるか、右の列が分からないときに確かめる相手です。
「提出の期限」と「指定の書式があるか」は、勤務先が案内する資料に書かれています。読んでも分からない場合は、勤務先の人事・採用担当に確かめます。
「記載してもらう項目の範囲」は、書式が示されていれば記載欄を見れば分かります。書式そのものが手元にない場合は、受診先の医療機関に、診断書の発行に対応しているかを確かめます。
「提出の方法」も、郵送かデータでの提出かで、勤務先によって案内が異なります。案内資料に記載がない場合は、人事・採用担当に確かめます。
書式が示されないまま入社の日が近づいた場合は、早めに確かめておくと、受診の予約が取りやすくなります。予約の状況は医療機関によって異なります。
確かめた内容は、メモに残しておくと、あとで人事・採用担当と話すときにそのまま使えます。日付や担当者の名前も一緒に書いておくと、あとから見返しやすくなります。
健康保険の手続きも、入社にあわせて確かめておきたい書類のひとつです。資格喪失証明書について詳しく知りたい場合は、別の記事で扱っています。
あわせて読みたい | 健康保険の資格喪失証明書|頼む先を確かめる
5. 書式の有無で、受ける先の決め方が変わります
受ける先を決める分かれ目は、勤務先が指定する書式があるかどうかです。書式がある場合とない場合で、次にとる行動が変わります。
指定の書式がある場合は、その書式に記載された医療機関や項目に沿って受診します。書式そのものが、受ける先を決める手がかりになります。
指定の書式がない場合は、健康診断書の発行に対応している医療機関であれば、受ける先を自分で選べます。対応しているかどうかは、受診前に医療機関へ確かめておくと安心です。
どちらに当たるか分からない場合は、まず勤務先の人事・採用担当に、書式の有無を確かめることから始めます。
指定の書式がある場合は、書式に医療機関名や記載してほしい項目が示されていることもあります。示されていない場合は、受診前に医療機関へ確かめます。
分かれ目が分かった時点で、その場で決める必要はありません。落ち着いて確かめてから、受ける先を決めれば十分です。
6. 依頼のときに伝える3つの項目を挙げます
健康診断書を受診先に依頼するときは、次の3つを伝えておくと、話がスムーズに進みます。
依頼のときに伝える3つの項目
- 提出の期限:診断書をいつまでに提出するかを伝えます
- 書式の有無:勤務先が指定する書式があるかを伝えます
- 希望する日時:受診したい日時の候補を伝えます
3つの項目を先に伝えておくと、受診先とのやり取りが一度で済みやすくなります。伝える順番は決まっていないため、分かっている項目から伝えて構いません。
書式の有無が分からない場合は、勤務先の人事・採用担当に確かめてから、受診先に伝える方法もあります。順番を入れ替えても、伝える項目自体は変わりません。
依頼する時期が遅くなるほど、希望する日時での受診が難しくなる場合があります。案内を受けた時点で早めに依頼すると、日時の調整がしやすくなります。
3つの項目は、一度にすべて揃っていなくても伝えられます。分かった時点から順に伝えていく方法でも進められます。
入社してからも、勤務先に確かめておきたい事柄は残ります。入社後の確認事項について詳しく知りたい場合は、別の記事で扱っています。
あわせて読みたい | 入社してからの30日|聞ける時期に聞くこと
7. よくある質問(Q&A)
Q1. 健康診断書は、内定前でも提出を求められますか。
A. 求める時期は勤務先によって異なり、内定前に案内される場合と、内定後の入社手続きで案内される場合があります。いつ提出するのかは、勤務先の人事・採用担当に確かめると分かります。配属先が決まる前に案内が来ることもあれば、配属後に案内が来ることもあります。
Q2. 健康診断書は、どこで受ければよいですか。
A. 決まった受診先はなく、勤務先が指定する書式があるかどうかで選び方が変わります。指定がある場合はその書式に沿った医療機関を、ない場合は診断書の発行に対応する医療機関を、受診先に確かめるとよいでしょう。受診する場所に迷う場合も、勤務先の人事・採用担当に相談すると案内を得られることがあります。
Q3. 診断書に記載してもらう項目は、自分で決められますか。
A. 記載する項目は、勤務先が用意する書式によって決まります。書式が示されていない場合は、どの項目が必要かを勤務先の人事・採用担当に確かめ、記載できる範囲を医療機関に確かめるという順番になります。書式の記載欄に沿って進めれば、確かめる範囲もそのつど分かります。
Q4. 提出の期限に間に合わない場合はどうすればよいですか。
A. 受診の予約状況によって、期限に間に合わないこともあります。早い段階で勤務先の人事・採用担当に事情を伝え、提出方法や期限について相談できるかを確かめておくと進めやすくなります。相談するタイミングが早いほど、調整できる余地も大きくなります。
8. まとめ:健康診断書は、勤務先と医療機関の両方に確かめます
この記事の要点
- 健康診断書の提出を求める場面は、内定後の入社手続きで生じることが多く、勤務先によって案内の時期や書式が異なります
- 提出までの段取りは、案内を受ける・書式を確認・先を決める・提出するの4段階でたどれます
- 受ける先を決める分かれ目は、指定の書式があるかどうかです。書式の有無によって、選び方の起点が変わります
- 依頼のときは、提出の期限・書式の有無・希望する日時の3つを受診先に伝えておくと、やり取りが進めやすくなります
- 雇用型就業者のテレワーク実施率は15.6%です*1。働き方の前提として示す数字で、健康診断書の提出とは別に確かめる事柄です
健康診断書の提出は、案内を受けてから書式を確かめ、受ける先を決めて提出するという段取りでたどれます。分からない点が残ったときは、勤務先の人事・採用担当と、受診先の医療機関のそれぞれに確かめる形で進められます。配属先や職種が変わっても、確かめる手順そのものは同じです。段取りを先に把握しておけば、案内が来たその日から動き出せます。提出にまつわる不明点は、専任エージェントに相談しながら進めることもできます。
※公開中の求人数は時期によって変わります。記事中の求人の傾向は執筆時点のものです。
出典・参考情報
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